サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
www.yushoukai.org
結論から言えば「必要性の高い人には迅速に実施できる体制が必要」だが、「一般市民に対するスクリーニングや漠然とした不安に応えるための検査は増やすべきでない」。 メディアの報道は、前者のニーズと後者のデマンドを混同しており、それに影響された多くの方々から、私の発信に対してもいろいろとご意見を頂戴しています。 個別にご返答申し上げるのが難しいので、ここで整理をしたいと思います。 私は感染症や公衆衛生の専門医ではありませんが、地域医療に関わる一人の医師として、このようなスタンスでPCR検査を理解し、必要に応じて患者さんを検査にご紹介しています。専門家の方々から見て、間違いがあればご指摘いただけましたら幸いです。
最近100歳になったばかりのSさん。 老人ホームで暮らしている。 そんな彼女は診察のたびに口癖のようにこう言う。 一昨年、そんな彼女が本当に死にそうになった。 肺炎から心不全が悪化。かなり厳しい状況となった。 積極的治療は望まないと事前指示書に書かれている。家族も、もう充分頑張りましたから、あとはできるだけ苦しまないようにお願いします、と看取りの方針に同意。居室の荷物の片づけを始めた。 しかし、彼女は僕に「先生、死にたくない・・」と消え入るような声で訴えた。 ケアをしていたホームの看護師たちも、彼女の生きたいという意欲を見逃さなかった。 抗菌薬の投与を開始すると、肺炎は徐々に改善。心機能も少しずつ回復し、現在は、在宅酸素療法も卒業している。食堂への移動は車いすだが、食事は全量食べている。 そして、彼女は少し顔をしかめながら今日もこういうのだ。
古市氏は財務省の友人と細かく検討したことがあると発言しているが、高齢者の終末期の医療費が財政負担の主因でないことは、国内外の複数の研究によりすでに明らかになっている。 もちろん高齢者の絶対数の増加と医療費の伸びには関係がある。しかし、その多くは新しい薬剤や治療技術が高額であることから来ている。これらの恩恵を受けているのは、主に終末期ではない比較的元気な患者たちだ。 終末期医療は(特におそらく二人の発言が想定しているであろう老衰の進んだ高齢者の場合)実はさほどお金はかからない。これはレセプトデータを分析すればわかるはずだ。 死期の近いと予想される高齢者の多くは、全身状態が衰弱している。一般的には侵襲の大きい積極的治療(手術・透析・人工呼吸管理など)の対象外だ。多くの場合、姑息的治療または症状緩和が中心となる。かつて救急搬送された死期直前の高齢者に対する救命措置が問題になっていたが、このような
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『www.yushoukai.org』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く