民族浄化についてこのように参照することは、学者やアカデミズム業界内のルールでもあります。ドラゼン・ペトロビッチ(Drazen Petrovic)は、民族浄化についての定義の最も包括的な研究を発表しました。彼は、民族浄化にたいして、ナショナリズムや新たな国民国家の建設、あるいは国内紛争を関連づけています。こういった視点から、この犯罪を実際に担う軍隊と政治家との親密な結びつきをあばき、民族浄化のうちにあらわれる虐殺の位置づけを説明しています。それはつまり、政治指導者は、民族浄化の実行を軍レベルに委任するのですが、必ずしも組織的な計画を携えさせたり、明確な指導を与えたりするのでないのに、全体的な目的に関しては全くもって明瞭だということなのです。 このように、それ自身の慣性力で突き進む巨大ブルドーザーが、その任務を果たすまで止まろうとしないように、追放の機械が行動を開始し、進み続ける限り、ある点で