【ワシントン=川合智之】トランプ米政権は12日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)からの脱退を決めたと発表した。脱退理由として、ユネスコが2011年にパレスチナの加盟を承認するなど反イスラエル的な姿勢を続けていることへの懸念を挙げた。トランプ政権の孤立主義を象徴する決定といえそうだ。12日付でユネスコに脱退の意思を通知した。18年末に脱
政府は12日、核兵器廃絶を呼びかける決議案を国連に提出し、この中ではすべての国の信頼関係の再構築や協力関係の強化が重要だとして、現実的な取り組みの必要性を強調する一方、ことし7月に国連で採択された核兵器禁止条約には触れていません。 この中では、ことし7月に国連で採択された核兵器禁止条約に、アメリカなど核兵器の保有国や日本政府が参加していないことを踏まえ「すべての国の信頼関係の再構築や協力関係の強化が、核軍縮や不拡散の実質的な進展のために極めて重要」だとして、核兵器廃絶に向けた現実的な取り組みの必要性を強調しています。 一方で、核兵器禁止条約そのものには触れていません。また、決議案では、最近の北朝鮮情勢を踏まえて、すべての国に国連安保理決議の実施を含む取り組みに最大限努力するよう求めています。 決議案について、政府内には、条約への参加を求める国からの批判を予想する見方もあり、政府としては、日
北朝鮮は、ロシアとの国交樹立から12日で69年となり、リ・ヨンホ外相がロシア国営通信の社長と会談して「両国関係を発展させるわが国の立場に変わりはない」と強調するなど、中国を含めた国際的な制裁圧力が強まる中、ロシアに一段と接近する動きを見せています。 北朝鮮は、今月上旬にロシア議会の議員団をピョンヤンに招き、その際に会談した最高人民会議のキム・ヨンナム常任委員長が、アメリカ西海岸にも到達可能だとするICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を近く行う計画に言及しました。 また、先月末には、北朝鮮外務省でアメリカとの関係を担当するチェ・ソニ北米局長が、モスクワを訪問してロシア外務省の高官と会談し、朝鮮半島情勢について意見を交わしたほか、今月19日からモスクワで開かれる国際会議にもチェ局長が招かれているということです。 北朝鮮は、核・ミサイル開発をめぐってアメリカ・トランプ政権への対決姿勢を強めてい
北朝鮮のリ・ヨンホ外相は、ピョンヤンを訪れているロシア国営のタス通信の社長と会談し、「アメリカに炎のいかずちを浴びせ、反米対決戦を総決算しようとすることは、絶対不変の意志だ」として、核放棄をめぐる交渉には応じないとする姿勢を強調しました。 この中でリ外相は、「アメリカの核の脅威から祖国を守るための闘争がもたらした正義の宝剣である核抑止力を堅持する」と述べ、北朝鮮が加速させている核・ミサイル開発を正当化しました。 そのうえで、「未曽有の戦略武力で、わが国の絶滅をほざいたアメリカに炎のいかずちを浴びせ、反米対決戦を総決算しようとすることは、絶対不変の意志だ」として、アメリカへの対決姿勢を改めて鮮明にしました。 一方、タス通信も、リ外相が会談で、「われわれは、核兵器が対象となるいかなる交渉にも絶対に同意しない。現在は、アメリカと話し合える雰囲気ではない」と主張し、核放棄をめぐる交渉には応じないと
10月12日、トヨタ自動車は2020年代半ばまでに国内で販売する車種を約30車種と現行から半減する方針。国内需要の拡大が見込みにくい中、取扱い車種を減らして販売効率を上げる。写真は都内のショールームで昨年2月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai) [東京 12日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は2020年代半ばまでに国内で販売する車種を約30程度と現行から半分に減らす方針。国内需要の拡大が見込めない中、車種を絞ることで開発や販売の効率を上げる。国内で地域別の販売戦略組織も新設する。地域に合った品ぞろえやサービスを強化する狙い。同社は12日に開く全国販売店の代表者が集まる会議で報告する見通し。関係筋が明らかにした。 トヨタは20―25年ごろまでに今後の成長が見込みにくいモデルなどを対象に車種を絞り込む。トヨタは現在、商品力向上と原価低減を同時に実現する新たな設計思想
鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の新燃岳では、噴煙が一時火口から2000メートルの高さまで上がるなど噴火が続いています。気象台は噴火警戒レベル「3」を継続し、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。 また、噴火に伴う「鳴動」と呼ばれる音が聞こえたということです。噴火はその後も継続していますが、午後3時の時点で噴煙は火口から400メートルの高さとなっています。 気象台は今後より規模の大きな噴火が起きるおそれがあるとして、噴火警戒レベル3の火口周辺警報を継続し、火口からおおむね2キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。 また、火山灰は12日夜にかけて、宮崎県小林市や鹿児島県霧島市でやや多く降ると予想されていて、気象台は火山灰や小さな噴石にも注意するよう呼びかけています。
神戸製鋼所のアルミ製部材の品質データ改ざんを巡り、川崎博也会長兼社長は12日午前、経済産業省を訪問後、記者団の取材に応じた。安全検証結果を2週間程度で公表し、原因分析と対策の立案を1カ月以内に完了する考えを表明。「海外を含めてデータのつき合わせをしている。今後、新たな不正事案が発生する可能性もある」とも述べた。川崎氏は「神戸製鋼の信頼度はゼロに落ちた」と指摘。自身の進退は「まずはリーダーシップ
10月11日、スペイン北東部カタルーニャ自治州を含めコソボなどの独立派に助言を行ってきた英国の外交コンサルタントが、同自治州は独立を中止せざるを得ないとの見解を示した。有効性が疑問視されている国民投票を拠り所とした独立は、誰にも認められないだろうとみている。カタルーニャによる独立運動が起きてから、マドリッド中のビルに大きなスペイン国旗が掲げられている(2017年 ロイター/Andrew Winning) [ベオグラード 11日 ロイター] - スペイン北東部カタルーニャ自治州を含めコソボなどの独立派に助言を行ってきた英国の外交コンサルタントが、同自治州は独立を中止せざるを得ないとの見解を示した。有効性が疑問視されている国民投票を拠り所とした独立は、誰にも認められないだろうとみている。 非営利組織(NPO)「インディペンデント・ディプロマット」の創立者であるカーン・ロス氏は、これまで南スーダ
アイテム 1 の 3 10月12日、共同通信など国内メディア各社が報じた衆院選の序盤情勢に関する世論調査によれば、自民、公明の連立与党が優勢として、両党で300議席を超える勢いとの予想が目立つ。写真は10日、福島で選挙演説する安倍晋三首相(2017年 ロイター/Toru Hanai) [1/3] 10月12日、共同通信など国内メディア各社が報じた衆院選の序盤情勢に関する世論調査によれば、自民、公明の連立与党が優勢として、両党で300議席を超える勢いとの予想が目立つ。写真は10日、福島で選挙演説する安倍晋三首相(2017年 ロイター/Toru Hanai) [東京 12日 ロイター] - 共同通信など国内メディア各社が12日報じた衆院選の序盤情勢に関する世論調査によれば、自民、公明の連立与党が優勢として、両党で300議席を超える勢いとの予想が目立つ。
共同通信社の衆院選序盤の電話世論調査で、与党が300議席超をうかがう情勢となったことを受け、政権は緩みを警戒している。野党側は危機感を強め、巻き返しを図っている。 安倍晋三首相は11日、静岡、愛知両県4カ所で街頭演説し、「本当に厳しい選挙だ」「大変厳しい戦いだ」と繰り返した。政権幹部は「ありえない議席数だ。今は風は全く吹いていない。ここからどういう流れになっていくか全く見えず、楽観はできない」と引き締める。公明党関係者も「(実態よりも)ちょっと取りすぎた数字だ」と強調した。 首相が衆院を解散した当初は、加計学園問題などの影響を懸念し、与党内にも首相が判断を誤ったのではないかとみる向きもあった。小池百合子東京都知事が希望の党を結成すると危機感はさらに高まった。
希望、伸び悩み 立憲に勢い 投票先未定半数 共同通信社は第48回衆院選について10、11の両日、全国の有権者約11万8900人を対象に電話世論調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。自民党は小選挙区、比例代表で優位に立ち、公明党と合わせた与党で300議席超をうかがう。希望の党は60議席前後で伸び悩んでいる。立憲民主党は公示前から倍増の30議席台も視野。共産党は議席減、日本維新の会は微増にとどまりそうだ。投票先未定は小選挙区で54.4%に上り、22日の投開票に向けて情勢が変わる可能性がある。 公明党は最大でも公示前の35議席となり、割り込む公算が大きい。社民党は2議席確保の見通し。日本のこ… この記事は有料記事です。 残り458文字(全文756文字)
調査は10~13日の日程で実施。10、11両日は、全289小選挙区の中から、全国の「縮図」となるよう選んだ約半数の小選挙区の有権者を対象とし、11日時点での概況を読み取った。調査時点で投票態度を明らかにしていない人が小選挙区で4割以上、比例区でも4割近くおり、今後、情勢が大きく変わる可能性もある。 自民は現時点で、公示前勢力(284議席)を上回るかは微妙だが、小選挙区では200議席を超え、比例区も前回2014年衆院選で獲得した68議席の確保をうかがい、単独過半数を大きく上回りそうだ。野党の投票先が、希望や立憲などに分散していることが背景にある。 公明は共産と競り合う選挙区もあり、公示前勢力(34議席)を確保できるかどうか。 希望は、小選挙区、比例区ともに追い風が吹いていない。公示前勢力の57議席を上回る可能性はあるが、比例区では小池代表の地盤である東京ブロックでも、立憲と競り合っている状況
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