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MIDIキーボードを使ってバイオリンを演奏するとき、特に「チゴイネルワイゼン」みたいなドラマティックなソロ演奏をしたい時には、ピッチベンドやモジュレーションホイールでビブラートを付ければ、なんとなくそれっぽい気分に浸ることができますが、本物のバイオリニストによる繊細なボーイング奏法にはとてもとても敵うものではありません。そこで開発されたのがPen2BowというiPad Pro専用のアプリ。Pen2BowはApple Pencilを使ってバイオリンのボーイング奏法をシュミレートするMIDIコントローラーです。 Pen2Bowの基本的な仕組みは、Apple Pencilのセンサーが①ペンの速度②ペンの圧力③ペンの傾き④ペン先の傾き を検出することにあります。これら4つの情報は4つのMIDI CC(エクスプレッション、ビブラートなど)にアサインすることができるので、Pencilを動かすごとに4つ
コルグは、名誉ある賞を数多く受賞してきた音楽制作ソフトGadget のMacバージョンのリリースを発表しました。Gadgetはガジェットと呼ばれる30個以上のシンセサイザーやドラムマシンを組み合わせ、エレクトロニック・ミュージックを制作できるソフトです。オリジナルのiPadバージョンは2014年にリリースされ、その後2016年にはiPhoneやiPad Proにも対応。今回のMacバージョンのリリースによってその活躍の場所はさらに広がります。 Gadget for Mac にはiOS バージョンに搭載されている30以上の全ガジェットを搭載、「Gadget Plug-in Collection」としてAU、VST、AAXフォーマットに対応します。また新規ガジェットが2種追加されますが、今の段階で明らかにされていることは「オーディオに対応した2つの新規ガジェット」、「16個のパッドを搭載した、
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これまでローランドのJX-3やAlpha Juno のハードウェアプログラマーをリリースしてきたDTRONICSが、今度はヤマハのDXシリーズ全モデルに対応するハードウェアプログラマーDT-7をリリースします。 ヤマハDx-7はシンセサイザーの歴史の中で最も成功を収めたシンセサイザーですが、それと同時に最も操作が面倒なシンセサイザーでもあります。リリースからおよそ30年の時を経て、今、すべてのパラメーターをシフトキーなしでノブ操作できるようになります。 価格1249ユーロ、販売時期は間もなく。コルグのVolca-FM じゃ小さすぎるのよという人はDTRONICSのホームページをチェックしてみてください。 DTRONICS
コントローラアプリLemurの開発で知られるLiineが、エレクトロニック音楽を簡単に作ることができるアプリSkramをリリースしました。Skramは4つの音源(3×シンセ、1×ドラムマシン)と、Widgetと呼ばれる3種類のシンプルなジェネレーター/シーケンサーを使って音楽を作ることができます。 様々な種類の音源を使うというアイデア自体はコルグのGadgetと似ていますが、 Skramはタイムラインのシーケンサーを使わず、4つの音源それぞれでパターンを作り、ライブパフォーマンスの感覚で音楽演奏/制作を行えます。 ベース用音源のSkramは303的なアシッドベースからDX-7的なタイトなベースサウンドを作ります。2種類のメロディー/ハーモニー用音源はOrphicとHeatstroke。Orphicはベル系の高いトーンのサウンドを作り、特にORB/LUCIDノブを回すと幻想的なサウンドになり
ただの909のサンプルサウンドならば全く珍しいものではありませんが、オランダのプロデューサーLegowelt(Danny Wolfers)が無償公開しているSMACKOS AMIGA 909は、Amiga ゲームマシン909サンプルフロッピーディスクをもとに作られたAbleton Live専用のドラムマシンです。8つのマクロノブを回していくと、昔テレビのドキュメンタリーで見た「ラブパレード」のような、20年前のテクノパーティーがフラッシュバックしてしまうかのような、そんなサウンドに変身します。 ダウンロードはLegowelt HPよりどうぞ。メールアドレスの記入も必要としないとっても太っ腹なサービスです。
ハードウェアインストゥルメントを自分でデザインできる時代がやって来ています。Augmented Instruments Laboratory, C4DM社によるBELAは、クラウドファンディングKickstarterにてプロジェクトが開始されたばかりですが、目標金額の£5.000を既に突破しています。 Belaは、ユーザーが独自に電子楽器をデザインすることができるプラットフォームで、ユーザーはコンピューターソフトウェアでデザインしたシンセやエフェクター等をBelaにアップロードすることによって、ハードウェア楽器として利用できるようになるものです。 Belaは、BeagleBone Blackが基となり、USB端子、SDカードスロット、イーサネット端子、スピーカーアンプ付きステレオオーディオi/o、8チャンネルの16ビットアナログi/o、16GPIOを装備するなど、楽器製作用プロットフォーム
世界のiOSのディベロッパーの中には「もう神様なんじゃないか?」って思えるくらい、たった一人で物凄いアプリを開発している人がいるのですが、スウェーデンのKymaticaはそのうちの一人で、これまでSECTORという円型のサンプルドラムマシンや、アプリとアプリのオーディオシェアを可能にするユーティリティーアプリAudioShareを開発してきた人です。そんなSymaticaが本日、新しいアプリAUMをリリースしました。 AUMは、オーディオミキサーとして、レコーダーとして、様々なiOS音楽アプリをつなぐハブとして使うことができるユニバーサルなアプリです。(iOS 8.0が動作するiPad、iPhone、iPod Touchに対応) まず上の画像をみてください。かなり未来的でクールなインターフェイスですよね。通常のミキサーとして見ていただければ良いのですが、各チャンネルに様々なiOS アプリが
TRAKTOR PRO 2アップデートバージョン、コントローラーなしでもSTEMの操作が可能に!1.5GB相当のSTEM無償ファイル配布中! Native Instrumentsは、DJ ソフトウェアTRAKTOR PRO 2のアップデートバージョン2.10.1をリリースしました。この最新バージョンには「Stem View」という新機能が搭載され、TRAKTORのStem Deckには4本のStem波形が表示されます。これまでStemを操作するには、特別なハードウェアコントローラーが必要でしたが、これからはソフトウェアだけでStemの操作ができたり、サードパーティー製MIDIコントローラーにStem機能をマッピングすることが可能になります。また、人気コントローラーKONTROL S4がStemsに正式対応することとなりました。 まずは、NIのオフィシャルビデオ「Stem View パフォー
音楽スタジオのairbnb、世界中のスタジオを貸し借りするオンラインサービスStudiotime.io 世界中のスタジオを貸し借りできるStudio.ioというオンライン・サービスが始まっています。利用方法は宿泊予約サイトairbnbとほとんど同じで、サイトに掲載されているスタジオリストをブラウズして予約を取ることができます。スタジオリストには数枚の画像、利用可能な機材の一覧、エンジニアを雇うかどうかのオプション、価格、場所等が表示されます。中には超ビンテージ機材やSSLミキサーを設備する宿泊施設付きの豪華スタジオだったり、レコードプレスマシンを設備したり、ミニバスを改造したような個性的なスタジオもあります。ロケーション的には、アメリカ・ニューヨーク、西海岸、ロンドンのオファーが多いようですが、中にはマイアミ、ベルリン、パリ、コペンハーゲン、ブラジル、マレーシア、香港などのオファーも見つけ
充電ケーブル1本でiPad/iPhoneの音をAbleton Liveに取り込む方法その2、Studiomuxを使ってみる 先日書いた「充電ケーブル1本で、iPad/iPhoneの音をAbleton Liveに取り込む方法」という記事の反響が大きかったので、今日はその続編ということで、StudiomuxというiOSアプリを使い、iPad/iPhoneの音をコンピューターに取り込む別の方法を紹介しましょう。 Studiomuxは以前にこのブログでも紹介したAudiomuxのアップグレードバージョンで、通常のUSB充電ケーブルを使うだけで、iOSデバイスからコンピューターへ最大8チャンネルのオーディオをストリームすることができるアプリです。例えば、Ableton Linkを使って幾つかのアプリでセッションしているとき、それぞれのアプリをAbleton Liveのオーディオトラックにレコーディン
Ableton Liveの新しいバージョン9.6がリリースされ、もう皆さん、iOSアプリとLinkセッションを堪能していることと思います。でもせっかく上手くセッションしたからには、ちゃんとレコーディングもしておきたいものです。 もちろんiOSデバイスのヘッドフォン端子を使えばレコーディングすることができますが、このデジタル時代にそんなアナログ手法ではちょっともったいないような気もします。そこで、今日はUSB充電ケーブルを使うだけで、デジタル録音できる方法を紹介しましょう。しかもお金は一切かかりません。あ、ごめんなさい。でもこれは、Mac OS 10.11 El CapitanとiOS 9 の両方を使っている人だけが対象です。 試してもらいたいのが、これ。iOXAudioという無償のユーティリティーソフトです。https://github.com/sieren/ioxaudio/releas
タップするだけで和音とメロディーを演奏できるSoundPrismが、Ableton Link対応バージョンをリリース スクリーンをタップするだけで簡単に音楽演奏できるiPadの有名アプリ、AudanicaのSoundPrismが、リニューアルバージョンとなるSoundPrism Link Editionをリリースしました。 SoundPrismは、スクリーン左端のアルファベットのスイッチでベースを押さえ、スクリーン右の鮮やかなキーボードでコードやメロディーを演奏します。音楽知識が全くなくても、オシャレなコードを使って簡単にアンサンブル演奏できてしまうのがこのアプリの凄いところです。 SoundPrism Link Editionはその名の通り、Abletonの同期テクノロジーLinkに対応したバージョンで、特にその力を発揮するのが新機能のリボンコントローラです。リボンコントローラを上に上げ
仏のiOSディベロッパーチームHLO S.A.がリリースしたiOSアプリPlayGroundは、デバイスのスクリーンをスワイプ/タップするだけで音楽を演奏できるアプリです。これが何とも言えず楽しいのです。 シンセアプリやDJアプリというと、いくつものスイッチやノブがスクリーン上に描かれ、バーチャルなキーボードやパッドをたたきながら演奏するものがほとんど。でもPlayGroundには、長方形だったり、楕円形だったり、時にはXYパッドのような大小様々なオブジェクトが並び、これを指でスワイプしたりグライドしたり、タップすることで音をトリガーする仕組みになっています。オブジュエクト同士がぶつかることでも音が出たり、オブジェクト同士がリンクして音を鳴らすこともありあます。 PlayGroundは、プロミュージシャン(D-Styles、20Syl、Herrmutt Lobby、Cotton Claw、
iPadのスプリットビュー機能に対応、AudioBusとAudioBus Remote がバージョンアップ iOS ミュージシャンの必須アプリAudioBusと、そのコントローラアプリAudioBus Remote(別売り)がアップデートバージョンを発表しました。今バージョンの大きな目玉は、iOS 9(iPad Air、iPad mini以降のデバイスに対応)に追加された新機能、スプリットビューに対応したことです。 AudioBusのメイン画面の右端を指でスワイプすると、AudioBus Remoteがスルスルと現れ、スクリーンの1/3くらいのサイズで表示されます。(上の画像)AudioBusの中で起動しているたくさんのアプリを、一つの画面で同時に操作できるようになるので、とっても便利です。 スプリットビュー画面の設定はとても簡単です。まず、AudioBusとAudioBus Remote
Pure Dataサウンドエンジン搭載、シンセにもサンプラーにもなる、Critter & GuitariのOrganelleリリース開始 Critter & Guitariは、ピュアデータ・サウンドエンジンを搭載するポータブルシンセサイザーOrganelleをリリースしました。Organelleは、Pure Dataのパッチをロードできるのが大きな特徴で、本体に装備するインプット端子、アウトプット端子、マッピング可能なノブや木製のキーボードスイッチを利用し、Organelleをドラムマシンやシンセサイザー、サンプラー、エフェクターなど、様々な形で使うことができます。数種類のパッチはあらかじめ内蔵していますが、Organelle Patchページより新しいパッチを読み込むこともできます。また、ユーザーが独自のパッチを作成し、フォーラム内でシェアすることもできます。 ピュアデータは、デスクトッ
仏のExpressive Eという新しいメーカーが、シンセサイザーのためのエクスプレッション・コントローラーTouchéを発表しました。見た感じは、サスティーンペダルが進化したかのようです。または、高級な靴磨きの台か何か。でもTouchéは手で操作するコントローラです。 Touchéの繊細なメカニズムが手の振動や圧力を検知し、まるでアコースティック楽器を扱うかのように、シンセサイザーを操作します。また、Touchéに付属するソフトウェアからはパラメーターのカスタマイズを行え、MIDI、CV、USBポートを通して、様々なシンセを操作できます。コンピューターなしでもシンセサイザーと接続できるのは一つのメリットです。 まずはイントロダクションビデオで、Touchéアクションとサウンドの方をチェックしてみてください。 どうでしょう。これまでになかったエレクトロニック音楽の演奏表現です。フランスの電
GarageBand for iOS大幅なバージョンアップ、DJスタイルのループトリガー機能、AUプラグイン対応など 多くの新機能を備えたGarage Band for iOSのニューバージョン2.1がリリースされました。目玉となる新機能は、音源ループやDJスタイルのエフェクトをリアルタイムでトリガーしながら曲を構築できるLive Loops(画像上)です。これまでのようにタイムラインに沿ったシーケンスだけではなく、パターンベースでの曲作りが可能になります。 さらに、デスクトップバージョンのGragebandやLogic Pro Xにはすでに搭載されているバーチャルDrummer機能や、オートメーション機能が追加、iPhone 6sの3D Touch技術を使うアフタータッチ機能にも対応しています。また、iOS 9の新機能である「AU(Audio Unit)プラグインの読み込み」にもやっと対
日本の音響機器メーカーZOOMは、これまでのイメージを覆すような、新発想のインストゥルメントARQを発表しました。ARQ はAero Rhythm Trakの略だそうです。空中リズムトラック?とでも訳すのでしょうか。 ARQは、ドラムマシン、シーケンサー、ルーパー、MIDIコントローラの機能を合体した製品です。本体はBase Stationと呼ばれる音源と、Ring Controllerと呼ばれるコントローラの二つのコンポーネントからできており、Ring Controllerだけを取り外し、タンバリン(フリスビー?)のように演奏をすることもできます。 音源部であるBase Stationには、468の/ドラムサウンド、70タイプのシンセサウンドを内蔵。インプット端子を装備し、サンプルレコーディングも行えます。USBによるコンピューターとの接続、SDカードスロットでパターンやループのセーブ、
今日はGarageBand、Logic Pro Xのアップデートだけでなく、アップルの全く新しい音楽アプリMusic Memosもリリースされました。Music Memos は作曲支援ソフト、マイクロフォンを使い音楽的なアイデアをスケッチしておくことができるシンプルなアプリです。とは言ってもよくある「ボイスメモ」的なアプリとは違います。Music Memosはこのボイスレコーダーの機能に音楽的機能(チューナー、コード表示、伴奏機能など)が備わり、さらにGarageBandやiCloud Driveとの連携が加わったアプリと言えます。アップルの環境で音楽制作をしているミュージシャンにとってはかなり重宝しそうです。しかも無償。使用感は後ほどレポートします! Music Memos • どんな曲のアイデアもシンプルなインターフェイスを使って簡単に録音できます。 • 録音した曲のアイデアを、仮想の
ハードウェア機材もAbleton Linkセッションできるようになるアプリ、Link to MIDIリリース 昨年末、Abletonはデバイス間のタイミングをワイヤレス・ネットワークを介して同期するテクノロジーLinkを発表しました。複数のAbleton Liveの同期だけではなく、Link対応のiOSアプリ間での同期も行うことができる技術です。Ableton Liveに搭載するLinkはまだベータバージョンの段階で、一般に公開されていませんが、Link対応のiOSアプリはすでにいくつかリリースされています。私もいくつか試していますが、正直言って大満足です。驚かされるのはそのタイミング精度の良さ、そして設定に全く手間がかからないことです。 これで Ableton LiveとiOSアプリの同期問題はほぼ解決です。ではハードウェアも使ってセッションしたい場合はどうしたらよのでしょうか? 新しく
ドイツ・ベルリンに拠点を置く iOSディベロッパーチーム AppBC が新しいアプリModstepをリリースしました。AppBCはこれまで、iOSのMIDI/オーディオ・データのストリーミングツールStudiomux (Midimux+Audiomux)や、Ableton Live専用のiOSコントローラTouchableの開発を行ってきました。 今回リリースとなったModstepはiPad専用のMIDIシーケンサーです。iPad用のアプリというと、デスクトップ向けのソフトウェアの縮小バージョンといったものが多いですが、このModstepに関して言うならばそのような妥協は一切感じられないパワフルなアプリです。 Modstepのトラック数は無制限(デバイスのCPUパワーに依存)、様々な音源(内蔵音源・Inter-App Audioアプリ・ハードウェアMIDI音源・ソフトウェア音源)を使い、本
Ableton PUSH 2 のスクリーンにセッションビューを表示することができるようになるMax For LiveデバイスP2D-Sessionがリリースされました。このデバイスを使うとスクリーンには8×8のマトリックスが表示され、Ableton Live で操作中のクリップが表示されます。クリップ名(日本語もオッケイ)はもちろん、再生中のクリップのポジションもリアルタイムで表示されます。 P2D-Sessionの起動方法は簡単です。まずは、ダウンロードしたデバイスをオーディオトラックに挿入するとごくシンプルなインターフェイス(画像下)が表示され、これをActiveにします。あとはPUSH 2 のシフトキーとセレクトキーを同時に押すと、スクリーンにはディベロッパーSigabortのロゴが表示され、続けてセッションビューが表示されるようになります。 どういうわけかこれまでのAbleton
アップル3D Touch技術に対応、リニューアルしたNative Instruments iMASCHINE 2リリース! Native Instrumentsの人気iOSアプリiMASCHINEが大きくリニューアルしてiMASCHINE 2として新たにリリースされました。iMASCHINEは全4トラック、4×4のパッドや簡易キーボード、エフェクターを装備するモバイル・ドラムマシン・アプリです。 iMASCHINE 2 はiMASHCINE 1のバージョンアップではなく、全く新しいアプリとしてリリースされました。iMASCHINE 1の機能はほぼそのまま残っていますが、新しい機能がいくつも取り入れられ大きくパワーアップしています。特に注目の機能はアレンジ機能が追加されたことで、これからはiMASCHINE 2だけでフルトラックの制作が可能になます。またアップルの新技術3D Touchに対応
Ableton Live の新機能Linkは、複数のiOSデバイスや複数のAbleton Liveソフトウェア(Mac&Win)をWifiネットワークを使って同期演奏させることができる機能です。これまで複数のAbleton Liveを同期させるには通常はMIDIクロックを使ってきたわけですが、ジッター問題等によって必ずしもタイトな同期が行えるとは言いがたいものがありました。また、Wifi-MIDIに関しても同様で、決して信頼性の置けるものではありませんでした。これまで見てきた実験結果から考えて、Abletonがこのような同期機能を大々的に取り入れたことに関してはやや懐疑的な部分もありました。でも昨日から流れているニュース/レビュー記事を見る限り、このLinkはゲームチェンジャーと言えるような、素晴らしい仕上がりであるようなのです。 iOSアプリElasticDrumsのディベロッパーOli
Ableton Live の新しいバージョン9.5と、専用コントローラPUSHの新しいバージョンPUSH 2がリリースされました。Live 9.5へのアップデートは無償、すでに配布開始となっています。PUSH 2 の販売も開始しています。基本価格は699ユーロとなってますが、PUSH 1 の下取りプログラムによって30%オフの価格で購入が可能です。下取りされたユニットは教育機関に無償提供されるとのことです。 PUSH 2 PUSH2 はこれまで共同開発を行っていたAKAIと袂を分かち、純粋なAbletonブランドのコントローラとなりました。サイズは初代よりもやや大きく、厚みはやや抑えられているようです。ディスプレイはカラーになり、波形やエフェクトレベル、ミキサーレベルを鮮明に表示します。64のパッドはリニューアルされ、演奏力の向上が試みられています。 PUSH 2はサンプラー機能のワークフ
Ableton LiveコントローラTouchAble バージョン3.1リリース、5周年を記念した特別セール実施中! iPadでAbleton LiveをコントロールするアプリTouchAbleが5周年を迎えました。5年前というとiPadが発売されたばかりの頃、タッチスクリーンでどこまで音楽制作ができるのか、Wifiによってどこまでのことがコントロールできるのか半信半疑だったことを思い出します。しかしTouchAbleチームの果敢なチャレンジは続き、今や大手ハードウェアメーカーと並べても遜色のないコントローラにまで進化しました。私自身、TouchAbleを使いたかったからiPadを購入したといっても過言ではなく、ここからネットワーク(Wifi)について学んだり、Ableton Liveの奥の奥について学んだことが多くあります。 来月には13インチの大型iPadが発売されるわけですが、そうな
Fugue Machineはバッハに代表されるようなバロックや、セリエル、ミニマルなどの作曲技法から着想を得て作られたシーケンサーです。そうはいっても操作はいたって簡単。メロディーを打ち込み、再生を開始。4つの再生ヘッドのスピードを変えたり、再生方向を変えたり、ピッチを変えたりするだけで、 バッハのような音楽を作ることができてしまうのです。 開発はArpeggionomeでおなじみのアメリカのミュージシャン/ディベロッパーAlexandernaut。公式HPによると、Fugue Machineは「世界初のマルチ再生ヘッド式ピアノ・ロール」とのこと。まずはイントロビデオからご覧ください。 通常DAWソフトウェアのピアノロール・エディタは、再生ヘッドが左から右へ一定のテンポで動き、打ち込んだMIDIノートを再生していきます。でもFugue Machineの場合は再生ヘッドが4つ。それぞれの再生
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