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ドラクエ3
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11年。同年代の音楽仲間を探していた10代の青年たちが、Bank主催のDJパーティー『U-20』に集ったのをきかっけに結成された東京・渋谷のインターネットレーベル、TREKKIE TRAX。数ある日本のネット・レーベルの中でもとりわけネット空間とリアルとの間に垣根を作らない彼らの活動は、次第にジャンルや国境を越え、世界を舞台にしたものに発展。3月にリリースされたCD作品『TREKKIE TRAX THE BEST 2012-2015』は、これまで世に送り出したアンセムの数々をリリース順に並べたレーベル初のベスト・アルバムになっている。 本作を聴いて改めて思うのは、SNS普及以降の感覚を拡大解釈した「情報過多のエクストリーム」とも言える収録曲の数々が、歴史を置き去りにして絶えずアップデートを繰り返す彼らのホーム=「東京/渋谷」の風景に、どこかリンクしているように感じられること。そこで今回は、
バンド自らフィラデルフィアに赴き、ボン・イヴェールやフリート・フォクシーズら北米インディ勢とも共振しながらオルタナティヴな音響美を展開した前作『ロットバルトバロンの氷河期』から一転、最新作『ATOM』ではカナダのモントリオールを拠点に現地のミュージシャンを多数招集。これまで以上にエレクトロニックなサウンドも加え、まるでアーケイド・ファイアを思わせる壮大なサウンドスケープを手に入れたROTH BART BARON。気づけば彼らは、多くのアーティストが次々と名乗りを上げる東京のインディ・シーンの中でも比較対象がまったく見つからない、孤高の存在になりつつある。 彼らの音楽において一貫して変わらないのは、2人のごくパーソナルな世界観を保ちながら、同時にそれが空想や時代の空気を一緒くたにした大きなストーリーへとぐんぐん結実していくこと。その「出発点」と「終着点」のギャップ、もしくは両者の間を移動する
かねてから憧れていた人々を多数迎えたメジャー・デビュー作『First Album』を14年にリリースすると、続くEP『STAKEHOLDER』では改めて自分のパーソナルな部分を見つめ直したtofubeats。だとするなら、メジャー2枚目となるフル・アルバム『POSITIVE』は、まさにそのコインの裏側。これまで以上にJ-POPのど真ん中へと振り切れた1枚になった。 まず印象的なのは、今回は前作での路線から大きく踏み出して、より広い意味で共感できる/尊敬できるアーティストとのコラボレーションに乗り出していること。その結果、Dream AmiやKREVA、小室哲哉、岸田繁(くるり)など国内外から参加した豪華ゲストとの楽曲は、彼のパーソナルスペースを踏み出した開かれた雰囲気を獲得。そこにOkadada参加曲、マルチネ10周年に寄せたラスト曲“I Believe In You”といった仲間への視線
Summer / New Style Warner WPDH-10336 2015/5/20 At The Moment EP Warner WPDH-10345 2015/6/24 ますます活躍著しい日本のインターネット・レーベル周辺から登場した才能たち。その中にあって、tofubeatsやSugar’s Campaignに続いてメジャーと契約を果たしたbanvoxの音楽の特徴は、エレクトロやハウス、トラップ、R&B、ヒップホップなどを飲み込んで一瞬で聴き手をねじ伏せる巨大な高揚感と、フロアと日常を直列に繋ぐ間口の広いポップ・ミュージックとしての魅力。11年にマルチネ・レコーズからリリースしたEP『Intense Electro Disco』でシーン屈指のビッグ・チューン“Laser”をものにすると、その後はEP『Instinct Dazzling Starlight』やアルバム『Don
『Par』 PARKGOLF CD_PA058 Day Tripper Amazon インタビュー第3弾は日本のトラックメイカーからもう一組、北海道の札幌を拠点に活動するPARKGOLF。KREVAなどに影響を受けてインストのヒップホップを作っていた彼は、自分のPCを手に入れるとDTMを開始。Seihoが主宰を務める大阪のレーベル、Day Tripper Records初のデジタル配信曲となった“Kiss Me”では、iTunesのエレクトロニック・チャートで見事1位を獲得した他、さくらゆらや天川宇宙、DAOKOらと歌モノへもアプローチ。マルチネ・レコード関連の初海外イベント『POKO Vol.1』ではロンドンに向かうなど、海外にも活動の幅を広げつつある。 彼の楽曲の特徴は、要点の塊がユニークな形で組み合わさったポップ・ミュージック。間をたっぷり取った空間の中で、奇抜なフックや音が次々に連
tofubeatsと距離の方程式 『STAKEHOLDER』 tofubeats WPCL-12073 ¥1,500(本体)+税 2015/04/01 Amazon iTunes 日本のインターネット・レーベルが生んだ最大のスターとして、自主アルバム 『lost decade』 をオリコン・チャートの19位に送り込むと、ワーナー・ミュージック・ジャパン内のunBORDEと契約。メジャーへと活躍の舞台を広げたtofubeats。以降は森高千里を迎えた “Don’t Stop The Music” を筆頭にキラー・チューンを連発すると、メジャー初アルバム 『First Album』 をリリース。その後も宇多田ヒカルのトリビュート作品 『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について』 に参加し、SMAPの “華麗なる逆襲” にもリミックスを提供。憧れの人々を招き入れ、共に歩んでき
TREKKIE TRAX ROTH BART BARON TeddyLoid×池田智子Shiggy Jr. tofubeats Ykiki Beat PLAYLIST 2015.9.23 吉田ヨウヘイgroup LONE × Seiho banvox PLAYLIST 2015.7.21 LUCKY TAPES PLAYLIST 2015.5.18 PARKGOLF tofubeats Sugar's Campaign PLAYLIST 2015.3.20
Sugar's Campaign 都市型ポップのつくりかた in TOKYO SKYTREE TOWN ® 「都市」「街」と聞いて、あなたはどんなものを思い浮かべるだろう? 恐らくそのイメージは、人によって大きく異なるはず。けれども、この2015年において、「都市のポップ・ミュージック」とはどんなものかと考えた時、Sugar's Campaign のメジャー・デビュー作『FRIENDS』は、多くの人にとってその魅力を共有出来る作品のひとつと言えるんじゃないだろうか。 各自のソロ名義でも活躍する大阪のSeihoとAvec Avecによるプロジェクト、Sugar's Campaign。トラックメイカーとしてtofubeatsらと共に世界の音楽シーンの最先端と共振しながら日本の若手勢を引っ張る2人は、バンド編成のこのユニットでは、互いの才能を融合。トッド・ラングレンやAOR、過去のJ-POP的な
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