A shopper carries a bag past a storefront in Washington, DC, May 30, 2024. Photographer: Al Drago/Bloomberg 驚異的な粘り強さを見せてきた米個人消費。これを支えてきた複数の要因が、一斉に勢いを失いつつある。最近の家計需要の減退が単なる一過性のものではない可能性を示唆している。 実質可処分所得は過去1年間で小幅な増加にとどまっており、貯蓄率は16カ月ぶりの低水準にある。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に積み上がった資金を、家計がほぼ使い果たしたことが背景にあるとみられる。その結果、多くの消費者がクレジットカードやその他の資金調達手段に頼るようになっている。 ウォール街にも連銀にも見えない「幻の負債」-米消費者の現状不透明 インフレ調整後の実質個人消費支出(PCE)が4月
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