ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者、エフゲニー・プリゴジン氏の反乱に、ロシア軍の「大物」が関わっていた疑いが浮上した。「ハルマゲドン(最終戦争)将軍」と呼ばれ、ウクライナ侵攻の副司令官を務めるセルゲイ・スロビキン航空宇宙軍総司令官で、ロシアメディアでは「拘束」情報が報じられた。ウラジーミル・プーチン大統領は、隣国ベラルーシに入ったプリゴジン氏に対する「包囲網」を強めているが、プリゴジン氏に同調していた軍幹部がほかにいた可能性も指摘されている。プーチン政権の「内部亀裂」は日々、深刻度を増している。