■[memo]二つの全体主義 http://www.lrb.co.uk/v27/n06/zize01_.html 『グッバイ・レーニン!』は、旧東独の体制を皮肉っぽく笑いトバす映画だったのでした。では、『グッバイ・レーニン!』という映画があるのなら『グッバイ・ヒトラー!』はどうだろう。ありえるんだろうか。 最近、ドイツではそれが奇怪な時代だったことを百も承知の上で、「オスタルギー」(旧東独時代への郷愁)が流行しているそうです。だから旧東独の革命歌や党歌をフィーチャーしたCDを見つけることはできるけれど、ナチのそういうCDを見つけることは困難らしい。回顧の許される全体主義と、危険視されつづける全体主義。その違いはなんなのか。 London Review of Booksオンライン版最新号で、ジジェクが“The Two Totalitarianisms”という一文を寄せています。イギリスのヘ