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アメリカ大統領選
yutakanakandonostage.hatenablog.com
大晦日の今日は、朝から曇り空で肌寒い。 でもここ数日吹いていた台風のような風は落ち着いたので、母と乗り納めしようということになった。 友達が来たときなどは、楽と詩に乗って外へ散歩に出かけることがある。 最初の頃は、特に気が小さい楽は、何を見ても怖がって、家の周りを1周するのも一苦労だった。 だんだん慣れてくると、3キロくらいのコースをまわるようになり、今は5~7キロくらいのコースを散歩するようになった。 ところで、このコースというのがけっこう難しい。 馬は軽車両扱いだから、基本的には道路はどこでも通れるけど、実際はかなり気を使う。 馬を見たら、中には怖がる人もいるだろうし、途中でボロ(糞)をすれば拾って帰るけど、汚いと思う人もいるだろう。 できれば人通り、車通りが少なく、舗装されていない道がいい。 だけど残念ながら、そんな道は今どき少ない。 どうしても普通の道路を通らなきゃいけないので、ど
8月に転職した。 前職は7月いっぱいだったけど、6月末から有給消化という名の楽しい夏休みが始まった。 陽は、7月で生後10カ月になり、楽の同じ頃に比べると少し小さめかなと思うけど、だいぶ大きくなった。 そろそろ鞍付けとか、リードで引いて歩く練習をしたいと思っていた。 渋川の柴崎さんが遊びに来てくれた日、助けてもらって挑戦してみた。 楽と詩に鞍を付けるまでは、けっこう時間がかかった。 楽は、まず体に触れなかったから、毎日会社に行く前や帰ってきてから、少しずつ触るようにしていた。 やっと鞍を付けられるようになると、まだ人は乗らない状態で、歩かせたり速足させたりして鞍に慣らした。 人が乗れるようになると、人が乗った状態で歩かせたり速足させたりと、その都度時間をかけて慣らしていった。 詩は、体には触れたけど、鞍を付けてみたらフリーズしてしまった。 何度か付けてみて、もう慣れてきたかな、と油断してい
以前、楽が前足を痛めてしまったことがあった。 一週間ぐらいでよくなったけど、今度はその直後に後ろ足を痛めたようだった。 歩いているときはあまり違和感を感じないのに、速歩や駆け足になると、おかしいと思える状態が続いていた。 獣医さんの意見では、様子見ということだった。 ところがなかなか治らない。 そこで、自分が診てもらっているカイロプラクティックの先生に相談してみた。 先生は、楽が走っている動画などを見て、馬は施術したことないけど、と引き受けてくださった。 ある休診日の午前中、先生が到着した。 楽がちゃんと大人しく施術を受けられるのか、ちょっと心配した。 先生といろいろ相談して、慎重に様子を見ながらということになった。 最初に、リードを使って楽を歩かせたり速歩をさせたりしてみた。 先生は、歩いているときも微妙におかしいね、という。 早速、後ろ足を触り始めた先生。 ちょっとヒヤヒヤしていたが、
週末、またクラさんがやって来た。 いつものように、弓の練習をやって、次は馬の練習。 なんだかいつも同じで、ちょっと飽きてきた。 クラさん、おもしろいギャグでもやってくれないかなと思いながら、弓の練習の時はコタツでゴロゴロしていた。 前回から、馬の練習は、乗る前に馬装するところからやっている。 まず、放牧場にいる詩を捕まえるところから。 詩の頭に無口を付けて、それにリードを付けて引いてくる。 前回もそうだったけど、詩がなかなか無口を付けさせてくれず、苦戦していた。 なんとか馬房まで引いてくると、陽もついてきた。 詩に鞍を乗せて、腹帯を締め始めたけど、これまた一苦労。 そんなとき、当然邪魔しに来るのが陽。 夢中で鞍を付けるクラさんに、いきなりドンッとバックでぶつかってきた。 うわぁっ!と不意をつかれ驚くクラさん。 陽は、体がかゆい時、かいてほしいところを人間に押し付けてくる。 この時は、お尻が
馬たちにエサをやるとき、陽が生まれてからは、楽を馬房に入れて、詩と陽は一緒に食べさせていた。 馬たちは、群れができると、上から下まで順位が決まってしまう。 みんな一緒にエサをやろうとすると、上の順位の馬が独り占めしてしまうことがある。 楽と詩では、詩のほうが順位が上で、2頭一緒にエサをやると、詩が楽を威嚇して、エサを独り占めしてしまう。 陽は、これまでは問題なく詩と一緒に食べていた。 ところが最近、詩は陽のことも時々威嚇するようになった。 陽も大きくなれば、群れの一員として、ボスの詩には遠慮しなければならなくなる。 というわけで、陽の新しい飼い桶を買った。 これからは、3頭別々にエサをやろうと思った。 日曜の朝、楽と詩をそれぞれの馬房に入れて扉を閉めた。 3頭それぞれの飼い桶にエサを入れた。 3頭ともすぐに食べはじめた。 ところが、陽はすぐに落ち着かない様子をみせた。 馬房の扉は閉めてあっ
馬たちがあちこちに落としている馬糞。 今の時期、朝はカチカチに凍っている。 毎日拾って堆肥場に積んでおく。 よく堆肥として使われる馬糞や牛糞。 馬と牛とでは体の構造が違うこともあり、同じ草食動物でも糞の中に含まれる微生物の種類や数は違うらしい。 牛は胃袋が4つあって、消化が進んでから出てくるので、糞には水分も多い。 馬糞は、消化しきれずに出てくるので、空気が多く含まれていて、堆肥場に積んでおくとすぐ発酵しはじめる。 冬の堆肥場は、もくもくと湯気が上がっていて、入る勇気はないけどここに入ったら温かそうだなと思う。 何日か経つと、馬糞は発酵が進んで臭いがなくなってくる。 堆肥場は、温度が高くなると、70度ぐらいまで上がるそうだ。 これが殺菌にもなるし、消化されずに出てきた雑草の種も芽が出なくなる。 これをまた軽トラに積んで、放牧場に戻している。 そのままもうしばらく置いておけば、ミミズやカブト
3月ぐらいになると、だいぶ日が長くなって、朝起きたときはもう明るくなっている。 今の時期はまだ、朝エサをやりに出るときはまだ真っ暗。 月や星がきれいで、完全に夜空という感じ。 ヘッドライトをつけて出ていくと、馬たちはもう出入口で待ち構えていて、ライトの光にまぶしそうな顔をする。 冬の間は、起きる前にタイマーで暖房をつけているため、たぶん室外機の音で人間が起きてくるのがわかるんだと思う。 部屋の電気をつける前から、もう出入口に集まってきているのがわかる。 日が長くなって、暖かくなると、朝は暖房もつけないし、明るいから電気もつけなくなる。 そうすると馬たちは、人間が起きてきたことに気付かないことがあるらしく、出ていくと放牧場で寝ていることがある。 馬は暗いところでもわりと目が見えるようだ。 とはいっても、夜の暗闇は、慣れていないと、不安に耐えられないという話はよく聞く。 普段、馬房に入れて飼わ
春から秋の間は、雑草も伸び放題、畑の野菜もたくさん取れるので、馬たちにとっては楽しみの多い季節だと思う。 ご近所さんが、雑草を刈って放牧場に入れてくれたり、野菜くずや葉っぱの部分など、差し入れしてもらえる。 それが、冬になると、雑草は枯れ、取れる野菜が少なくなって、差し入れが少なくなってしまう。 秋までは、あまり食べなかった枯れ草も、冬になるとケンカしてまで食べている。 乾草のエサは十分やっていると思う。 でも、馬たちにとって差し入れというのは、特別な楽しみらしい。 今の時期、もう収穫は終わってしまっているけど、かろうじて、大根、白菜、かぶなどを差し入れしてもらえることがある。 馬たちは、いつも差し入れしてくれる人の軽トラを覚えていて、走ってくる。 軽トラなんてどれも同じに思えるけど、ある程度は見分けられるらしい。 一年中変わりばえのしない乾草と違って、その時々に取れる野菜や雑草は、一番季
埼玉は、夏は暑いでしょう?とよく言われる。 でも、都内に通勤していると、都内も十分暑いと感じる。 ビルばかりで風通しが悪く、下はアスファルトで照り返しが強いため、余計に暑さを感じるのかもしれない。 家の周りはほとんど畑や田んぼで、風通しはよく、下は土で、真夏でも昼間は冷房を使わないこともある。 ニュースでは、最高気温を叩き出したと騒いでいることがあるけど、駅前など街中に比べたら、同じ市内でもそこまで暑くないんじゃないかと思っている。 「この辺は、夏じゃなくて冬だよ!」 引っ越してきたときに、ご近所さんに言われたことがある。 本当にそう思う。 冬はすごい。 とにかく風が強い。 まるで毎日が台風。 玄関のドアを開けられない。 開いたら閉められない。 母は、よく窓から出入りしているぐらいだ。 馬たちも、多少はこの強風を警戒していると思う。 乗馬クラブなどでは、強風の場合、乗れる馬が限られることが
12月と年が明けた1月とでは、朝の寒さが全然違う。 去年の1月はこんな感じだった。 朝起きて、エサをやって、水を足そうと思ったら、水道が凍っていて水が出ない。 仕方なく、家の水道でぬるま湯をくんで、エッチラオッチラ運び、水桶にあける。 やっぱり冷たい水よりも、ぬるま湯のほうが馬はよく飲んでいる。 水桶は、20Lのものが2つ。 これをいっぱいにしておく。 夜、家に帰ってきてエサをやるとき、水道はまた凍っている。 週末は朝遅く起きるけど、8時ごろではまだ凍っている。 水道は、1~2月はまったく役に立たないなと去年は思っていた。 ところが今年はちょっと違った。 朝、水道が凍っていた日は数えるほどしかなかった。 寒い日が少ないのもあるだろうし、ホースを頑丈なものに変えたのもよかったのかもしれない。 特に、今の詩は授乳中で、水を飲む量が増えている。 楽の2倍は飲む。 エサが乾草ということもあって、1
最近、楽が速足や駆け足を継続せず、勝手にやめてしまう状態になってしまった。 週末には少し乗ってみたり、調馬索といって、丸馬場でリードをつけて長鞭で追い運動をやってみたりしている。 相変わらず、一度止まってしまうと、長鞭で追ってもなかなか動かない。 長鞭の先がちょっとくらい当たっても、「平気だもーん。動くのヤダもーん」という感じで動かない。 緊張感がまったくないようだ。 ワガママもあると思う。 そのほかに、以前、後ろ足を痛め、跛行(ビッコの状態)していたことがあった。 もう治ったと思っていたけど、よく見るとまだ少し跛行していることに気が付いた。 獣医さんに相談したときは、「たいしたことないからほっときなよ」と言われた。 確かに重症には見えないけど、やっぱりちょっと気になる。 もしかして、整体やカイロなら違った見方があるかもしれない。 去年、ひどい腰痛になり、病院、整体、針治療とあちこち通って
近所に、長く酪農をやっている方がいて、牛も馬も同じ大型動物ということで、時々お話を聞いて勉強させてもらっている。 秋以降は、田んぼや畑の仕事もあり、忙しそうだったので、なかなかお邪魔する機会がなかった。 先日、久しぶりにうかがったところ、もう仕事が落ち着いたそうで、しばらく話をしているうちに、刈り取った稲わらの話になった。 刈り取った稲わらは、ロールにして、ビニールを巻いてしばらく置いておく。 そうするとアクが抜けて食べやすくなるらしい。 牛たちはよく食べるそうだ。 今年刈り取ったロールを保管するので、去年の余ったヤツがあるけど、いらない?と聞かれた。 というわけで、ひとつ譲ってもらうことになった。 稲わらロールは、高さ、直径ともに1.2メートルあって、人力では運べない。 これを重機で運んでもらった。 酪農で使用する重機は、見たことのないものばかりで、写真を撮らせてほしいとお願いした。 馬
馬たちのエサは、近くの酪農協会から乾草の牧草を購入している。 牧草の種類はいろいろあるけど、うちではイタリアンストローという牧草を主に与えている。 最初は、チモシーという牧草を与えていた。 チモシーは栄養価が高く、馬たちの好物だけど、うちの馬のように、食べて寝て遊んでいるだけの道産子の場合、ちょっと栄養価が高すぎるらしい。 道産子はもともと、北海道で雪を掘り返して笹を食べて生きてきたような馬だから、少ない栄養分で問題ないそうだ。 以前まだチモシーを与えていたとき、予防接種に来た獣医さんに、これ以上太らせないよう注意された。 獣医さんは、その辺の草刈って与えておけばいいよ、と言っていたけど、草を刈る手間と時間はとても確保できない。 そこで、チモシーに比べたら栄養価の低いイタリアンストローに変えたのだった。 値段のほうは、チモシーが1キロ約70円なのに対し、イタリアンストローは1キロ30円を切
陽は、最近は楽と遊ぶことが多くなっていて、楽が近くにいないときは、ヒヒーンと鳴いて呼ぶことがある。 人間が近づいてもヒヒーンと鳴いて呼ぶことがあるし、自己主張が強くなってきたなあと思う。 しかも、人間からチヤホヤされているせいか、自分が構ってほしいときは、いつでも構ってもらえる、と思っているようだ。 先日、クラさんが丸馬場で詩に乗っていた時のこと。 私もその様子を見ていると、陽は、誰も相手にしてくれないせいか、しつこくまとわりついてきた。 噛み付いてきたり、走ってきて飛びかかってきたりする。 コラッと怒ると、反省しているのか、次の策を練っているのか、後ろを向いて3秒くらいうつむいている。 そして、めげずにまた遊びに来る。 この様子がまた、小さい頃の楽に似ている。 クラさんが詩に乗っている間、楽に乗ろうと思い、楽を連れて畑の放牧場へ入った。 このときも、陽は放牧場に入ってきてしまい、仕方なく
日曜日、朝8時ごろ起きたら、雪が降っていてギョッとした。 まさか積もるのかなと思った。 夕べ遅く、クラさんから、明日行ってもいいかというメールが来ていたことに気が付いた。 かまわないけど、雪が降っているよと返信して、馬たちのエサをやりに行った。 ゆうべ、明日は寒くなるという予報だったから、馬房にもみがらを多めに入れておいた。 馬たちのお腹には、もみがらがついていたから、たぶん夜は馬房で寝たのだと思う。 でも、朝出て行ったときには、薄く雪が積もった丸馬場で朝寝していた。 昼過ぎにクラさんが到着。 まずは弓の練習、そのあとはいつものように、馬の練習をした。 今日は、詩を馬装するところから練習してもらった。 まず、馬にリードを付けるために、馬の頭に無口を付ける。 これが意外と難しいらしい。 コツがわかればすぐ付けられるけど、詩が「コイツはわかってないな」と人をバカにしている場合、首を振って、なか
陽の誕生とは直接関係ないけど、激動の半生を生き、地元では半ば伝説となっている人がいる。 車屋のマコっちゃんのオヤジさんの話を、ほんの少しだけさせてもらおうと思う。 あれは、陽が生まれた日の翌日、去年の9月10日のことだった。 前日は母と一緒にずっと子馬を見ていて、休んだのは深夜になってからだった。 朝6時半ごろ、どうも庭に人の気配がするなあと思った。 しばらくして、もう起きていた母の、あら!という声が聞こえた。 庭にいたのは、マコっちゃんのオヤジさんだった。 オヤジさんは以前、何度かうちに遊びに来たことがある。 そのとき、うちの庭が草ぼうぼうになっているのを見て、ずっと気にかけてくれていた。 何しろ去年は、年明けから父が倒れ、6月に他界し、ただでさえロクに草刈りをしないうちの庭は、忙しさでまったく手を入れることができず、確かにすごいことになっていた。 オヤジさんは朝っぱらから、黙々と草を刈
陽は最近、父親の楽と一緒にいることが多くなった。 楽は、陽のことを自分の子どもとは認識していないと思うけど、自分のエサを陽が食べていても怒らないし、一緒に遊んで昼寝して、仲良くしている。 母親の詩のほうは、陽と一緒にエサを食べていると、陽を鼻で押し出したり、威嚇したりすることがある。 こちらは、自分の子供という認識はあるはずだけど、もう一人前と判断していて、他の大人の馬に対する態度に近づいていっているのかもしれない。 陽はだんだん活発になってきていて、噛んだり飛び掛ったりという遊びをするようになった。 もちろん、人間に対してそんなことをしては困るけど、楽は陽にとって、思う存分遊べる相手にもなっている。 詩に飛び掛ったりすることはあるが、詩はめんどくさいのか相手にしない。 楽は陽と噛み合ったり、追いかけっこになるまで付き合っている。 楽も2才、まだまだ子供なので、お互いにいい遊び相手になって
楽がうちに来たのは、2015年1月、生後8ヶ月のときだった。 広い牧場で自然交配によって生まれた楽は、人に触られた経験がほとんどなかった。 うちに来てから、毎日少しずつ体に触るようにして、だんだんブラシをかけたり、タオルで体を拭いたりすることができるようになっていった。 鞍を付けられるようになると、今度は馬房の中で、跨がったり降りたりを繰り返し、いよいよ人が乗って引いて歩く段階にきた。 これまでは、ひとりでも何とかなったけど、誰かが乗って、誰かがリードを引くとなると、もうひとり必要になる。 というわけで、この冒険的な挑戦に付き合ってくれたのが、馬房を作ってくれた大工さん、そして、放牧柵を作ってくれた車屋のマコっちゃんだった。 以前、ボランティアをやっていた牧場で知り合った2人だけど、彼らは修繕などの仕事をしていて、直接馬に関わることはなかった。 それでも、馬たちのことを大切に思ってくれてい
先日、群馬の柴崎さんのところにやってきたアオ君を見て、ちょっと驚いてしまった。 アオ君は、生後8ヶ月で、馬運車の乗り降り、引き馬も当たり前にできていた。 アオ君は、かんな馬の会という、有志で馬を飼育している団体で生まれた子で、陽とは同い年になる。 馬の会では、種付け→妊娠→出産→子馬の調教まで、何度か経験がある。 どの馬も、とても大人しく乗ることも出来る。 春に生まれたアオ君のほうがお兄さんだけど、それにしても、かんな馬の会は子馬のしつけが上手だなと思った。 生後4ヶ月になった陽。 うちもちょっとずつやらねば、と思った。 生まれたばかりのときに少しだけやってみたけど、最近は全然やらなくなってしまった引き馬の練習。 久しぶりに、陽の頭に無口というロープでできた輪っかを付けて、リードで引いてみた。 陽はリードで遊ぶのが大好きで、よく夢中でかじっている。 このときも、引いてついて来た、というより
あっという間に過ぎていく正月休み。 最後の休みになる3日。 この日はとりあえず、調子が悪いまま放置していた監視カメラをどうにかしようと思った。 一度外して、無線LANの設定をしなおしたら、無事復活した。 ちょっとスッキリした。 もうひとつ、気になっていることがあった。 最近、楽に知り合いが乗った時のこと。 最初、ゆっくり歩かせていた時は、何の問題もなかった。 ところが、いざ速足をさせようと楽に指示を出したところ、少しだけ速足をした後、パタッと止まってしまった。 駆け足も同じで、楽の気分でパタッと止まってしまう。 乗り手の指示に従わない理由はいろいろあると思うけど、たぶんマズイ状況だなと思った。 そう思いつつ、こちらも放置状態だった。 いい天気だし、今日思い切ってやってみようと、楽に乗った。 楽は、速足になると、やっぱり気分次第で止まってしまった。 「速足!」という声に、楽は、ヤダヤダとゴネ
まだまだ寝正月気分の2日。 馬房を作ってくれた大工さんが遊びに来た。 久しぶりにいろいろ話した後、何かやることがあったらやっていくよと言ってくれたので、馬房の壊れていた電気を取り替えてもらった。 LEDの電気は、明るくて長持ちするというので気に入って使っていたが、中国製ということもあってか、実際は1年程度で壊れてしまう。 仕方なく、工事現場などで使われる投光器を代わりに使っていた。 新しいLEDの電気は購入済みだったけど、どうせすぐ壊れるだろうと思うと、取り替えるのが面倒になっていた。 それでも、取り替えてもらった新しいLEDの電気は、投光器よりずっと明るく、作業もしやすい。 ありがたい仕事だった。 ところで、大工さんが帰るとき、玄関外の雨どいの中から、バタバタ…バタバタ…と音が聞こえた。 何だろう…ネズミ…?まさかヘビ…? 雨どいが埋まっている地面を掘り返してみると、近くの浸透桝につなが
すっかり寝正月気分で迎えた元旦。 知人が初詣のついでに立ち寄った。 これから、馬頭観音に行くという。 一緒に着いていった。 東松山市上岡にある馬頭観音は、鎌倉時代の創建と伝えられ、軍馬や農家馬の守り観音として 古くから信仰をあつめてきたそうだ。 混んでいるのではないかと思ったが、ガラ空きで、ご祈祷もすぐやってもらえた。 今年はよい年になりますように。 ひたすら食べてる詩と、完全寝正月の父子。 馬房の東側に昇った初日の出 にほんブログ村 ペット・動物との暮らし ブログランキングへ
今日は、知り合いがお子さんを連れて遊びに行った帰りに寄ってくれたので、ちょっと詩に乗ってもらった。 おやつをねだる詩と陽。 今年は、年明けに父が倒れ、6月に他界し、人を見送ることの大変さを実感しました。 会社のほうも、人がやたらと入れ替わり、4人の部署ですが、今年のスタート時のメンバーは、来年の年明けには私以外全員入れ替わっているという、いまだ明るい先行きが見えない状況です。 しかも昨年から今年にかけては、腰を痛めてしまい、満足に歩くことも出来ない状態が10月まで続きました。 9月に陽が生まれたとき、今年に入ってはじめて、明るい希望を感じたような気がします。 この子の成長を記録しておきたいという気持ちになって、ブログを思い付きではじめました。 思いがけなかったのが、いつも見ていただいた方がいたり、コメントをいただいたりしたことでした。 私のほうも、みなさんの思いの込められたブログを拝見する
8月ごろ、かんな馬の会という、有志で馬を飼育している団体の方からの紹介で、柴崎さんという方が群馬から遊びに来てくれた。 柴崎さんは、今年の4月に馬の会で生まれた子馬を引き取る予定になっていて、準備を始めたところだった。 陽が生まれた後も、何度か来てくれて、馬たちをかわいがってもらっていた。 私が教わっている馬の先生が来たときには、先生とも熱心に話をしていた。 先日、いよいよ馬を引き取るという連絡をもらった。 自分のことのようにワクワクして、ぜひ見学させてほしいとお願いして、初めてお邪魔した。 私が着いたときには、まだ馬は到着していなかったので、まず見学させてもらった。 大きな農家のお家で、敷地は広いし、立派なログハウスを一軒自作してしまうほど、何でも自分で作ってしまうそうだ。 自宅の敷地に馬房と小さい放牧場が作られていて、冬はそこで飼育するということだった。 そして、夏は広く見晴らしのいい
連休中、午後から行ってもいいかというメールが友達から来た。 バイクが趣味の大村さんは、最近大型免許を取り、カワサキの大きなバイクを買って、毎週末に乗り回していると聞いていた。 今日は気が向いて、うちに来ようと思ったということだった。 若い頃、サッカーファンだった私は、浦和レッズや日本代表の試合を追っかけていた。 1998年、日本代表のW杯初出場となったフランス大会でチケット交換をした、それが大村さんのサッカー仲間、笹川さんだった。 東京でチケット交換をしたあと、笹川さんたちとはフランスで再会した。 彼らは、1990年のイタリア大会で知り合い、3度目のW杯観戦だったそうだ。 それがきっかけで交流が始まった。 こんなに長い付き合いになるとは思わなかったけど。 彼らは、日本戦には興味がなく、ブラジル、アルゼンチン、スペインの試合をいつも観戦していた。 私は、いつも1試合は日本戦を見ることにしてい
クリスマス真っ盛りだというのに、クラさんは馬の練習をするためにうちに来た。 いつものように、馬と弓の練習、ほかに、ちょっと作業を手伝ってもらった。 今年のはじめに、腰を痛めてしまい、馬糞の処理が追いついていない。 畑に山盛りになっている馬糞を平らにならすため、作業に協力してもらった。 クリスマスに乗馬ならまだ格好がつくけど、馬糞を運ぶ作業は地味すぎる。 でも、おかげでだいぶ片付いた。 これで、耕運機を入れることができる。 仕事の都合上、年末年始は休める日と休めない日がある。 もともと掃除が苦手だし、このスケジュールでは大したことはできないだろう。 というわけで、この馬糞運びをもって、年末の大掃除はめでたく終了ということにしたいと思う。 来年こそ、家の中や物置もちゃんと片付けようと決意している。 クリスマスの華やかさを無理やり演出するため、馬たちには改めて仮装してもらった。 クラさんは、いつ
今年も残りわずか。 そして、もうすぐクリスマス。 ドンキや100均で揃えたグッズを、馬たちが驚かないよう、少しずつ慣らしながら、仮装大会、いやファッションショーをやってみた。 しばらく畑の放牧場で写真を撮っていたら、近所の子にウケたのでよかった。 今度の3連休には、またこんな感じでしばらく放牧したいと思う。 あわただしい年の瀬ではありますが、どうかみなさま楽しいクリスマスを! 子ども用のサンタスカートはイマイチだった トナカイ帽はぺちゃんこ おっぱいが飲みづらかったかも 詩は堂々としていた 楽の何か言いたげな目…「飼い主の趣味だから仕方なく付き合ってます」 3頭の放牧 陽サンタが畑の放牧場に入ります。 陽の飾りをおいしそうな草だと思った?楽 にほんブログ村 ペット・動物との暮らし ブログランキングへ
馬の睡眠時間は、2時間とか4時間とか言われている。 確かに、夜は遅くなってもウロウロしていて、ゆっくり寝ている様子はなさそう。 だけど、天気のいい昼間、馬たちはよく昼寝している。 しょっちゅうゴロゴロしていて、これを見ていると、もっと睡眠時間は長いんじゃないかと思ってしまう。 人間と同じように、馬も夢を見たり、寝言を言ったりするらしい。 楽がうちに来たばかりのころ、寝ながら「ブフッブフゥ」と言っていたことがあった。 母馬や仲間たちのことを夢に見ているんじゃないかと、勝手に想像して切なくなっていた。 最近は、少し砂を敷いた丸馬場でみんなで寝ていることが多い。 近づくと、詩はすぐ起きてしまうけど、楽と陽はなかなか起きない。 楽のお腹を枕に、寝てみたことがあったけど、起きなかった。 この日も風がなく、ポカポカ陽気だった。 楽も陽も寝息をたてて、よく眠っていた。 日当たりのよいところでお昼寝 ブゥ
1ヶ月ほど前、日本馬事協会の人が、陽の血統登録に来てくれた。 後ほど登録書を送ってくれるということで、楽と詩の登録書も持って行った。 先日、登録書が届いた。 陽だけでなく、楽と詩も新しいものが送られてきた。 書式は同じだけど、繁殖登録番号が記載されていたのと、所有者が北大から私に変更になっていた。 楽と詩は、北海道大学の静内牧場から来た。 北大での馬の名前の付け方は、オスは母馬の名前+生まれ年、メスは母馬の名前+その年の歌会始のお題、と聞いたことがある。 もともと御料牧場だったところを、土地の一部と馬たちを北大が引き継いだらしく、その名残のようだった。 なので、楽は血統登録上は「道桜14」、詩は「岸姿」という名前になっている。 これとは別に、呼びやすい名前をつけるつもりでいた。 初めて飼う楽には、楽に楽しく一緒に暮らせるように、詩は女の子らしくて、姓名判断で画数のいい字で呼び名を決めた。
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