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ノーベル賞
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子供の頃、私の家のダイニングキッチンには壁にこげ茶の掛け時計がありました。 振り子の“カチカチ”が心に残っています。 ちょうどの時間には、時間の数だけ”ボーン、ボーン”と聞こえてきました。 1人で留守番の時などは、”カチカチ”と”ボーンボーン”が、寂しさを一層強めていました。 早く母や兄が帰ってこないかなーと、じっと見つめていましたし、長針が少し動くと心もちょっとだけ暖かくなってきたのを思い出します。 長針が6の所まで来るとお兄ちゃんが帰ってくる。 12の所まで来るとお母さんが帰ってくると、子供ながらに待ち遠しかったですね。 また、夏休みのラジオ体操の時も、掛け時計の音が一つ鳴ったら集合場所に駆け出していきました。 朝ご飯も、お昼ご飯も、夕飯も、すべてこの柱時計が我が家の指揮者です。 おやつは、きっちり3時です。 私が母に早くおやつが欲しいというと、必ず母は、鐘が3つ鳴ったらねと、言ってい
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