南米ブラジルのコーヒー豆生産者は、過去20年以上で最悪の花期を迎えている。コーヒー生産者協同組合(コーシュペ)によれば、平年以上の降雨により、品質が維持できない可能性もあるという。 コーシュペによれば、南東部ミナスジェライス州のグアシュペでは10月、17年ぶり高水準となる262.8ミリの雨が降った。9月の降雨量は215.8ミリで記録を開始した1960年以降で過去最高だった。 コーシュペのマネジャー、ホアキン・グーラート・デ・アンドラーデ氏は電話取材に対し、「開花の状況がひどくて、コーヒー豆の品質に悪影響が出るかもしれない。降り続く雨によって、豆が均等に成熟するのが妨げられている」と語った。 ブラジルは世界最大のコーヒー生産国で、開花時期は9〜10月。アンドラーデ氏によれば、開花状況は1983年以来、最悪の水準にあるという。 コーシュペには1万1500の生産者が加盟しており、ブラジル産アラビ