ステロイド外用剤(塗り薬)なんでも相談ステロイドを正しく使おう 身体の各部位のステロイドの吸収の違いは? 最終更新:2021年2月 同じ薬を使っても、身体の塗る部位によって皮膚からの吸収のしやすさには差があるため、部位ごとの吸収率に合った強さの薬を選択する必要があります。 下図は身体の各部位における「薬の吸収のしやすさ」を表したものです。腕の内側の「吸収のしやすさ」を1.0としたときに、ほかの部位の「吸収のしやすさ」は何倍になるかを棒グラフで示しています。棒グラフが長いほど「薬を吸収しやすい部位」となり、棒グラフが短いほど「薬を吸収しにくい部位」となります。 例えば、頬や陰嚢の「薬の吸収のしやすさ」はそれぞれ、腕の内側の13倍、42倍となり、薬を吸収しやすい部位だということがわかります。一方、足底や手のひらの「薬の吸収のしやすさ」はそれぞれ、腕の内側の0.14倍、0.83倍となり、薬を吸収