Image credit: JAXA 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月12日、小惑星探査機「はやぶさ」について、機体状態が良好で、軌道が正常に推移していることから、予定通り6月13日に試料回収カプセルの大気圏再突入を実施すると発表した。 発表によると、「はやぶさ」は日本時間6月13日19時51分頃にカプセルを分離し、切り離されたカプセルは日本時間22時51分頃に秒速12km、角度12度で大気圏に再突入する。大気圏再突入後、カプセルは高度約10kmでパラシュートを開き、前面及び背面のヒートシールドを分離し、ビーコンを放射しながら降下する。 カプセルは6月14日0時頃までに、オーストラリアのウーメラ立入制限区域に落下する予定となっており、JAXAは探索班を配置し、カプセルを回収する予定。ただ、「はやぶさ」の本体については、化学推進系の故障により、惑星間軌道に離脱させることができなくなった