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パリ五輪
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(前回の続き) 前回と同じサイトのトップページで紹介されているのが、去年2010年11月にAES(オーディオ・エンジニア・ソサエティ)の大会で発表された、Earl Vickersさんによる研究論文です。 http://turnmeup.org/ ページを下にスクロールすると、青い背景に大きく白字で「The Loudness War:なんとかなんとか」って書いてあるビデオがありますが、それが彼のプレゼンスライドです。 Earlさんは淡々とした話し方をする男性ですね。本業は、DSPによるアルゴリズムの研究者のようです。マルチバンドコンプレッションについての論文なんかもある人ですが、彼がLoudness Warについてひとこと言いたくなったのがこのプレゼンテーションです。 つまり、リアルな音楽業界の実務をやっている人ではないので、まあそういうちゃんとした場で、なんというか大きな空気に疑問符をつけ
デジタルの背後に見える人生の縮図について。(いや、まじめかつテクニカルな記事です)テクニカルな話なので、外為とサンプリングレート変換に興味のない人は無視してください(某ブロガーをまねてみた) Infinite WaveというカナダのマスタリングスタジオのDave Horrocksさんという方が実施したテストで、モスクワ大学情報数学・人工知能学の研究者さんたちやIZOTOPE社のAlexey Lukinさんやマスタリングフォーラムのメンバーなどの協力を得たそうです。 テストの内容は、簡単にいうと96kHzの6種類のテストオーディオを、44.1kHzに変換して、性能を計測するというものです。 96を44.1にするのは、割り算の話として端数=ノイズがでやすいわけで、まあそこを突いて見てやろうという企画ですね。 枕はそれくらいにして、非常に面白いので見てみてください。 これ→ http://sr
海外の話です。 少なくともこの10年、マスタリングエンジニアの皆さんは、「音のでかいCDをつくってくれ」というレコード会社の要望にうんざりしていました。 ◆レーベル側の言い分: ラジオでプレイされるときに、大きな音のほうが「かっこいい」となる。つまり、売れる。売れる音楽を作るのが仕事だ。仕事しろ。 ◆マスタリングエンジニアの言い分: 波形を見るとほとんど矩形波。歪みでリスナーの耳が悪くなってしまう。 音楽はミュージシャンがコントロールするダイナミクスの芸術だっつーのに、台無しじゃないか。売るためだけに、芸術をダメにしていいのか。 まあ、言葉の選び方はともかく、簡単にいうとこういう構図の意見対立が続いています。 もちろん、マスタリングエンジニアは自分の顧客であるレーベルの言うことを聞くことになります。スポンサーの言うことは聞かねばなあ。 だから、ずっと状況が変わってこなかったんですが、
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