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自他区分の問題について、ちょっと間が開いてしまったが続き。 前回の記事「自閉症スペクトラム児者における自他区分の問題について考えてみる」はこちら ちょっと一気に進めたいのでかなり長くなるがお付き合いのほどを。 自他区分というより自他の境界感覚かも 前回の記事で図にしてみたら浮かび上がってきたのは、自閉症者では自他区分に問題があると言われるが、それは実は自他の区分というよりも自分と外界との境界の性能なのではないだろうか?ということだったが。これに外界からの刺激(情報含む)を加えて図にしてみるとこんな感じになるだろう。↓ 境界が明確な場合は外界からの刺激がむやみやたらに入ってくることはない。刺激の取捨選択によって境界内部に取り込むことはあるだろうが、基本的にかなり安全が確保されやすい状態であり、内と外のj区分が明確な状態である。 対して境界が不鮮明な場合は刺激が易々と自分の内部に入り込む。境界
アスペルガー、発達障害関連情報はカオス?! 支援迷子・情報迷子にならないために 我が子が、自分が、アスペルガーかも?と思ったら...今のご時世ならまずするのが「Webで情報をあさる」だろう。 これを読んでいるあなたもそうやってここにたどり着いた方かもしれない。 だが、アスペルガー症候群、発達障害といったものを調べるとまあ出てくる情報がカオスである。 「障害か個性か?」「周囲の理解を」「療育が必要」「治らない」...じゃあいったい何をどうしていいのか?といいたくなる多すぎてクラクラしそうだ。 そしてWebの発達障害関連の情報にもまれて、でもやはり気になるとなるとお世話になるのが各地域の発達障害者支援センター(発達障害者支援センター一覧はこちら(当ブログ別館))や、児童相談所(児童相談所一覧東日本版、児童相談所一覧西日本版)だろう。だが、これも実は結構地域によってクセがある。 というわけで、カ
発達障害支援のための有力ツールが保険収載! 連休前だったかfacebookで回ってきた情報なのだが、ちょっと興味深いので紹介しておこうと思う。 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/events_news/department/ningen_kankyou/news/2016/160413_1.html 発信源は京都大学。 簡単に概要を説明すると、数年前からさまざまな研究機関が国の肝いりでやってる「構成論的発達科学」というプロジェクトで、京都大学でされていた研究から「発達障害者の特性別評価法(MSPA)」という評価ツールができて2016年4月から保険収載までこぎつけたんだそうだ。 どんなツールかというと、発達障害児者にありがちな障害特性を、 コミュニケーション 集団適応力 共感正 こだわり 感覚 反復運動 粗大運動 微細協調運動 不注意 多動 衝動性 睡
ASD者の聞き取りの苦手さの実態 ありふれた会話から たいそうなタイトルをつけたが、私が年中やらかす聞き取りエラーについての話である。 以下は一昨日の晩ご飯後の茶の間での会話である。 ミチャポン:ママ~、宿題わからないから教えて~。 ミ:ママ~、聞いてる~!(怒) 猫:はいはい宿題ね、どこがわからないの? 字面だけ見るとどこにでもありそうな会話であるが、実は私の聞き取りエラー現象とそのぼろ隠しが隠れている。 脳内再生でボロ隠し 正直なところ、はじめの音が聞こえたところで「音が聞こえているかな?」程度の認識なのだ。 そしてミチャポンから「ママ、聞いてる~?」という苦情が言った時点ではっとして、「さっきのはミチャポンの声だったんだ」と認識する。 だが、まだこの時点でははじめの音声の意味は認識していない。 苦情がきたから返答をしなければまずそうだと思い大急ぎではじめの音声を脳内で再生する。 脳内
ASD者の脳は疲労しやすい 脳が疲れやすい...というのを自覚したのは確か中学生くらいの頃だった。 ラジオを聞きながら勉強するというのが流行りだした頃だったと思う。友人からラジオのおもしろさというのを伝え聞き、ながら勉強とやらがやってみたくなった私は、ある日部屋においてあったラジオのスイッチを入れてみた。 が、あっという間に私は挫折を味わう事になった。 ラジオから流れてくる音楽やトークが耳に入ってくると参考書の文字を追えなくなる、参考書の文字を頑張って追おうとするととラジオの音にめちゃくちゃイライラしてくる。並んでいる文字を目で追っても意味がストンと脳みそに入っていかないという現象は不快極まりない。 小一時間もしないうちにラジオのスイッチを切ったが、急激に理解のパフォーマンスが落ちている感じが続き、スイッチを切ったからといって即座に回復しないのが気になった。 変なところで負けず嫌いな気持ち
前回、発達障害者の雇用を拡大するにはどうしたらいいかを考えてみたら…(ちと暴論)と題して1本記事を書いたわけだが、「稼ぐ力」をあげるといってもいったい稼ぐ力ってどういうものなんだ?ってなところをほったらかしていたので今日はそこのところに触れてみる。 稼ぐ力といっても… 稼ぐ力…というと、まず実務スキルとか、コミュニケーションスキルなどを思い浮かべる方も多いと思う。 しかし、実務スキルなんてのは職種によって全く異なるし、資格があったから仕事ができるというものでもないようだ。コミュニケーションスキルにしてもまた職種によって必要なレベルはまちまちだ。 好きこそものの上手なれという諺はあるが、その世界に突入してみたら結構好きになったという場合も結構あるし、いいと思って入ってみたもののイマイチ…というケースもよくあるので、その辺も何ともいえないし、とにかく食うために仕事をしたいという場合などはあれこ
自閉者の特異な視覚が体験できるように! 阪大と東大の共同研究で自閉症児者の視覚を疑似体験ができるシミュレータができたそうで、そのお披露目会?が梅田のグランフロントであったので行ってきた。 実はこの研究、私も被験者になっている。まあ私はあまり視覚的な問題は強くないので、あまり役に立ってない被験者かもしれない。 司会は阪大の浅田教授で阪大の長井准教授と東大の熊谷准教授の講演、そして肝心のブツであるヘッドマウント型シミュレータの体験ということだったが、予想以上の人出だったらしく会場は満員で一部立ち見が出ていた模様。 長井准教授の講演は開発の経緯とか技術的にどう実現していったかといった話が主で、視覚過敏が生じるメカニズムとして瞳孔の機能の問題があるのではないかという話も飛び出した。瞳孔の大きさというのは脳の思考による負荷状態を示すといった研究もある話であり、過敏と負荷状態の相関等に結びつく可能性も
この記事は、前回の記事「定型発達者的『謝罪』の分化と文化」に連動しています。 ちょっとのっけから話題がそれるようであるが、謝罪の前には怒りがある。 で、あるからして、なぜ人を怒らせやすいかをまず分析してみよう。 アスペルガー者が意図せずに定型発達者を怒らせるにはいろんなパターンがある。 相手の風貌・言動に関して否定的なことをストレートに言い、相手に不快感を与える。 ひとつの件に関し、繰り返ししつこく聞き、相手に不快感を与える。 当事者である事に関し、第三者的ととられる発言をし、無責任な発言だという印象を与え、相手を怒らせる。 すでに相手が怒っていることを認識せずに、単なる疑問を投げかけられたと思って答え、相手を怒らせる。 状況に合わない行動・言動をとり、周りを怒らせる。 まあ、代表例はこんなところだろう。 さて、アスペルガー者はなぜ謝らないかについて、上記を参考にしながら分析をすすめる。
「アスペルガー症候群者はこう考える」 「アスペルガー症候群者にわかりやすい言い方は…」 等の情報はそうとう集積されつつある。 ところがである、「定型発達者はこうである」とか 「定型発達者にわかりやすい言い方は…」「こういう時の定型発達者の心理は…」 という情報は皆無に等しい。 となると、いきおいアスペルガー症候群者は「当たって砕けて」…すなわちコミュニケーション上の失敗をして、試行錯誤をしていく中で「無難なコミュニケーション方法」を獲得していくことになる。 しかし、あまりにも「失敗」が多くなるとアスペルガー症候群者がその「獲得」までの過程で自尊心を喪失することになったり、逆に自尊心を保つために定型発達者に対して無視したり、あるいは攻撃的な態度になってしまう可能性もないでもない。 アスペルガー症候群者が「無用な失敗」を経由せずに定型発達者とのコミュニケーション手段を獲得するために、定型発達者
アスペルガーライフblog アスペルガー、発達障害、自閉症スペクトラム(ASD)…それってなに?アスペルガー症候群の狸穴猫(まみあなねこ)が当事者視点で発達障害を語ります。狸穴家のお笑いハッタツライフも 2019年8月、台風10号が襲来中。 あまり被害を出さずに通り過ぎて欲しいものです。 ★お断り) この記事は2014年8月に公開した記事ですが、広域の豪雨・台風の時などに際して適宜新しい情報を追加して一番上にもってきています。(今回も加筆あります) NAVERまとめに「台風のとき情報を効率よく収集する実用リンク集」を作りましたのであわせてどうぞ。交通(鉄道運行情報・道路規制等)関連のリンクも入ってます。 ================================== 狸穴猫は交通情報リンク集を台風時用に更新していたのですが、ふと、これは自閉症児者にも必要かなと思い、こちらにも一部アッ
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