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アメリカ大統領選
himawari823.no-blog.jp
この本が発売されて間もなく、何人かから「感動した」「涙が出た」と感想を聞かされていた。しかし、零戦の話と聞いてどうせ戦争を美化したろくでもない作品だろうとまったく読む気はなかった。ところがある時、信頼する友人の一人が最新作の『海賊と呼ばれた男」が大変よいという。 「それ、『永遠の0』と同じ作者だよね」 「そう、あれもなかなかいいだろ」 「いや読んでない。何となく特攻とか零戦とか抵抗があってね」 「読んでないのか、だったら読んだ方がいい。文句なしの傑作だから」 彼は、他のいささか軽薄な友人たちとは異なり、正当な評価を下すことのできる読者だ。 自分は百田尚樹という作家についてはあまりよく知らず興味もなかったのだが、彼の評価を聞いて読む気になった。 読み終わり、すごい作品だと感じた。作者の百田氏に大変申し訳ないことをした。 読み始めたものの、大変な繁忙期と重なってしまい、文庫本で
『南京事件論争史』 笠原十九司 著 平凡社新書〈403〉 定価(本体840円+税) 著者の笠原十九司(かさはら とくし)さんは現在都留文科大学教授で、専門は中国近現代史、東アジア近現代史。とくに南京事件に関しての権威で、著書に『アジアの中の日本軍』(大月書店)、『日中全面戦争と海軍』(青木書店)、『南京事件』(岩波新書)、『南京難民区の百日』(岩波現代文庫)、『南京事件と日本人』(柏書房)、『体験者27人が語る南京事件』(高文研)など。 歌人でもあり、『笠原十九司歌集 同時代』(本阿弥書店)がある。 『南京事件論争史』は、すでに史実として固定し、政府見解でも事件の存在を認めている南京事件について、それが「ウソ」「虚構」「まぼろし」であるとする本が書店の店頭に平積みされる「不思議な国日本」について書かれた本です。 この本の見所は、鈴木明、山本七平、東中野修道、イザヤ・ベンタサンら、
硫黄島(上)と沖縄(下)で発見された万年筆。いずれも従軍兵士の遺品と見られる。 アジア太平洋戦争中における兵士の日記や手紙のほとんどは、万年筆、あるいはペン書きである。 それらは、戦場における出来事をリアルタイムで記録しており、現代に生きるわれわれに、貴重な戦争体験、証言として残されている。 日本軍の従軍兵士や軍属は戦後65年を経て高齢化し、記憶も表現力も曖昧で、インタビュー取材だけでは十分な情報が得られないことが多い。筆者が取材した中国帰還兵のS士も、80歳を超えていわゆる「まだらぼけ」であり、話が同じところをぐるぐると回ったり、ある時期の記憶がすっぽりと抜けていたりする。 その曖昧な部分や抜け落ちた箇所を補填してくれたのは、彼が誰にも見せることなく保管してあった従軍日記である。その内容は断片的な彼の記憶とも一致し、本来なら貴重な記録として出版されるはずであった。 ある理由から
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