1990年6月、TBSで伝説の番組がスタートする。糸井重里を隊長とする徳川埋蔵金を発掘する一大スペクタクル番組である。 発掘調査の現場となったのが、群馬県渋川市赤城町周辺。 埋蔵金発掘プロジェクトのリーダーはもちろん糸井重里。彼の生まれが前橋市ということで、故郷の懐かしさもあってプロジェクトを引き受けることになる。 彼と番組スタッフを中心に前代未聞の発掘調査を足かけ4年にわたり繰り広げていく土と穴との格闘劇。 そんな90年代の懐かしい番組を振り返っていこうと思う。 [toc] 赤城山に眠る徳川埋蔵金TBS番組『ギミア・ぶれいく』からはじまった徳川埋蔵金発掘プロジェクトは、毎回20%以上の高視聴率を叩きだすほどの人気番組となり、のべ7回もの特番が組まれた。 当時、徳川埋蔵金が眠っている場所とし白羽の矢が立ったのが群馬県赤城山だ。 この場所に埋蔵金が隠されていると断定した経緯(いきさつ)を話す