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買ってよかったもの
blog.livedoor.jp/tikaram
September 01, 201909:00 by tikaram またまたの再出発だけどね カテゴリ tikaram Comment(0) いろいろ考えた末、やっぱり区切りをつけるために書くことにした。この2年間のこと、特に今年の6月から始まった62年間の人生でもっとも過酷だった3ヵ月のこと。消えていった希望や夢への門火として、少し長くなるけど淡々と記しておこうと思う。 まず、2017年8月に起業したUEIエデュケーションズという会社は、8月末付けで清算手続きに入りました。2年前、秋葉原プログラミング教室の運営を引き受け、その後、教室の拡充、フランチャイズ化、プログラミング教材の販売など、様々な試行錯誤をしてきましたが、数字という形の結果はついに出ませんでした。今年の春以降、キャッシュフローがキツくなり、資金調達のためにいくつもの提携候補先、金融機関をまわり交渉を重ねましたが、必要とし
August 08, 201723:00 by tikaram 起業しました。まもなく還暦ですがw カテゴリ tikaram Comment(0) 今日、会社を立ち上げました。いわゆる起業です。あと1ヵ月と数日で60歳、つまり還暦を迎えるこの期に及んでの起業です。無謀かな、と思ったんですが家族を含め誰も止めてくれませんでした。 会社名は、株式会社UEI エデュケーションズと言います。社名からわかるとおり、清水亮氏率いるUEIの子会社で、教育事業を行なう会社です。昨年の4月からUEIの一事業として行なっていた「秋葉原プログラミング教室」の事業を引き継ぎます。 起業にあたって読んだのは『マンガでやさしくわかる起業』と『マンガでわかる事業計画書のつくり方』の2冊。繰り返しますが、59歳です。かつてはアスキーのCOOだったこともあります。 そんなわけで皆様からのご支援がマストとなっておりますので、
October 11, 201601:01 by tikaram この2年にピリオドを打ちたくて書きました カテゴリ tikaram Comment(0)Trackback(0) 今日のブログはとてもネガティブな内容なので、暗い気持ちにさせてしまうかもしれません。ご了承ください。 1週間前の日曜日のお昼前、岡山の実家でゆっくりと風呂に入っていた。朝からやっていた荷物の整理をほぼ終え、かいた汗と浴びた埃を流し落とす。それは、実家での最後の風呂だった。湯船に浸かり、湯をすくって顔を洗うと、ふと涙がこぼれた。その瞬間、感情をコントロールしていたものが決壊した。堰を切ったように次々と涙が流れ、気がつくと声を上げて泣いていた。 6年前、実家は主人が不在の状態となった。2006年に父が亡くなって以降、母がひとりで住んでいたが、認知症の進行によって介護施設で暮らさざるを得なくなったのだ。自宅に戻りたいと
December 11, 201522:46 by tikaram 追悼・櫻井孝昌 カテゴリ tikaram Comment(0)Trackback(0) 週アス時代の元部下から、櫻井氏が亡くなったとの報せを受けた。メールには、NHKのニュース記事のURLが添付されていた。開くと、「西日暮里駅のホームから転落」「電車に轢かれ」「メディアプロデューサーの櫻井孝昌氏」という言葉が立て続けに目に入ってくる。なんということ・・・。彼を知る多くの人たちがそうであるように、しばらく声が出なかった。彼と知り合った10年以上前、一緒にビジネスを始めた2009年、そして袂を分かった3年前。いろいろなことを一気に思い出して、思い出し過ぎて、呼吸を忘れ、咽せた。 悲しい、とか、つらい、とか、そんな感情ではない。どうしようない「ハカ」のなさ、儚さと言うのがもっとも近い気がする。アイドルの方やアーティストのみなさん
April 11, 201523:44 by tikaram 週刊アスキーのこと カテゴリ tikaram Comment(0)Trackback(0) 週刊アスキーのことを書こうと思う。多少辛辣なことも言うかも知れないけど、決して今回の休刊……じゃなかったデジタル版への完全移行に対する批判ではない。ただ、脚本はひとつとは限らないと思うので。 雑誌は、うたかたのようなものだと思う。方丈記の冒頭に出てくる「川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。澱みに浮かぶうたかた(泡沫)はかつ消えかつ結びて・・・」の、うたかた(泡沫)。読者は移り変わり、つくる側の編集者もまた集い散ずる。一瞬のうちに現われては輝きを放ち、忽ちにして消えていく。フローとストックで言えば、モロにフロー。メディアの波間にふわふわと浮かんでいる様は儚さすら感じさせてくれる。 雑誌ってそうしたものだと思う。いい加減で大衆迎合で、
April 06, 201500:42 by tikaram さよなら、「か」のつく会社 カテゴリ tikaram Comment(0)Trackback(0) というわけで、3月末にKADOKAWA Contents Academyの取締役を退任しました。昨今のリストラブームに便乗した格好になってしまいましたが、自己都合の退職です。アサインしてくれた上司からは「海外戦略を担う」的なことを言われて、ちょっと夢を描いていた部分もありましたが、どうもそういう感じではなかったようです。すべては自分自身の力不足に起因することですので、仕方ないことだと思ってます。 というようなことを書いてアップしようとしたところへ、週アス休刊のニュース、あ、デジタル版への完全移行でしたっけ、そんなニュースが飛び込んできて、今回の退任と関連づけられちゃうなあと。週アスを離れたのは2年も前のことで、そのときに自分の中で
September 30, 201323:00 by tikaram アスキー(の名前)最後の日に寄せて カテゴリ tikaram Comment(12)Trackback(0) 自分なりにいろいろと整理をつける意味で書いておくことにした。 今日、9月30日、あと1時間で「アスキー」の名前が社名から消える。10月1日から角川グループの10社が大合併し、社名がKADOKAWAとなるためだ。もっとも企業としてのアスキーは、2008年4月、メディアワークスに吸収合併されたことですでに消滅している。『週刊アスキー』や『アスキークラウド』、角川アスキー総合研究所など、雑誌名や子会社に今後も名前を残すものの、それなりの感慨を覚えないではいられない。なにしろ、週アスを離れた今、自分の名刺から「アスキー」の文字が消えるのは、1989年以来、24年ぶりのことだ。 そう、僕はこの24年間、これまでの人生の時間
June 16, 201323:27 by tikaram ボカコン・文楽セッションのこと カテゴリエンタ番長 tikaram Comment(0)Trackback(0) 世界ボーカロイド大会1日目の夜に行なわれた、文楽セッションについて書こうと思う。というより、その後の受け止め方と言ったほうがいいだろう。 文楽セッション、「人形浄瑠璃の方法論ー初音ミクに連なる方法論」と題した1時間ほどのプログラムは、ボカコン主催者からの強い熱意で実現したものだ。ボカコンの3ヵ月ほど前に主催者から、文楽に関するセッションができないかとの相談があり、ならばということで、現役の人形遣いの方を紹介したところから、この企画がスタートした。 当初は、今回の人形の主遣いを担当された吉田幸助さん単独での、文楽レクチャー的なものを想定していた。こちらのほう、もちろん快く引き受けて下さったのだが、打ち合わせの流れで、「や
September 01, 202109:01 by tikaram 9月1日に花束を カテゴリ tikaram Comment(0) あれから7年も経ったなんて。 7年前の今日のこと。朝の4時前、岡山の叔母から電話が入った。こんな時間の電話でおおよその察しはつく。「明日までもたないかも。早く来て」。覚悟はしていた。脳の収縮により全身の筋肉が少しずつ動かなくなる病のために、母の身体の機能は段階を踏みながら失われていた。まず、歩けなくなり、声が出せなくなり、起き上がれなくなり、寝たきりになった。8月に入ると、食べ物を呑み込む力を失い胃瘻に頼らざるを得なくなった。そして、ついに栄養を消化することもできなくなる。未明の電話はその最終段階に入ったことを意味していた。 朝イチの新幹線に乗るため、急いで支度をしていると、また電話が鳴った。危篤状態になったという。胸が締め上げられる。なるべく何も考えない
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