新型コロナウイルスの感染者の飼い犬が、ウイルスに感染したケースが見つかったことを受けて、香港ではペットを飼う人たちの間でも警戒感が強まっています。 香港では、集合住宅に住む人が多いため、犬などのペットは家の中で飼われることがほとんどで、人との距離が近いこともあり、飼い主の間では動物の感染に対する警戒感が強まっています。 高層マンションで7歳の犬を飼っている女性は、散歩などで外出するたびに足や体を洗って消毒するほか、知らない犬や人にはできるだけ接触させないようにするなど注意しているということです。 女性は「とても心配です。犬が感染してしまったら、大変なことになるかもしれません。家族と同じですから、特に気をつけています」と話していました。 香港では、2003年に新型肺炎「SARS」の感染が拡大した際には、感染を心配した飼い主から捨てられたペットが急増して問題になりました。 香港政府は今のところ