1ドル=160円台という「超円安」に対して、政府・日銀は2日連続の為替介入に動いたとみられている。日経平均株価は4万円超えの史上最高値更新を続けていたが、その一方で円安による輸入物価の上昇で「インフレ」が加速している。実質賃金は26か月連続でマイナス。物価上昇に賃上げが追いついていない。この円安はどこまで進むのか、私たちの生活はどうなるのか――モルガン銀行(現JPモルガン・チェース銀行)時代に「伝説のトレーダー」の異名を取ったフジマキ・ジャパン代表の藤巻健史氏は「日本でいつハイパーインフレが起きてもおかしくない」と警鐘を鳴らす。 * * * いまの円安は「日米の金利差が原因」と言う人は多いですが、もっと根本的な問題があります。それは「国力」です。為替レートは2国間の国力が反映されるというのが大原則で、景気が悪くて金利が低い「弱い国」から景気が良くて金利が高い「強い国」にお金が流れる。国力に
![《日経平均4万円超の裏で》伝説のトレーダー・藤巻健史氏が語る「1ドル=500円」「ハイパーインフレ」の現実味 日銀の金融政策決定会合が“引き金”となる可能性も | マネーポストWEB](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f9bad325e1612699384e12d4accb090cdc317630/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.moneypost.jp%2Fuploads%2F2024%2F07%2F22%2Fjiji_fujimakitakeshi_eyc.jpg)