飛躍的に燃費を向上させた自動車の開発に向けて、早稲田大学の研究グループが、従来と仕組みが大きく異なるエンジンの試作機を開発し、燃焼実験に成功しました。実用化できれば、燃費を倍近くに伸ばせる可能性があるとしています。 これに対して早稲田大学の内藤健教授の研究グループは、計算上「熱効率」を最大で60%と現在の倍近くに飛躍的に高める新たな仕組みのエンジンを考え出しました。このエンジンは、複数の方向から音速に近い速さで燃料と空気を吹きこみ、中心で衝突させることで、燃料を一点に集中させ、ここで燃焼させる仕組みです。こうすることで、燃焼する際の熱が外部に逃げにくくなるなど、より効率よく力を取り出すことができるということです。 内藤教授らは、排気量30CCの試作機を作り、燃焼試験を行ったところ、計算どおりの出力が得られたほか、エンジン周辺の温度もほとんど上がらず、熱が逃げていないことが確認できたとしてい
先月、戦闘が再燃したアフリカの南スーダンのイッガ副大統領は、国連の安全保障理事会が決めたPKO=平和維持活動の兵力の増強について、どの国から派遣されるかなど、詳細がわからない現時点では受け入れに同意できないという立場を示しました。 マシャール氏は副大統領を解任されて出国したため、双方の対話の道が閉ざされ、混乱が長引くのではないかと懸念されていますが、イッガ副大統領は28日、訪問先のケニアでNHKのインタビューに応じ、「彼が常に問題の種になっていることは反政府勢力側でさえわかっている」と述べ、マシャール氏がいなくても反政府勢力側との対話に支障はないという考えを示しました。 一方、国連安保理が今月12日、南スーダンで活動するPKOの兵力を最大1万7000人に増強すると決めたことについては、「どんな武器を持ってくるのか、どの国から派遣されるのかなど詳細を検討する必要がある」と述べ、現時点では兵力
8月28日、シリア北部への越境攻撃を継続しているトルコ軍は、この日も少数民族クルド人勢力の支配地域への空爆や砲撃を実施した。写真はシリア国境の方角へ移動するトルコ軍の兵員輸送車両。27日撮影(2016年 ロイター/Umit Bektas) [カルカミシュ(トルコ) 28日 ロイター] - シリア北部への越境攻撃を継続しているトルコ軍は、28日も少数民族クルド人勢力の支配地域への空爆や砲撃を実施した。「シリア人権監視団」によると、少なくとも民間人35人が死亡した。
景気の着実な回復を維持し、世界経済を引っ張る米国。オバマ大統領が自賛する「最強の経済」にも、老いの影が差してきた。米国の全人口に占める60歳以上の高齢者の割合は、1980年の16%から2010年には18%に上昇した。20年には22%、30年には25%まで高まり、本格的な高齢化の時代を迎える。その影響を米ハーバード大学のニコール・マエスタス准教授らが試算した。「60歳以上の高齢者比率の上昇は、
8月5日から中国漁船に続いて、中国公船(中国政府に所属する船舶)による尖閣諸島周辺の領海・接続水域への侵入が始まった。その後、公船の数は十数隻にまで、また漁船数は200~300隻にまで増加した。 日本側からは岸田文雄外相はじめ各レベルで中国側に抗議するとともに、我が国の領海・接続水域から直ちに立ち去るよう求めたが、中国船はその後もなかなか退去しなかった。 中国の公船による我が国領海・接続水域への侵入は過去何回も繰り返されてきたが、今回はその規模、行動の執拗さなどから見てまれにみる悪質なものである。中国はなぜそのような行動をとるのだろうか。ここであらためて歴史的経緯を含めて検証しておこう。 国際法的に日本の領土であることは明らか 尖閣諸島は、日本政府が1895年1月、無主の地であることを確認して日本の領土に編入して以来日本の領土となっている。サンフランシスコ平和条約でも沖縄の一部として扱われ
ケニアで開かれていたTICAD=アフリカ開発会議は、資源の輸出に依存してきたアフリカ経済の多角化を進めることが必要だなどとした「ナイロビ宣言」を採択して閉幕しました。安倍総理大臣は記者会見で、今回の合意内容を確実に実行し、官民を挙げてアフリカの発展を支援していく考えを強調しました。 「ナイロビ宣言」では、原油などの資源価格の下落がアフリカ諸国の財政悪化を招いているとして、資源輸出への依存を減らして経済の多角化を進めることや、エボラ出血熱の感染拡大が経済活動をまひさせたとして、医療・保健体制を強化すること、それに、テロを強く非難し、根絶に向けて社会を安定化させることなどが必要だとしています。 また、宣言には、海洋進出を強める中国を念頭に国際法に基づいて海洋秩序を維持することや、日本の常任理事国入りを含む国連安保理改革を早急に進めることも盛り込まれています。 安倍総理大臣は、共に議長を務めたケ
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