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わたしたちは橋のデザインを依頼されても、 すぐに橋のデザインをしてはならない。 川の渡り方をデザインしなくてはならない。 永井一正さんの言葉。この言葉を近い存在の人が発するのを聞いて、とても嬉しかった。とても安心した。デザイナーを初めてまだ５年も満たないぺーぺーの僕がまだデザイナーを続けていられるのは、幸運にも川の渡り方をデザインする機会があったからに違いない。振り返ると、確かにそれはあったんです。 しかしここ最近デザインが安定しなかったり、どこへ向かえばいいか分からなかったのも、それを見失っていたからだと思う。デザインという仕事は、単に絵を作ることではなくてっていうことを、ちょっとそれなりにそれっぽく作れて調子に乗っていた僕に教えてくれた人たちに出会えたこと、そして、その人たちが僕にそれを教えてくれたことをとても感謝しています。僕は本当にラッキーです。 今また明確な方向が見えたので、