昨日の終わりに述べたように、田母神氏が、広島で、それも8月6日に講演を行うと中国新聞に出ていた。講演のタイトルは「ヒロシマの平和を疑う」。主催は日本会議広島。中国新聞の取材によれば「日本のために核武装をするべきだと考えており、講演ではそこに触れることになると 思う」のだそうだ。 なぜ広島で8月6日にこのような講演を行うのか。自らの筆舌に尽くしがたい経験から、核兵器廃絶を願う被爆者に対し、あまりにむごい仕打ちではないか。 主催する日本会議広島は「原爆殉職者に追悼の祈りをささげる特別な日。戦後日本の運命を決定づけた象徴的な日をあえて選び、真の平和を考えるイベントを企画した」のだそうだ。 田母神氏は、「核兵器は絶対に使われることのない兵器だが、持つか持たないかで国際的な発言力が全然違う」とも述べたと、記事にある。 いわゆる「核抑止論」であろうか。私が44年前、大学の一年で取った「政治学」。そのと