経済産業省は15日、再生可能エネルギーの切り札として期待される洋上風力発電について、現在はわずかな発電容量を2040年までに3000万~4500万キロワットに引き上げる方針を決めた。原発30~45基分に相当する規模で、政府が年内に公表するグリーン成長戦略の実行計画に盛り込まれる。政府と民間企業などでつくる協議会が策定した「洋上風力産業ビジョン」に明記された。 政府の成長戦略会議が1日にまとめた成長戦略の実行計画では「40年までに3000万キロワットを目指す」と明記されたが、投資をしていくために4500万キロワットは必要と主張した産業界の意向を反映した。経産省によると国内では現在1・4万キロワット分しか稼働していないが、実現すれば欧州連合(EU)、中国に次ぐ世界3位の市場になる。
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