2月18日、東芝が新世代DVD規格の「HD DVD」事業から撤退する方針が先週末に明らかになり、週明けの東京株式市場で同社株は前営業日比45円高の829円で取引を終えた。写真は同社のHD DVDの宣伝用看板(2008年 ロイター/Issei Kato) [東京 18日 ロイター] 東芝6502.Tが、新世代DVD規格の「HD DVD」事業から撤退する方針が先週末、明らかになり、週明け18日の東京株式市場で、同社株は前営業日比45円高(5.74%高)の829円で取引を終えた。 ソニー6758.Tなどが推進する「ブルーレイ・ディスク(BD)」方式との規格争いで敗色濃厚となり、早期に見切りをつけたことが、同社の「選択と集中」路線に沿った判断と市場関係者からは評価されたようだ。また、撤退に伴う損失額や東芝ブランドへの悪影響は限定的との見方が出ている。 東芝は近年、原子力など社会インフラ、半導体など