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大谷翔平
cfo.blog.uuum.jp
皆様、こんにちは! 今週は前回に引き続きWizTrackerを活用して、国内と海外で見られているコンテンツの違いに関して分析していきたいと思います。以下で様々な国の人気コンテンツランキングを見ていきますが、WizTrackerはあくまでその国のチャンネルの視聴回数ランキングですので、その国で最も視聴されたチャンネルではない点は注意が必要です。 まず、視聴回数がグローバル1位のアメリカを見てみましょう。 トップ10だと月間再生回数も数億回レベルになっていますが、ジャンルとしてはかなりばらけています。想定的に音楽やおもちゃ紹介はやはり多いですが、3位にプロレスのチャンネルが入っているのは特徴的です。また、日本のYouTuberのような個人チャンネルでランクインされているものは4位のFAMILY FUN PACK(家族が運営するチャンネル)くらいです。6位にはテレビ番組もランクインしています。
皆様、こんにちは! 今回はオンライン動画に占める当社のシェアに関して考えてみたいと思います。まず、何度も繰り返しますが、当社は事務所というよりも、「コンテンツプロバイダー」であり、世の中に対して様々なコンテンツを提供していく会社です。その中でも最大のコンテンツは動画であり、当社が提供する動画は8月単月で月間30億回以上再生されています。なかなか再生回数を公表している企業が少ないので、比較は難しいのですが、例えば、民放5局が共同運営し、各局のテレビ番組の見逃し視聴が楽しめる「TVer」は、今年5月のTVer全体の月間再生回数は1,836万回であったと発表しています。 絶対とは言えませんが、再生回数や再生時間で見た場合、おそらくインターネット上において、国内最大の動画コンテンツプロバイダーではないかと推察しています。 UUUMは動画を中心に様々なコンテンツを視聴者に提供 チャンネル登録者数ラン
皆様、こんにちは! 今回は動画プラットフォーム事業者の収益構造を読むとく上で、ナスダックに上場している中国大手の動画プラットフォームYoukuTudouについて分析してみたいと思います。ご存じのとおり、中国ではYouTubeを見ることが出来ないため、様々な現地の動画プラットフォームが立ち上がっていますが、その中でも大手(おそらく1位)のポジションにいるのがYoukuTudouです。 それではまずはYoukuTudouの業績推移を見てみましょう。 まだ2015年10-12月の決算は発表していないため、2015年7-9月までの業績となります。 YoukuTudouの業績推移 (出所:YoukuTudouのIR情報より当社作成) コンテンツ費用、通信費用の負担が大きい 売上の中心は広告収入で、YouTube同様に広告課金が中心となっており、直近でConsumerやその他の収入の割合が増えてきてい
皆様、こんにちは!UUUMの渡辺です。 先週は米国のケーブルテレビに関して書きましたが、実はその米国のケーブルテレビ業界で異変が起きています!皆さん「コードカッティング」や「OTT」という言葉を聞かれたことはありますでしょうか? 「OTT」の台頭で「コードカッティング」が進行 「OTT」は「Over The Top」の略で、インターネットを通じて多種多様な動画コンテンツを提供するプラットフォームのことで、代表的な会社はNetflixやHuluです。もともとこれらの会社は旧作ドラマや旧作映画(最近では新作映画も)を配信し、レンタルビデオ市場を侵食する形で会員数を伸ばしてきましたが、最近ではケーブルテレビには加入せず、Netflixのみに加入する若者も増えてきました。ケーブルテレビの契約を解除して安い契約に乗り換えること、これがいわゆる「コードカッティング」です。IHSの発表によると、2015
皆様、こんにちは!UUUMの渡辺です。 先日はコンテンツ提供者がプラットフォーム側に進出しているお話がありましたが、それだけコンテンツ提供者の交渉力が高まってきているということなのかなと思います。当然、かつての米国のケーブルテレビや日本の放送網など、チャネル(販路)が物理的・法律的に制限されている場合は、チャネルを握っているプラットフォーマーが強い訳ですが、オンラインの普及等によりチャネルが多様化してくると、プラットフォーマー同士の競争が生まれて、コンテンツ会社の交渉力が相対的に高まってくるわけです。 数年前からコンテンツ会社によるケーブルテレビ会社への値上げが進行 米国ではそのトレンドは既に始まっており、視聴者の多い有力コンテンツを抱える放送局はケーブルテレビの会員数が減少する中で、その影響をオフセットするためにケーブルテレビ会社に対してライセンス料の値上げを要求し、ケーブルテレビ会社は
皆様、こんにちは!UUUMの渡辺です。 前回は日本の動画広告市場は海外先進国に比べて小さいという話をしましたが、今回はその背景について考えていきたいと思います! ずばり、一番の大きな理由は日本において地上波テレビが定着しすぎちゃってることだと考えています(当たり前といえば当たり前ですが)。 米国では日本と違って、ケーブルテレビへの加入が一般的 日本の場合はもともと全国各地で地上波放送が無料で受信可能であり、そのために昔からNHK+民放5局の番組を視聴することに慣れてきました。これは米国では状況は異なります。米国の場合、土地が広くて地上波が届かない地域があったために、ケーブルテレビが普及していきました。 ケーブルテレビ普及に加えて、多様な言語・文化が多チャンネル化を後押し また、米国ではチャンネル数に制限がないケーブルテレビが中心であったことに加えて、文化や言語的にも「人種のるつぼ」であるた
皆様、こんにちは!UUUMの渡辺です。 約10年弱、証券会社でのアナリスト職を経て、昨年12月にCFOとしてUUUMに入社しました。 最近UUUMではスタッフブログやエンジニアブログが立ち上がり、ブログブームですが、 UUUM staff blog UUUM攻殻機動隊 元アナリストとして僕も何か書きたい!というわがままを聞いてもらい、始めることにしました! このブログでは、元アナリストということで、国内外の動画業界、動画関連テクノロジー、動画関連の決算情報などをとにかく偉そうに発信していきたいと思います。 どうか暖かい目で見守って頂ければ幸いです<m(__)m> さて、今回は第一弾として国内の動画広告市場について考えてみたいと思います。 日本の広告市場は6兆円で世界3位。意外とテレビ広告はほとんど減ってない! 電通の「日本の広告費」によると、2014年の国内全体の広告市場は6.15兆円あり
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