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買ってよかったもの
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はじめに 日本に生息するイシガイ類は,17種ほどに過ぎないが,形がよく似ており,慣れないと区別が困難なグループである。また,色彩も地味で,カラスのように黒い貝という意味で「カラスガイ」と総称されることが多い。淡水真珠の養殖母貝以外に水産業的には大きな価値もなく,研究対象として注目されることもほとんどなく,分類学的にもあまり調べられていなかった。 イシガイ類は,溜池や用水路など身近な場所で普通に見られたグループであるが,近年の圃場整備等で生息環境が失われ,分布域が縮小し,また個体数も減少している。2007年に公表された環境省の新しいレッドリストでは,絶滅危惧I類に3種,絶滅危惧 II 類に5種,準絶滅危惧に5種,計13種ものイシガイ類が掲載されている。このように,絶滅が危惧されるようになってきたこと,また同じく絶滅が危惧されるコイ科魚類のタナゴ類の産卵母貝であることなどから,興味を持つ人が増
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