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体力トレーニング
yanderealice.hatenablog.com
"Blouse" Blouse 病みあがりの皮フに重ねられた熱き手が、憂うつの小箱のような、わたしの身体へとのばされた頃、夢のなかでモザイクが闇と親和して、どこまでも、わたしを追いかけてくるかのような錯覚に襲われてしまう。しらないひとの肌にふれる、たとえば、レジスター越しに、あるいは、人混みでの人とのすれ違いで。わたしはそのたびに、禊ぎのように、なんども自らの身体へと自分の手をのばす、撫でる、撫でて、あいしてしまう。異様な執着心で、自己をみつめつづけているのは、どなたもおなじさ。けれども、わたしの場合は、どうやら、自分が性的関心の対象の中心であるようだった。 この文章は、単なるナルシシズムについて、記すために書こうとしたのではない。ただ、すこしの好奇心と、赤裸々に性・生体験を綴りつづけることへの決意表明として、はてなブログの一ページをお借りして、はじめようと考えた次第です。こんご、わたしの
"Bloodsports" Suede やまないのは雨なんかぢゃないよ、病みあがりの身体の隅から隅まで溢れだす命が、ひとのこころに喰い破られた瞬間、血の雨が降るんだ。果てしなき赤さの深みに堕ちたものは、おちつきをとりもどし、自らの手首にあてたナイフで、ガラスに映る自分の目蓋をキル。殺戮の朝に喉ボトケの太陽が昇っている。あり得ない角度で切り取られた昨日の断片は、わたしの胸の奥のオアシスにまで、血の雨を降らせてくる。砂漠にみちみちた体液に身を投げいれる想いで、あの頃のわたしは、どこまでも自分のなかの孤独に閉じこもろうとしていた。 昨年の夏、はじめて友人ができた。また、いずれ書くこともあるだろうが、わたしは高校を中退してからの十年間、実家にて監禁にちかい状態で、そとの空気をろくに吸うことさえ、できなかったのだ。くるしみに手を伸ばしながら、現代詩手帖へ投稿するための詩を書き、書き、まいにち書くこと
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