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始祖鳥の発見で名高いドイツ南部のゾルンホーフェンは、今からおよそ１億５０００年前ジュラ紀後期の化石の大産地でもあります。薄くはがれやすい性質を持つ石灰岩の地層は当時、ゆたかな生態系を持つ巨大なラグーンで、保存状態のよい多様な化石を今に残しています。このゾルンホーフェンの魅力あふれる化石の数々を、今回のミネラルフェアで大公開。始祖鳥・アルカエオプテリクスの復元モデルレプリカ標本もお目見えします。 空には翼竜が舞い、地上では大小の恐竜やトカゲ、昆虫、小型の哺乳類が活動し、海中では魚類、首長竜が魚類や頭足類を追っていたジュラ紀後期。ドイツのバイエルン地方にあるゾルンホーフェン一帯は巨大なラグーンで、多種多様な生き物が生息していました。 このラグーンに、川から大量の泥土が運び込まれ、５０万年にわたって堆積したのがゾルンホーフェンの石灰岩層です。この岩は薄くはがれる性質を持ち、１８世紀には石版印刷