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加藤勝信厚生労働相は1日の閣議後会見で、共働き家庭などの小学生を放課後に預かる放課後児童クラブ(学童保育)について、2019年度から23年度末までに定員約30万人分の受け皿を新たにつくると発表した。 今夏までに、学童保育の質の向上も含めた新プランを策定する。 学童保育を希望しても利用できない待機児童は17年5月1日時点で1万7170人。働く女性が増加する中、子どもの放課後の預け先がなくなり、親がフルタイムで働けなくなる「小1の壁」の解消が課題になっている。政府は18年度末までに122万人分の受け皿の確保を目指しているが、さらなる定員の拡大が必要になると判断した。 加藤厚労相は「新たなプランを策定し、(学童保育の)量、質の向上につなげていきたい」と述べた。
学校法人「森友学園」(大阪市)をめぐる一連の問題で大阪地検特捜部は31日、すべての告発内容について、不起訴と判断した。「疑惑の核心」だった格安での国有地売却と、財務省による決裁文書改竄(かいざん)。いずれも「値引き」「書き換え」という行為はあったが、背任罪は動機面が、文書改竄は改変の度合いが、それぞれ刑事訴追の壁となった。 国有地の値引きが動き出したのは平成28年3月。想定より深い場所から新たにごみが見つかったと、学園が財務省近畿財務局に報告した。音声データによると、同年3月下旬ごろから4月ごろ、財務局職員は「3メートルより下にあるごみは国が知らなかった事実なので、そこはきっちりやる必要があるというストーリーはイメージしている」と学園側に発言した。 別の場面では、財務局側は「(国が土壌改良費として学園側にすでに支出した)1億3千万円を下回る金額は提示できません」としつつ「ゼロに近づける努力
所有者が分からない土地が増えて開発事業が遅れるなど社会問題化していることを踏まえ、法務省の研究会は1日、土地の所有権を放棄する制度創設や、相続登記の義務化の検討を柱とする中間報告を公表した。 所有者不明地法案が通過=衆院 今年度内に最終報告をまとめ、2020年までに関連法案の国会提出を目指す。 政府は同日、所有者不明土地対策に関する関係閣僚会議を首相官邸で開催。法務省が進める所有権放棄制度の検討などに加え、地籍調査の着実な実施など他省庁所管の対策も盛り込んだ基本方針を決めた。菅義偉官房長官は「所有者不明土地の問題は極めて深刻。一刻も早い解決が求められる」と述べ、政府を挙げて対策を進める考えを示した。 現行法の下では、土地の所有権を放棄できるかどうかは専門家の間でも見解が分かれる。放棄によって、所有者が税など管理費を負担する義務から一方的に逃れることも可能になるためだ。 研究会は今後、土地所
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