政府は10月にまとめる経済対策で重要物資の供給力の強化を盛り込む調整に入った。半導体や蓄電池、バイオ関連などを対象に初期投資に限らず5〜10年の単位で企業の生産コストの負担を軽減する税制を検討する。民間の参入リスクが高い分野で政府が支援する。岸田文雄首相は25日にも経済対策の柱を表明し、26日に閣僚へ策定を指示する。政府は「構造的賃上げと投資拡大の流れの強化」を柱の一つにする。脱炭素やデジタ
(国際ジャーナリスト・木村正人) 「スターリンクを大至急、提供して」 [ロンドン発]ウクライナを救ったはずの米実業家イーロン・マスク氏への評価が、ウクライナで暴落している。 「衛星インターネットのスターリンク・ステーション(受信機)をウクライナに大至急、提供して」――昨年2月、ロシア軍のウクライナ侵攻が始まる1時間前に大規模なマルウェア攻撃を受けたウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相(デジタル変革担当)は当時のツイッター(現在はX)を通じてイーロン・マスク氏に要請した。 2日後に500機の受信機がウクライナに届いた。1日に2度、マスク氏に最新情報を伝えていたスペースX社の女性ディレクターは同年3月1日「受信機はウクライナの生死を決する。敵は通信インフラを攻撃しており、ウクライナは受信機をもっと要求している」とメッセージを送った。2日、2000機の受信機がポーランド経由でウクライナに送られ
米国コロラド州のブラックキャニオン国立公園の空を長時間露光で撮影。自然の光と人工的な光の動きの両方を捉えている。地球軌道を周回する何千もの人工衛星は宇宙のかなたにある天体より何百万倍も明るく輝くことがあり、天体観測の妨げになっている。(PHOTOGRAPH BY BABAK TAFRESHI) UFOの一団、奇妙な配列の流星群、ドローンショー。これらは、イーロン・マスク氏の航空宇宙企業であるスペースX社の巨大通信衛星網「スターリンク」の人工衛星が、最近間違われたもののほんの一部だ。日本では「銀河鉄道のよう」と言われることもある。 これらの衛星は地球の辺境にブロードバンドインターネットをもたらしている。通常、最終的な軌道である高度約550キロ地点に向かう途中の、高度300キロ付近の地球低軌道で目撃される。上昇するにつれて暗くなり、互いの距離が離れ、数週間後、ほとんど視認できなくなる。天文学者
移動手段であることはもちろん、最近では旅行の目的にもなっている「鉄道」。 観光列車や車窓の絶景、駅舎、駅弁など幅広く楽しめる鉄道旅の中でも特に人気の「車両」の魅力を、 鉄道写真家の山﨑友也さんに教えてもらう連載です。貴重な車両情報も満載、ぜひ旅のリストに加えてみてはいかがでしょうか? 文・写真=山﨑友也 取材協力=春燈社(小西眞由美) 鉄道ファンには人気が高い「国鉄型」 かつて国鉄時代に造られた車両は「国鉄型」と呼ばれている。ところが気づけば国鉄からJRに移行して、早36年。当然国鉄型の車両もそれだけの年数を経ており、今では非常に数が減り活躍の場も限られている。稀少な車両のため鉄道ファンには人気が高く、国鉄時代を知らない若い世代にまでその熱は広がっている。そんななか国鉄型車両が、来年ひとつの節目を迎えようとしている。 岡山県の岡山駅と島根県の出雲市駅を結んでいる特急「やくも」。車両はもちろ
文在寅(ムン・ジェイン)政権下で「戦後最悪」と言われるまで冷え込んだ日韓関係は、政権が交代して以来、改善に向かっている。首脳外交が活発化しているほか、2019年夏からの日本製品不買運動で3分の1程度に減少した乗用車や化粧品、ビールなど消費財の輸入も持ち直しつつある。共同宣言の作成はこうした機運をさらに高め、経済効果を着実なものとすることにつながる。 日韓が今年2回目の首脳会談へ、「シャトル外交」が本格化 日韓は、1998年に「21世紀に向けた新たなパートナーシップ」を築くことを目指して「日韓共同宣言」を発表。首脳間の相互訪問の定期化や日本の大衆文化の受け入れなどを盛り込んだ。ただ、その後も歴代政権下では竹島や第2次世界大戦中の元慰安婦、元徴用工などの問題を巡り、両国はぎくしゃくした関係が続いていた。 尹大使は、韓国は政権交代で対日政策が変わるとの日本の懸念に理解を示しつつ、「逆戻りをしない
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