電子工作ブログ、ちょっと変わった回路、PICやPSoCといったマイコン、LTspiceとScilabによるシミュレーションをメインとしています。 AkaiKKRでは、直交座標系(x, y, z)のなかに結晶の軸(a, b, c)を置いて第一原理計算を行っています。この際、計算の種類によっては直交座標系のz方向が特別扱いされることがあります。例えばスピン軌道相互作用を入れた計算では、結晶のスピンがz軸方向に揃うとして計算します。 AkaiKKRでコバルトの結晶磁気異方性では、六方最密充填のc軸方向をz軸方向に置いた場合(デフォルト設定)とx軸周りに徐々に回転させて行ったときで全エネルギーがどのように変化するかを計算しました。 この様な回転をさせる際に、結晶構造をブラべ格子ではなく、基本ベクトルでしていすると便利だと書きました。実は、その後の2018年2月15日のアップデートで、より簡単に結晶