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やる気の出し方
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皆さまこんにちは。 こちらでは2017年11月以来の投稿になります。 前回の投稿から1年半の間に職場異動で再び図書館と縁が切れてしまうなどの細かい変化はありましたが、その辺の話は横に置いてひとまず本題にまいります。 はじめに、当方は国内外の図書館業界のリアルな情勢とか統計データとかに関する知識は皆無ですし、故に日米図書館事情の比較なんてことはできません。また、残念ながらニューヨーク公共図書館(以下、「NYPL」)を実際に訪れたこともなく、多少『未来をつくる図書館 : ニューヨークからの報告』を読みかじった程度(はっ、完読していなかったかも?)に過ぎません。このような立ち位置ですので、以下は「批評」ではなくあくまで「感想」の範疇にとどまることをお断りしておきます。 2019年6月1日に神田神保町の岩波ホールにて、フレデリック・ワイズマン監督の『ニューヨーク公共図書館 : エクス・リブリス』を
2017年11月23日(木曜日・祝日)、小山市立中央図書館農業支援サービス事業10周年記念シンポジウム「おやまがもっと好きになる!~図書館で語る地域の未来~」に参加してまいりました。 シンポジウムの開催案内ページ このイベントのことは当日まで知らず、同行者に教えられて「これは面白いかも」と急遽出向いたのですが、事前の想定以上に興味をそそられる内容でした。 小山市の農産物がほかの地域と比べて特に頭一つ出ているなどの「売り」があるかと言えば、失礼ながらそうでもないと思うのです。 結城紬は確かに名産ですし、市内に「桑」「絹」という地名があることからも、養蚕が盛んであることが分かります。一方、名前からすると隣の結城市(友好都市でもある)のイメージが強いです。 ほかの名産品であるかんぴょう、ハトムギ、酪農も、言ってはなんですが、外から見ると決して華やかな生産物とは思えません。 ところが。そこで「6次
2Fを見渡したところ、先程『魔都ノート』の棚番として検索機から示された「729242」に近そうな棚番があることに気づきました。探したところ、ありました!……天井近くの書架に。『魔都ノート』の分類は「アート/演劇・舞踊/演劇/演劇一般」なのですが、下の棚にはファッションフォト関係の資料が並んでいました。多分、天井にある本と下にある本とでは排架の流れが異なっているので、天井の本は館内マップでは適切にレコメンドできなかったものと思われます。
2015年11月1日、突如思い立って、図書館界隈だけでなくマスコミ界隈でも話題になっている、あの海老名市立中央図書館に、図書館退屈男さんとともに出かけてきました。
プログラムコードのひとつも書けない者ですが、システムを「私、分からない」で終わらせたくなくて、この集まりの周辺にへばりついてきました。
こちらではすっかりご無沙汰しております。何と1年4ヶ月ぶりの更新です。 本業がちょっと多忙になったり、プライベートでごく最近身内に不幸があったりはしましたが、そのことはここの更新頻度とはあまり関係がありません。強いて言えば、 「もともとまとまりのない長文が、加齢による持久力の衰えでますますまとめられなくなって、書くのが億劫」 「ブログには記事タイトルが要るので、タイトルを考えるのが面倒」 「図書館実務を離れて久しいし、図書館周りのエピソードや知見を語るのは図書館業界最前線でこまめに情報収集と議論、発信を続けている才気煥発な若手がいっぱいいるし、そんな中で何か書いてもそちらにはかなわない」 などが更新頻度低下の理由でしょうか。 あと、個人情報に踏み込んだ日常話はFacebookやmixi(まだアカウントあり)で読者限定で書いているので、無理してこのブログに書かなくても良い、というのもあります
2013年も残り1日で終わろうとしています。今年1年は精神的に苦しい時期が多く、節目節目のことを思い出すだけで辛い気持ちになってしまうのですが、以下、何とか今年の出来事やニュースを、図書館関係中心に振り返ってみました。 2013年1月 南三陸町図書館のオーストラリアから贈られた「コアラ館」の再開作業お手伝いへ出向きました(1月19~21日滞在)。コアラ館の図書館はあくまで次のステージに向かうまでの仮設です。
個人的には、ああ、そうそう、これだよ!と共感した記事でした。 私自身は、ブックツリーに対して書物の「著作としての人格や尊厳の否定」までの強い思いを抱くには至っていません。しかし、 「ユーザからの手に取るというアクセスに対して物理的以上に心理的に高い障壁を設けているのがブックツリーの構造です。」 という指摘には、例のツタヤ図書館の書架との対比と合わせて、深く納得させられます。 ブックツリーには公共図書館等での幸運な成功事例もあるようですが、あれは恐らくは図書館員と利用者との間の信頼関係の賜物ではないかと思うのです。 「なぜブックツリーに胸が痛むか」はもっと深堀りして考えてもいいのでは? - 図書館発、キュレーション行き 上記「egamiday 3」の記事への、ひいては現代の図書館員への批判的内容を含んだ記事です。 これについてあまりくどくどと語ることは避けますが、少なくとも、出版流通上の問題
はじめに、このブログの筆者は、最先端の技術や考え方、業界の最前線の動向に対する視点や論点というのは持ち合わせておりません。いや、一応目で追いかけていても、それを独自の知見で語るとか、そういうことは全くできない人間です。 ですので、あまりここを読んでも実入りにはならないと思いますが、それでも読んでくださる方、ありがとうございます。 さて、昨今話題の明大のブックツリーの件、Twitterの方にもいくつか駄文を書きまして、更に投稿主さんとも少しだけやり取りさせていただきましたが、色々思う所があります。明大図書館に全く知り合いがいないわけではありませんが、比較的ご縁は薄いのを良いことに、ちょっと語らせていただきます。 まず個人的には、所謂貴重書でなければ、ツリー企画自体は「ダメ」ではないと考えています。本は利用者にサービスするために大事にこそすれ、廃棄すべき時には廃棄するし、過度の神聖視は業務上の
ご無沙汰しております。こちらのブログ、ほとんど季刊化しつつある気がしますが、まだ一応更新は続けております。 さて、ご報告が遅くなりましたが、今年もパシフィコ横浜で10月29~31日に開催された「図書館総合展」に行ってまいりました。 今回は本業の関係で、ぎりぎりまで予定が読めなかったため、まる1日の参加を断念。半日だけえいっと休みをいただいて――と言っても休日の半ドン出勤の振替を取っておいただけですが――会場入りしたのは15時過ぎのことでした。しかも翌日は朝から普通に出勤なので、あまり夜遅くまでは横浜にいられないという状況で。 余談ですが、実は前日に携帯が壊れてしまい、音声通話ができない状態になってしまいました。本体のバックアップだけは何とか行ったものの、しかもメールと電話帳のバックアップパスワードをど忘れし、時間がないのでそのままお店に預けるという軽く自分にいらつく状況だった上、全く使い慣
実は自分、大学のシステム系の授業が苦手で、プログラミングの課題はできる人の作品を借りて少しだけ改変して提出してお茶を濁していた癖に、システム(ズ)ライブラリアンを目指そうかと思った時期が少しだけありました。 しかし、研究者の方と共同で、フォームから入力されたテキストを定型フォーマットに変換するための簡単なシステムを、Perlで書いて発表する機会を、一度だけ与えられた時。深夜までコードとにらめっこして、いくら研究者の助言をいただいても、どうしてもPerlのライブラリという概念が理解できず、コードを自力で完成させることができませんでした。確か何とか発表にはこぎつけたと思いますが、自分的には黒歴史、挫折感で満載の出来事でした。
シンポジウム「大災害における文化遺産の救出と記憶・記録の継承 ―地域コミュニティの再生のために―」(2013.3.2開催)聴講感想 3月2日に筑波大学春日キャンパスで開催された、筑波大学 知的コミュニティ基盤研究センター公開シンポジウム「大災害における文化遺産の救出と記憶・記録の継承 ―地域コミュニティの再生のために―」を聴講してまいりました。 以下、各講演の簡単な概要と感想です。そのうち公式に詳しい記録が刊行されるのを期待しています。 最初は基盤研究センター長の杉本先生からご挨拶。続いて筑波大学白井哲哉先生から本日の趣旨についてご説明がありました。趣旨はシンポジウムのページにも載っていますがまとめると次のとおりです。 被災地の文化遺産の救出は地域コミュニティの再生に関わる基盤情報である。図書館、文書館、博物館は地域文化遺産を収集、公開してきた。本日登壇いただくのは、文化遺産の救出・保全と
皆様明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、新年早々にあまりふさわしくない話ではありますが、 大学の図書館って世界標準だと24時間化でしょ。至急対応検討指示します。 RT @sugarray2011:大阪市立大学の図書館「学情」の土曜日の開館時間の延長と、日曜祝日の開館を強く求めます!一番勉強したい日曜日に大学図書館が開いてないのは辛いです!もっと勉強させてください!社会 — 橋下徹さん (@t_ishin) 1月 5, 2013 市大は他大学のサービスを把握しているのか。サービス向上の意識が全くない RT @toshiki_mts: 現役の市大生です!!ぜひお願いします。京大だと24時間空いているそうです。図書館の利便性も大学の競争力、輩出する学生の質に大きく関わってくるのではないかと思います。 — 橋下徹さん (@t_ishin) 1月 5, 2
第14回図書館総合展に参加してきた話は、前の記事でも述べさせていただきましたが、今回楽しみにしていた企画の1つに、図書館専門誌『ライブラリー・リソース・ガイド』の創刊号発売がありました。 『ライブラリー・リソース・ガイド』(以下、『LRG』とします。)については、次の記事をご参照ください。 2012-11-14(Wed): 「ライブラリー・リソース・ガイド」創刊号、通信販売と会場受取の先行予約、開始のお知らせ | ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) / アカデミック・リソース・ガイド 発行人、編集責任者のいずれも旧知の方であることもあり、彼らの図書館に関する知見を持っていかなる雑誌に仕上げるのか?という期待を持って待ち望んでいた次第です。 一足先に図書館総合展に出向いた家族が入手してきてくれた『LRG』を、自らが図書館総合展に出向く道中で読み始めました。 この雑誌に
突然ですが、この10月から職場が替わりました。担当業務の内容は図書館業務ではないのですが、図書館業務の担当者と同じ事務室で、ウェブ掲載用の原稿作成やら、イベント(サイエンスカフェ等)の下準備やらを黙々とこなしています。 で、この業務、結構休日出勤の機会が多いです。休日出勤するとその分平日に代休がもらえます。その代休を使って、1日だけ、「第14回図書館総合展」に出向いてまいりました。 本来この手の展示会には出張で行くのが、他の職員との兼ね合い上は正しい姿勢なのですが、この時期たまたま休日出勤と別件の出張が積み重なっていた上、更にもう1日出張に行っていると代休が取れなくなるというシビアな事情がありまして……。 というわけで、11月21日、いざ横浜へ。 元気なら早朝に出発し、午前中のフォーラムから参加したかったのですが、当日はあいにく風邪を引き込んでしまい体調不良に。無理せず、少し遅めに出発する
本日、以前書いた記事“「『民間企業は図書館の運営には向かない』論のウソ」を読んで”に、大学図書館で委託で働く立場の方から長文のコメントをいただきました。 その中で、委託で働くことの難しさの一つとして、「元々直営側の立場だった相手からの引継の悪さ」の問題が挙げられていました。 詳しくは当該記事のコメント欄をお読みいただきたいと思いますが、そちらに書いたことから派生して、 「どうして、図書館の業務委託あるいは指定管理でこんな風に誰か泣かなきゃならないの?」 としばし考え込んでしまったわけです。 と言うことで、思う所を書き連ねてみました。とは言え、きちんとした文章にまとめる程考えがまとまっていない上、軽く腰痛が悪化しているので、取りあえず箇条書きです。 大体、図書館業務について、業務委託・指定管理の歴史が浅い。 自分の所属機関、ひいては自分の働く図書館以外を知らない職員が、直営以外で管理する事、
またまたお久しぶりです。約6ヶ月ぶり、本年3記事目の執筆となります。 本記事は、aliliputさんのブログ 「民間企業は図書館の運営には向かない」論のウソ - 図書館学徒未満 を読んでの感想です。 まず、上の記事を、「圧縮新聞」並みにもの凄く論旨を端折ると以下のとおりとなるかと思います。これは端折りすぎているので、きちんとした内容は元記事の方をお読みください。 公共案件には絶大なブランド力とそれによってもたらされるステータスとがあるこそ、一度重大な失敗をしたらその分取り返しが付かないというリスクを認識しながらも、業者は頑張って札入れし、受注する。図書館の指定管理、業務委託も同様である。 とは言え、問題業者を引いたり業務に問題が生じたりするのは調達をかける側の能力(要件定義能力?)にも問題があったりする。 そして委託とか指定管理では専門性が持てないという説を図書館の人は主張するが、何故その
昨今一部にて話題の「本を送りません宣言」について、少し語っておきます。 この宣言文は未だ「第一版」(2012年1月17日)であり、今後加筆修正の可能性があるものです。 宣言の「前文」「本文」「解説」、そして「それでも「本を送る」際の目安10ヶ条」に至るまで、隅から隅までじっくり目を通さない限り、時に善意に基づく支援を否定するものとも誤解されがちなこの宣言の内容には、賛否両論が渦巻いているようです。各種意見の中では、以下のブログが、この宣言の内容に対し、決して感情的に脊髄反射することなく、中立的に冷静に読み解いた上できちんと着地点を見つけていて良い感じだと思いました。 「本を送りません宣言」ってなんだ?? | 図書館長風味-なぐも通信 「本を送りません宣言」ってなんだ?? その2 | 図書館長風味-なぐも通信 私自身は概ね上記のブログの見解に賛同します。特に、「図書館復興のため」など目的が明
お久しぶりです。って、もうここチェックしてる人も少ないと思いますが。 5月に更新して以降、何故か、 「あの震災の被災地(うちも被災地ですが津波被災地という意味です)に行かない限りはこのブログも更新しないぞ」 と思っていました。そして、できれば自分が今お仕事に……はしていませんが、一応専門分野である図書館が現地で大変なことになっているというのは聞いていたので、できればそちら方面でお役に立ちたいと。 それから時は流れ、ごく端っこの方で関わっているsaveMLAKから図書館の派遣支援募集が一度出たのですが、日程などで迷っている間に乗り損なってしまいました。 なあに、図書館の支援は被災者の生活環境がもう少し落ち着いてから。まだチャンスはあるさ。 しかし自分は舞台の追っかけを趣味としているのですが、そちらに注力している間に夏は過ぎまして。 ようやく機会が巡ってきたのは9月のことです。図書館の仕事のブ
お久しぶりです。 当方つくば市在勤ですが、あの3月11日の「東日本大震災」発生時には職場にいました。その時の自分の状況を、まだきちんとどこにも書き起こせていないことが、ずっと気になっていました。今回ようやく気持ちが落ち着いて書く気になれたので、以下、お目汚しご容赦願います。 当日の状況 当時の所属グループは私を含めて7名、うち4名が正職員という体制。ほかに隣室に別の1グループがいました。 同じグループの正職員の2名は東京出張、1名は家庭の事情で休暇という状況でした。 2011/03/11 14:46~ 地震発生。当時、職場の机に向かってました。ゆっくりとした長い揺れが来て、その後、過去の人生で経験したことのない激しい揺れに襲われ、書棚もがたがた揺れ、物も落ち始め、瞬間停電も発生したので、これはやばいと外へ逃亡(後にこれを後悔することになります)。 ちょうど車椅子のお客さんがいらしていたので
昨年2010年に発生した、岡崎市立中央図書館の所謂「“Librahack”事件」について、2月25日に大きい動きがありました。 “Librahack”事件関係者間で共同声明が発表される( カレントアウェアネス・ポータル) まずは、「ここまで来たこと」、つまり、市民団体「りぶらサポータークラブ」の仲立ちがあったとは言え、自治体と一市民が共同声明の名の下に、少なくとも形式の上では対等な手打ちの実現に至れたことを、賞賛したいです。日本の司法・行政制度の下において、自治体が一個人の意思を尊重し、名誉を回復するために、精一杯できることをやった、という印象を抱いています。 事件の渦中の方であるところのLibrahackさんは、市井のプログラマーであると同時に図書館の1ユーザーでもあります。これまでの彼のブログを拝読すると、図書館、というか行政側である岡崎市よりも、警察や司法に対する不信感の方が大きく、
11月23日にARGフェスト、24日に図書館総合展にそれぞれ参加してきました。 ARGのイベントは、第1部のカフェ(LT)には都合により参加できず、第2部のフェスト(懇親会)のみの参加となりました。以前お会いしたことのある方の顔を覚えてたり覚えていなかったりして、私的にはかなりすみませんな感じだったのですが、それでも、こうした業種を問わない場(まあ、図書館系の方が多いと言えば多いんですが :-p)でないとお会いする機会がない方に、たくさんお目にかかることができました。 当日は横浜泊だったのを良い事に、2次会にも最後まで参加し、米国の図書館情報学修士課程のお話や、同じく米国への短期留学・図書館インターン体験のお話など、貴重で興味深い話題を色々とお伺いしてまいりました。楽しい時間を過ごした一方で強く再認識したのは、こういう場では「もらう(take)」一方でなく、できればもらった物に相応の、何ら
昨日の記事に書き忘れましたが、図書館情報学周りの鋭い考察のほか、詳細なイベントレポートでも定評のある、筑波大学院生の手になるブログ「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」に、今回のイベントのレポートが掲載されています。 「ライブラリー×ウェブの力を飛躍させる」:Code4Lib JAPAN Lift Off - かたつむりは電子図書館の夢をみるか いつもながら、半端無い情報量です。発言のかなり細かい部分まで拾い上げているので、録画を視聴する時間のない方はこちらをご覧いただくのがよろしいかと思います。 で、自分の観測範囲が狭いせいか、ほかにこのイベントについて感想を書いているブログをなかなか発見できずにいますが、そんな中で「お?」と気になったのが以下の記事でした。 できごと記 : Code4Lib JAPAN Lift Offに参加して 女性の参加者は割と少数だった気がしますので、あの辺りの方
8月28日(土)に京大東京オフィスにて開催された表記の催しに参加してきました。 当初、 「目録のコーディングは多少できるけどプログラムのコードが書けない自分が行って良いものか?」 と、参加しようかどうしようかと迷っていたのですが、ちょうど申込期間中に岡崎市立図書館の検索システム事件が話題になりました。 この事件で問題の1つ(あまりに突っ込み所が満載過ぎるので、あくまで問題のうちの1つ)として指摘されていたのが「図書館職員のシステム知識不足」でした。 微力ではありますがシステム(図書館の、ではありません)の構築~運用管理に関わったことのある者としては、システムの面倒を見るに当たっては、技術力は個人差が大きいけど、せめてシステムに対する適性と、少しでも知識を身につけてやっつけ以上の仕事をやる気ぐらいは兼ね備えていないとできない、と考えています。 しかし、自治体の職員に、それらの適性とやる気を持
昨日産経新聞に載ったこちらの記事。 国費で作った研究報告書なのに読めない、コピーできない…年間2000億円の科研費 (1/2ページ) - MSN産経ニュース 例え主張自体が正しいとしても、論旨展開を誤ると軽く見られてしまう記事の分かりやすい例です。 推測するに、記者さんが最も言いたいのは、 「科研費研究成果報告書について、折角国立国会図書館(NDL)に納本されているのに、著作権法に照らして全文複写が認められない。国の予算を費やしているのだから、電子媒体で提出されていない過去の報告書についても、著作権問題をクリアした上で是非遡及電子化・インターネット公開を進めてもらいたい」 ということだと思うのですが、 「文科省担当者だって忸怩たる思いでいるのに、著作権法を盾に全文複写を認めないNDLの唐変木め」 としか読めない文章になっている辺りがかなりダメだと思います(笑)。せっかく良いことを言おうとし
最近は、何か思いついたり面白いニュースなど見かけると、ツイッターに投げてしまうことが多いです。流石に観劇ブログの方は140字ぽっちでは何も書ききれませんのでコンスタントに更新できていますが、こちらのブログに書いてきたようなこと、つまり図書館情報関係のちょっとした話題や意見、こまごました日常事は、ツイートしたらそれで満足してしまうようになってしまいました。 というわけで、若干古い話題となりますが、少し前に、以下のブログに掲載されているNDC(日本十進分類法)のPC壁紙が、NDC使用図書館員向けライフハックとして話題になりました。 日本十進分類法のデスクトップ壁紙はいかがでしょう - やわらか図書館学 この記事を目にして以来ずっと、 「付箋ソフトを入れて、1類ごとに1枚ずつ付箋を作ってデスクトップにぺたぺた貼っておくんじゃだめかな?」 と思っていました。邪魔ならアイコンを消すのも一手、と上記ブ
5月13日に東京ビッグサイトに出向いて、「第12回 データストレージEXPO」の基調講演 「ストレージ先進ユーザーが語る!日本最大の動画コミュニティサイト「ニコニコ動画」を支える、ドワンゴのストレージ戦略」 千野裕司氏((株)ドワンゴ 執行役員 研究開発本部長) を拝聴してまいりました。 本当はTwitterを使ってリアルタイムにツイートできれば良かったのですが、会場のWi-Fiの電波状況があまりよろしくなかったので断念。 意外にも分かりやすく面白い話だったので、これは自分用の記録として書き残しておかねば、と思いつつ、ついサボってしまい、10日が経過してしまいました。 ということでほとんど思い出し日記状態ですが、以下、講演の概要です。 まず、長年「赤字事業」が半ばキャッチフレーズ化していたニコニコ動画(以下「ニコ動」)について、5月13日 15:00から開催されたドワンゴの決算説明会でつい
現在実施されている行政刷新会議の「事業仕分け」のWGのうち、ごく一部のみの議論ではありますが、本日ネット生中継で視聴いたしました。 本日の仕分けの議論のある部分には、 「これは突っ込まれても仕方ないさ」 とほんの少しだけうなずき、残り大半については、 「仕分け人さん、それって被告、もとい、法人側の言い分を、あえて分かろうとしてないべ?」 と憤り、しまいには何だかやりきれなくなり疲れてしまいました。 だって、今まで仕分けられる事業に対しては、 「説明できない責任者が悪い」 とばかり思っていましたが、責任者、きちんと説明すべきことは頑張って説明していましたもの。少なくとも、聞く耳を持とうとする一般大衆が分かるようには説明していたと思うのに、初めから「これは無駄だ切ろう」の姿勢で待ち構える人達の前では、頑張っても無駄でしょう、それは。 とりあえず、自分が本日Twitterに投稿した発言をそのまま
記憶が少しでも新しいうちに、第7回ARGカフェ&フェストのライトニング・トーク(LT)の感想を記しておくことにしました。 なお、今回、自分もトークする立場だったこともあって、あまりしっかり中身を聴けていません。以下、基本一言感想です。 岡部晋典さん(筑波大学 大学院 図書館情報メディア研究科) 「博士のタマゴの異常かもしれない愛情:また私は如何にして心配するのを止めて図書館情報学を愛するようになったか」 LTトップバッターは筑波大院生の岡部さん。 ペプシNEX族は佐藤さんだけだと思っていましたが、岡部さんもそうだったと判明いたしました。 「LIS(Library and Information Science)は少なくとも生き残れる確率が他の学術分野より高い」 と嘯かれながら、博士課程のうちから将来、特に司書課程改訂に向けて生き残る(さぶぁいぶする)準備をしよう、と、LIS研究の道を選んだ
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