7月15日、創立78周年記念婦人大会が開催され、約1,200名の婦人会員が全国から参加した。大会では、NHKアナウンサーひと筋、報道のキーパーソンとして活躍中の宮田修氏を講師に迎え、『アナウンサー歴36年をふりかえって』と題する記念講演を拝聴した。平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災の時には、発生直後から冷静かつ的確な報道にあたり、視聴者に感動と安心を与えた。一方で、宮田氏は平成15年6月から千葉県の熊野神社の宮司として神勤奉仕されるなど、ユニークな経験をお持ちである。本紙では、数回に分けて、宮田修氏の記念講演を紹介する。 ▼ひょんなご縁で神職に 皆様、本日はお招きいただきまして有難うございます。NHKアナウンサーの宮田修でございます。どうぞよろしくお願いいたします。私は履歴書の職業欄に、当然「NHKアナウンサー」と書いておりますが、実はその後ろに「・」(中点)を付けて、「神職」