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20年の集大成「安野モヨコ展 STRIP!」 漫画家・安野モヨコ インタビュー photo:Kentaro Matsumoto text:Madoka Hattori 16 09/21 UPDATE 池袋パルコのパルコミュージアムにて漫画家・安野モヨコの大規模個展「安野モヨコ展 STRIP! PORTFOLIO 1996-2016」がスタートした。90年代に圧倒的な支持を集めた『ハッピー・マニア』から、休業後に再開された『オチビサン』、さらに幻の『さくらん』第二部の原稿まで、20年を超える安野作品の原画が集結。作品ごとの世界観を展示空間に再現した。なぜ今、大規模な展覧会をすることになったのか、またこれからの制作活動について、安野モヨコに訊いた。 ──個展「安野モヨコ展 STRIP! PORTFOLIO 1996-2016」では、原画はもちろん、作品ごとに世界観を変えた非常に凝った展示になっ
「香港スタイルミルクティー」番外編 横山剣×長谷部千彩 大人の香港放談 photo: Yusuke Yoshinaga (portrait), Chisai Hasebe hair & make-up: Shoko Narita interview & text: Chiho Inoue 16 08/02 UPDATE .fataleの連載エッセイ「香港スタイルミルクティー」で、香港との出会いを「恋に似ている」と描いた文筆家・長谷部千彩。デビュー35周年を記念し、アルバム『香港的士 - Hong Kong Taxi -』をリリースしたクレイジーケンバンドの横山剣。香港に魅了され、足繁く通うふたりが、あふれんばかりの香港愛を語りつくす。 ──おふたりはどんなきっかけで香港を好きになったのでしょうか。 横山剣(以下Y)「小学生のとき、ずる休みなのか風邪なのか、学校を休んで家でTVを観ていたら『
「Alchemist. (アルケミスト)」をテーマにしたmameの2016年春夏コレクションが登場。ニュー・メキシコ州の乾いた大地や植物からインスピレーションを得たという最新コレクションを、写真家・奥山由之によるファッションヴィジュアルと、デザイナー・黒河内真衣子のインタビューとともに解読する。 photo:Yoshiyuki Okuyama styling:Koji Oyamada hair&make-up:Yoshikazu Miyamoto model:Ruka interview&text:Tetsuya Suzuki, Madoka Hattori
──ファッションの時代性ということで言えば、西村しのぶ先生の『サードガール(完全版)』(小池書院)に描かれているピンクハウスなど、リアルな流行を取り入れた漫画は今見ても新鮮ですよね。 T「今の時代は、ピンクハウスなど個性的な特定のブランドが流行るのではなく、ファストファッションなどで手軽におしゃれを楽しんでいますよね」 S「リアルなファッションを描くなら、ブランド物とは違った絶妙なチープ感を表現しないといけないですよね。このワンピースは6,980円くらいかな、とか」 T「そうですね(笑)。洋服は安くても、1点豪華主義でバッグはブランド物を持っているとか。安野先生はキャラクターに合わせて、これくらいの収入であればこのブランドといった、細かな設定を作っています。だからリアルで感情移入しやすい。漫画は所詮フィクションだからといって、ありえない設定にしてしまうと読者はついてこないのだと思います」
DEPT/REOPEN/2015 April 1, 2015 父がやっていたDEPTという古着屋さんの跡を継ぐことになりました 父が早過ぎるリタイアをして全国のお店をクローズするずっと前から 私のあたまの片隅には いつか父がやってきたことを引き継ぎたい という想いがありました 私と父は性別も違うし 父はビビットな色 私はダルな色が好きで 父がアメリカ生まれのものに造詣が深いとしたら 私はヨーロッパのものに惹かれる 古着ひとつ選ぶものも 一緒に買い付けに行っても 私がピックしたドレスをみて笑いながら『それ選ぶんかいな』 と言われるくらい 趣味も違う 一見 似ていないように思えるのだけど もう私の根底には父の DEPTの 血が流れている 幼い頃に吸収した過剰なまでのエネルギーは私の血となり骨となり 拭えない私の一部になっていることを 私は人生の箇所個所で気づかされるので
photo: Kentaro Matsumoto interview & text: Tetsuya Suzuki, Chiho Inoue 15 01/28 UPDATE ハンドドリップで淹れられた美味しいコーヒー、オーガニックで気軽に入れる個人経営のダイナー、趣味のいいデザイナーがつくる服、レコードへの回帰……。世界を画一化してきた大企業が主導権を握るアメリカで、新たなる「ヒップスター」たちが各所で変革の波を起こしている。そんな、インディペンデントな価値観と新しいライフスタイルの広がりを示唆するつぼみを拾い集めてまとめた本『ヒップな生活革命』の著者・佐久間裕美子にインタビュー。アメリカ人の生活を変えた意識と事象を例に、これからの生き方について考える。 ──ロカヴォアやサードウェーブ・コーヒーなどといったNY・ブルックリン発のムーブメント、フードを中心としたライフスタイルの変化は、菅付(
デザイナー黒河内真衣子がインスパイアされたのは、長野に住む祖母の思い出。刺繍や織りにこだわるmameの洋服は、そのパーソナルな物語を含みながら、都会で生きる女性たちの戦闘服となる。.fataleで初めて特集した12AWシーズンでもモデルとなった太田莉菜が、いま再び、mameのコレクションを優雅に纏う。 model:Rina Ohta photo:Keiichi Nitta styling: Tomoki Sukezane hair&make-up: Hisano Komine(Donna) text:Madoka Hattori
『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『告白』の中島哲也監督が手掛ける最新作『渇き。』が公開となる。役所広司演じる主人公の娘でヒロインの加奈子役に大抜擢されたのは、新人女優・小松菜奈。文字通り、欠落した心の渇きを下敷きにしたバイオレンス・ファンタジーである本作で、無邪気さと魔性、そして狂気を併せ持つ難役に挑戦した彼女にフィーチャー。涼しげで力強い眼差し、ミステリアスなその存在感から目が離せない。 photo: Erina Fujiwara styling: Naomi Shimizu hair & make-up: Mai Ozawa interview & text: Chiho Inoue
連載エッセイ 香港スタイルミルクティー / 港式奶茶 文・写真 長谷部千彩 第一回「恋に似ている / 長青隧道」(1/3) 14 6/02 UPDATE A21番のエアポートバスは、紅磡(ホンハム)駅を出発し、九龍半島を一旦南下した後、目抜き通り・彌敦道(ネイザンロード)を北上する。 尖沙咀(チムサーチョイ)、佐敦(ジョーダン)、油麻地(ヤウマテイ)・・・。ビルから真横に突き出た看板をくぐるようにしてバスは進む。老若男女、人、人、人・・・。窓から見えるのは、香港と聞いて誰もが真っ先に思い浮かべる雑踏だ。 路線バス、ミニバス、赤いタクシー、青いトラック、車道にも車があふれている。 通りに軒を連ねるのは、薬局、麺粥屋、宝飾店。ブティックもあれば果物屋もある。 年季の入ったビルの壁には格子のはめられたガラス窓。四角いエアコン室外機が、ボコボコと奇妙な突起を作っている。アルファベットと繁体字(
photo:Takeshi Shinto interview&text:Akiko Taniguchi,Madoka Hattori 14 5/28 UPDATE 食をユニークな角度で切り取るpure foodie平野紗季子による、初のエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』が発売された。新しい舌を持つアルデンテ世代の平野紗季子による、挑戦的で的確な表現で綴られた新感覚の味覚エッセイガイドは、食と真摯に向き合い続けた彼女だからこそ生まれた一冊だ。その独自の感性は、いかに培われたのか。初の本づくりでは、デジタルネイティブ世代ならではの感覚を披露してくれた。 ──ブログを中心とした初のエッセイ集となるわけですが、まずは.fataleでブログを始められた経緯を教えてください。 「2年前に、カメラマンの新津保建秀さんのワークショップに参加したときに、ハニカム編集部の服部さんがいらしたので、『食にまつ
女性たちが、発言の機会も自由な経済力も乏しかった明治・大正・昭和初期。そうした不自由な時代にあっても、装いも遊びも恋愛も思い切り謳歌し、生きることの楽しさを肯定した女性たちもいた。そんな女性たちの姿をファイリングし続けるライター、石井絵里による連載企画がスタート。第一回は独特の語り口とにこやかな笑顔でお茶の間の人気者となった“小森のおばちゃま”こと、映画評論家・小森和子氏(1909年~2005年)。没後10年が経とうとしている今、彼女の人生を振り返ることで見えてくる女性の生き様とはー。 猪俣勝人氏(脚本家・映画監督 1911年~1979年)の『世界映画名作全史』によると、19世紀末に発明された映画は、20世紀の訪れを迎える頃には、すでに娯楽のひとつとして受け入れられるようになっていました。映画が文化としての立ち位置を確保すると、そこには当然、確かな審美眼と批評眼を持ち、愛情を持って作品を語
| Main Page 雑誌って、なんて偉そうなんだ、、。 March 13, 2014 いつから雑誌が偉そうに振る舞うようになったんだろう? 「雑誌雑誌というけど、僕ら、コーヒーテーブルブック目指してるんで、そのへんの雑誌と一緒にしないで下さい」的な、、。重いんですよ、紙が。 「僕ら、まあまあ面白い情報も乗ってますよ、なんで、鞄の中に潜ませて行って下さい。 読み終わったら誰かにあげる、なんなら捨ててもらってもかまいません。その時は良い記事をスクラップして下さいね」的、謙虚な雑誌を求めます。 特にファッション紙の重さ、。本屋で買って持ち帰りたくないレベル。 "RDV" 出ましたね。まあ女性誌だし、僕が読みたい記事はそんないないんだけど、 最初に気付いたのは、「あれ、これ、ブランドの広報誌?」と。なぜなら広告が全くない。 「いや、そうじゃなくて、へんな広告が一切入ってない、志
PROFILE 小田島久恵 岩手県生まれ。「ロッキングオン」編集を経てフリーランスのライターに。 音楽(クラシック、ロック、ポップス)映画についての レビューやエッセイ、インタビューを執筆。 オペラの中のアンチ・フェミニズム問題を分析した連載なども展開。 著作に「クラ女のショパン」(共著)。趣味はピアノ演奏と、パワーストーン蒐集。 | Main Page 恋する聴衆 佐村河内守の芸術 February 7, 2014 全聾の作曲家・佐村河内守氏が発表してきた曲を「実際に書いた」音楽家が名乗り出たことで、日本中が大きく湧いている。 佐村河内氏は実際に作曲はしておらず、ゴーストライターの新垣氏が18年に渡って代わりに曲を書いてきた。 この事件に関して、色々な論客がコメントを寄せていて、それぞれの書き手の真面目さ、純粋さ、倫理観や美意識が伝わってくる文章を読み 実は事件の「
| Main Page マルコムとグレースとブラッド・オレンジ December 18, 2013 吉井さんのblogで知ってから、その曲をダウンロードして、アマゾンでCDを予約して、、。 最近「BLOOD ORANGE」を良く聞いてる。 アルバムが凄くいい。 どこが良いのか? 僕は特に古いものが好きとかというわけではないし、80'S、90'Sがブームみたいな感覚もない。それでも、BLOOD ORANGEにはやられた感じがある。 そこまでメジャーじゃない、良い頃合いのマイナーな曲をサンプリングしてる。サンプリングじゃなく、リプレイしてるのかもしれないけど、、。 とにかく、「この曲が元ネタ」というのは間違いない。そして、その元ネタが大好きな曲ばかりだ。 マルコムのそこまでメジャーじゃないアルバムのマイナーな曲を、、。 このセンスが素晴らしい。 そしてこちら。 黄金時
今年6月からイタリアで開催されている「第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」で、特別表彰を受賞した日本館の展示を手がけるアーティスト・田中功起。ロサンゼルス在住の田中は、日常のシンプルな行為に潜む複数のコンテクストを、映像やインスタレーションとして表現する作家として知られる。今回ヴェネチアで発表した「abstract speaking - sharing uncertainty and collective acts(抽象的に話すこと - 不確かなものの共有とコレクティブ・アクト)」展では、恊働作業といったコンセプトに注目が集まる一方、そのスタイリッシュな映像美にも目を奪われる。アート作品として、コンセプト以上に人々に訴えかける美しさはどのように作られているのか−−。
ライゾマティクス・真鍋大度が語るPerfumeとメディアアートの今。 photo: Takeshi Shinto text: Akiko Saito edit: Madoka Hattori 13 10/7 UPDATE 豊かな表現力と鍛えぬかれた身体によるアーティスティックなパフォーマンスで幅広い層に人気を誇る、テクノポップユニットPerfume。彼女たちと、気鋭のクリエイター集団ライゾマティクスがコラボレーションし、これまでに作り上げてきたプロジェクトを展示するエキシビション「ライゾマティクス inspired by Perfume」が東京・初台にあるメディアアートの美術館「ICC」にて開催されている。 そもそもライゾマティクスとはどんな会社なのだろうか? クリエイティブに興味がある人なら、きっと彼らの仕事を見たことがあるはず。つい最近では、2020年東京オリンピック招致のプレゼ
こんなにfunkyな曲。久しぶりに聞いた気がする。 素晴らしい楽曲だ。 こういう曲を思い出した。 当時、凄くよく聞いたアルバム。 おまけの12インチ、djの時にもよく使った。 あ、、頭からakb48の曲が離れない。 ついついギ..
映画のキャラクターをお手本に、現代のライフスタイルに寄り添った女性像を模索していくファタール的シネマガイド、第二章はクリエイターアンケート編。古今東西に普遍的な価値観と私的趣味からなる傑作選をご覧あれ。
Index 本年も宜しくお願いします。 January 6, 2013 明けましておめでとうございます! 2013年始まりましたね。 今年はゆっくり色々と学び、知識をつける年にしたいです。 そして様々な所へ旅に出ようと思います。 こうしてまた一年絵を描いて過ごしたい。 今年も宜しくお願いします! 2012年ラスト。 December 31, 2012 2012年も本日で終りますね。 今年はDISCO店舗の移転や、書籍の製作と様々な出来事を経験した一年でした。 個人的には毎年思っていますが周りの人々との関係がグッと深くなった年となり、また沢山お世話にになってしまったな~ありがと!本当感謝してます!とゆう気持ちです。 来年はもう少しスローに色々な事を勉強しながら過ごしたいなと思います。 そしてまた来年も楽しいことやって大笑いしていられれば幸せ。 ラストにeriが遊びにきてくれ
.fataleのブロガーとして日々「食」の楽しみを伝えている、平野紗季子。食の新しい価値観を提供したい!と息巻く彼女だが、一方「ファッション」に関してはその楽しさがわからず、全く自信がないという。なぜ、人は服を着るのか。ファッションとは何か。ファッションの大先輩である藤原ヒロシとともに、「ファッション」について考えてみた。
ファッションブランド「mame」を手がける黒河内真衣子が、数年前よりコレクションをしているという綿棒のプロジェクトが始動した。国内シェアNo.1誇る、綿棒老舗メーカー「平和メディク株式会社」とのコラボレーションにより、綿棒の新しい見え方を提案する。 direction&styling:mame photo : Kenshu Shintsubo model : Mona hair : YAS(MØ) make-up : UDA edit : Madoka Hattori
抜群のスタイルとチャーミングな笑顔で私たちを魅了する、女優・長澤まさみ。トラディショナルでありながら、フレッシュで都会的なセクシーさを持ち合わせた最新ファッションに身を包んだ長澤まさみを、写真家・ホンマタカシがとらえた。 photo: Takashi Homma styling: Chiharu Dodo hair: Takeru Kawabawta make-up: Yumi Narai text: Chiho Inoue
"食の価値は「美味しい」と「お腹いっぱい」だけではない"をテーマに、独特の視点で食を斬る.fataleブロガー、平野紗季子さん。その平野さんが満を持して、食の新たな魅力に出会える本15冊をセレクト。さらに、彼女が敬愛する6名の食のエキスパートが選ぶ食本を紹介します。 photo:Ikuko Takahashi text:Sakiko Hirano edit:Madoka Hattori corporation:Rosalie
Index スーパーマーケットファンタジーというやつ April 27, 2012 通りすぎれないし やばさが とめどなく外へ向かって溢れている 商品が客をちゃんと見てる かっこいい 普通のモノばかり売ってる ☟ぴっっっっっったり お弁当みたい ーーー 「この店の陳列なんか変ですよね...?」 「いいとこに目つけましたねえ、什器全部カスタマイズですから」 (店員さんに一番言われたい魔法の言葉 ) (「いいところに目をつけましたね」) ーーー (...あれ!!!!??) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 日本一かっこいいスーパーマーケット(暫定) タウンマーケット ミヤタヤ 下北沢 NO TITLE April 24, 2012 ひょうたんからこまですいません (まじで平野紗季子って誰...) .fataleファッションに身を包んで 卵の頂きから 東
映画『セイジ--陸の魚--』で8年ぶりに監督を務めた伊勢谷友介と、音楽を担当した渋谷慶一郎。10年振りに再会したふたりのコラボレーションは、映画にどのような効果をもたらしたのか。そして、これからの映画と音楽の可能性とは−。
HOME> CULTURE> ANTENNA> NAMEKO SHINSAN × MANA TAKEMURA「少女漫画はファッションをどう描いてきたのか」 NAMEKO SHINSAN × MANA TAKEMURA 「少女漫画はファッションをどう描いてきたのか」 漫画家・コラムニスト、辛酸なめ子×編集者・竹村真奈 photo:Akiko Isobe text:Madoka Hattori 12 2/24 UPDATE 一条ゆかりや安野モヨコなどの人気の漫画家が登場し、 自身の漫画におけるファッションへのこだわりを紹介する 『まんがファッション』(パイ インターナショナル)が発売された。 漫画家・コラムニストである辛酸なめ子さんと著者である竹村真奈さんとともに、 少女漫画とファッションの関係を探る。 ──『まんがファッション』の企画はどのように生まれたのでしょうか? 竹村真奈(以下
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