一緒にフォーカシングを学んでいる方と、じっくりセッションする機会がありました。 私がフォーカサー(クライエント役)で、テーマとして選んだのは前の晩に見たばかりの、ちょっと印象的な夢です。 「小鳥のロボットみたいなもので遊んでいたら、壊れてしまったらしく動かなくなった。なんとか直そうとして、部品を調べたりコードを引っぱったりする」という夢。 フォーカシングのセッションでは、テーマを思い浮かべながら、ゆっくりと自分の内側に意識を向け、からだに感じる感覚や、湧いてくるイメージを言葉にして、リスナー(セラピスト役)に伝えていきます。 最初に浮かんできたのは、「胸のなかの暗い空間に、複雑にからみあったコードや部品がひとかたまりになって浮かんでいる」というイメージでした。手のひらに乗るほどの小さな塊です。 しばらくすると、それはすごく嫌な感じに変わってきました。コードや部品の集まりではなく、小さな生き