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体力トレーニング
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『本の雑誌』12月号の搬入日。特集は坪内さんと目黒さんの書店で遊ぼう対談と大槻ケンヂさんと高野秀行さんのマンセー・ムーノ人間対談。どちらも非常に面白い。 助っ人の鉄平は寝坊で遅刻。悪びれないのが今時の学生だ。 搬入後は一路、小田急線へ。 かつてからそうだったけれど、本厚木の有隣堂さんが面白い。手作りのPOPや独自のフェアが展開されてる。今は坂木司さんが熱烈プッシュされており、担当のIさんが大好きなのだとか。いやもちろん好きなだけでなく、しっかり売れているそうで、坂木さんや大崎梢さんはジワジワとファンが増えている、とのこと。 海老名のS書店ではOさんが『女王国の城 』有栖川有栖著(東京創元社)を「売りたいんですよ〜」と叫び、町田のYさんでは久しぶりに文芸&文庫の担当に戻られたSさんが、「あっという間に心がすさんだ」と苦笑い。この数年で、文芸書、一段と売れなくなりましたよね……。 その後はL書
とある大型書店さんを訪問し、売れ行きベスト10を確認したら、文芸書が一冊もなかった。そこは文庫、コミックを抜いた総合のベスト10を掲げているのだが、重松清や江國香織、本多孝好の新刊が出てもこれなのだ。 ガックリしつつ担当者さんに話を振ると「そんなんで驚いちゃダメですよ。ベスト50のなかに小説が2冊しか入ってないんですから」とベスト50のラインナップを見せていただく。うう、マジで小説が2冊しか入ってない…。そして「今や単行本の小説なんて専門書と一緒ですよ」と呟かれる。 ここ数年いちだんと単行本の小説が売れなくなった原因のひとつは、間違いなく文庫化スピード速くなっていることであろうと思うのだが、これはまた別の書店員さんに言われたことなのだが「お客さんが小説に費やす金額が、完全に文庫の金額が基準になってしまいましたね」とのことで、もはや元に戻すなんてことは不可能なのではなかろうか。 ではその分、
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