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"decision making" の訳として「意思決定」を使うのが一般化しているが,ま れに「意志決定」をみることがある.どちらが正しいという性質のものではない ものの,「意思決定」と書いた原稿を人に渡すといつのまにか「意志決定」に直 されたり,ほうっておくと両者を一つの文章に混在させる学生がいたりするので, まずどちらの記法が多いのか調べてみた.雑誌論文はみていないが,主な決定理 論関連書籍での用法は付表のとおり「意思決定」が圧倒的に多い.想像するに, "decision theory" が輸入されたとき「決定理論」では「決定論 (determinism)」 とまぎらわしいので「人間がこころに決める」ことを強調するために「おもい」 を表す比較的ニュートラル(ファジィ?)な「意思」を頭につけたのではないだ ろうか. [注 1] ところが,よくみてみると古い文献には「意志決定」が多いし,そ
Author: Y. Kobashi(小橋康章), All Rights Reserved. Date : 2012年12月07日(更新); 2009年12月21日(更新); 2009年10月20日(更新); 2009年02月13日(更新); 2009年01月16日(更新); 2008年11月18日(更新); 2008年2月14日(更新); 2007年11月1日(更新); 2007年10月22日(更新); 2007年9月19日(このサイトに移動); 2007年8月2日(更新); 2007年7月27日(更新); 2007年3月12日(更新); 2006年12月7日(更新); 2006年11月2日(更新); 2006年5月6日(更新);2005年11月22日(更新);2004年5月9日(更新);2004年3月16日(nifty.comサイトに移転);1997年12月18日(ニフティのサイトに移
市川伸一編,「認知心理学4:思考」,東京大学出版会, 1996. pp.181-203 (第8章)の一部を抜粋修正し,またこれに加筆したものです. はじめに:創造的な仕事の多様性 創造的思考とは思考の特別な種類をいうわけではない.それは創造的な仕事に従事している際の思考のありかたや効果の特徴をいう. 思考のありかたは人間のこころ,あるいは脳における情報処理によっても特徴づけられるだろうし,同時にこころがからだを通して働きかけている相手である環境の性質によっても特徴づけられる. ひとくちに創造的な仕事といっても,さまざまな規模と種類のものがある.さらに創造性の評価の視点も複数存在する. 作曲 絵画 産業における技術開発 科学における仮説生成 有限個の幾何図形を組み合わせて意味のある形を創り出す作業 夕飯の献立の準備 これらはすべて創造的思考の結果であるけれども,あるものは数分で完成し,あるも
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