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パリ五輪
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詩人。明治40年山口県生まれ。昭和12年、結核のため30歳で死去。生前充分な評価を得ることのないまま、志半ばにして亡くなった。しかし、その作品は年とともに評価を高め、今や近代文学を代表する叙情詩人として揺るぎない地位を占めている。 「にほんごであそぼ」では冒頭部分のみの紹介でしたので、全文を紹介します。この詩は詩集「山羊の歌」に収録されています。 汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまつた悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる 汚れつちまつた悲しみは たとへば狐の皮裘(かはごろも) 汚れつちまつた悲しみは 小雪のかかつてちぢこまる 汚れつちまつた悲しみは なにのぞむなくねがふなく 汚れつちまつた悲しみは 倦怠のうちに死を夢む 汚れつちまつた悲しみに いたいたしくも怖気づき 汚れつちまつた悲しみに なすところなく日は暮れる・・・・・ 自分が「汚れている」ということまではわかりま
「寿限無」が言えるようになったと喜んだのも束の間 お次は「平家物語」です。 子供たちは、さっそくクリアしたようですよ。 ぎおんしょうじゃのかねのこえ しょぎょうむじょうのひびきあり しゃらそうじゅのはなのいろ じょうしゃひっすいのことわりをあらわす おごれるひともひさしからず ただはるのよのゆめのごとし たけきものもついにはほろびぬ ひとえにかぜのまえのちりにおなじ 『平家物語』冒頭部分です 祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらは(わ)す。 おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。 口語訳 祇園精舎の鐘の音には、 諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。 沙羅双樹の花の色は、 どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。
「寿限無」「平家物語」につづき、次は論語です。 ひとくちに「論語」と申しましても、この文章がイコール論語ではありません。 膨大な孔子の言葉の、ひとつです。
けふのうちに とほくへ いってしまふ わたくしの いもうとよ みぞれがふって おもては へんに あかるいのだ (あめゆじゅ とてちて けんじゃ) うすあかく いっさう 陰惨(いんざん)な 雲から みぞれは びちょびちょ ふってくる (あめゆじゅ とてちて けんじゃ) 青い蓴菜(じゅんさい)の もやうのついた これら ふたつの かけた 陶椀に おまへが たべる あめゆきを とらうとして わたくしは まがった てっぽうだまのやうに この くらい みぞれのなかに 飛びだした (あめゆじゅ とてちて けんじゃ) 蒼鉛(そうえん)いろの 暗い雲から みぞれは びちょびちょ 沈んでくる ああ とし子 死ぬといふ いまごろになって わたくしを いっしゃう あかるく するために こんな さっぱりした 雪のひとわんを おまへは わたくしに たのんだのだ ありがたう わたくしの けなげな いもうとよ わたくし
いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせすん 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 平安時代末期に流行。 『涅槃経(ねはんきょう)』の 「諸行無常 是正滅法 生滅滅己 寂滅為楽」を表すと言われる。 色は匂へど 散りぬるを 香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。 諸行無常(しょぎょうむじょう) 我が世誰そ 常ならむ この世に生きる私たちとて、いつまでも生き続けられるものではない。 是生滅法(ぜしょうめっぽう) 有為の奥山 今日越えて この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて 生滅滅己(しょうめつめつい) 浅き夢見じ 酔ひもせず 悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。 寂滅為楽(
うちの子、国語ができないのだけれど 何をどうしていいかわからない。 作文や読書感想文ではもうお手上げ、 書き始めることもできない。 そんなお母さん、力になりますよ! 内容についてはこちらをご覧下さい。 どんなに社会が進化しても 思いを伝える手段として絶対になくならない文章 そして、社会に出てからこそ その重要性に気づいていることと思います。 言葉を鍛えること それは同時に思考手順を鍛えることでもあるのです。 大人向けオンライン文章指導講座 いよいよ 2016年4月スタートです。 来年度の新年長コース、新1年生につき、予約を開始しました。 10名になった時点でいったん締め切ります。 他の学年については、四月を待たず、随時受け付けています。 定員に達した学年もありますが、状況によっては受講できますので、 まずはお問い合わせ下さい。 お問い合わせはこちら
あはれ 秋風よ 情〔こころ〕あらば伝へてよ ――男ありて 今日の夕餉〔ゆふげ〕に ひとり さんまを食〔くら〕ひて 思ひにふける と。 さんま、さんま そが上に青き蜜柑の酸〔す〕をしたたらせて さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。 そのならひをあやしみてなつかしみて女は いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。 あはれ、人に捨てられんとする人妻と 妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、 愛うすき父を持ちし女の児〔こ〕は 小さき箸〔はし〕をあやつりなやみつつ 父ならぬ男にさんまの腸〔はら〕をくれむと言ふにあらずや。 あはれ 秋風よ 汝〔なれ〕こそは見つらめ 世のつねならぬかの団欒〔まどゐ〕を。 いかに 秋風よ いとせめて 証〔あかし〕せよ かの一ときの団欒ゆめに非〔あら〕ずと。 あはれ 秋風よ 情あらば伝へてよ、 夫を失はざりし妻と 父を失はざりし幼児〔おさなご〕とに伝へてよ ――男あ
毎日毎日 「にほんごであそぼ」の放送を見ていたら 二歳の子どもでも(つまり仮名が読めなくても) 丸暗記。 さらに ジジババの前で唱えだし おどろきもものきさんしょのき! 話題騒然のこのことば 大人は意味が付いてないと覚えられないとか…… じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところに すむところ やぶらこうじの ぶらこうじ パイポパイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの ちょうきゅうめいのちょうすけ もともとは、落語の前座咄(ばなし)の代表作。 生まれた男の子に、ぜひともめでたい名前を付けて欲しいと、男(ちなみに名字は杉太とのこと)がお寺の坊さんに頼んだ。めでたいことがらをめいいっぱい重ねられたこの名前、便利なこと、不便なこと多々あった。最後に井戸(関東
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