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大谷翔平
blog.goo.ne.jp/bebe2001pe
もう2週間ほど前の話だが……「政党ビラ配り事件有罪判決」。そう、マンションで政党ビラを配った荒川さんという人が住居侵入罪で逮捕され、一審は無罪だったが二審でひっくり返り、有罪になった事件である。 この事件については、むろん、既に大勢のブロガーが書いておられる。だからあらためて書くのもナンだよな、という気もしないではないが……このところ気になっている問題の一つなので、やっぱり書き留めておくことにしよう。 私自身の復習のために簡単に振り返っておくと、被告の荒川さんは2004年12月に、東京都荒川区のマンションで各戸のポストにビラ(共産党の区議団だよりなど)を投函しているところを、住民に通報されて逮捕されたのだそうだ。被告側は「ビラ配布目的での立ち入りを処罰することは、表現の自由を保障した憲法に違反する」として無罪を主張。だが、東京高裁の池田裁判長は「表現の自由は絶対的に保障されるものではない。
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 ◇◇◇はぁ……親学に関する提言、だそうです◇◇◇ nizanさんが「教育再生会議のバカ発言」で、同会議の懲りない提言(?)を笑い飛ばしておられる。 教育再生会議 については皆さんよく御存知だろうが、「21世紀の日本にふさわしい教育体制を構築し、教育の再生を図っていくため、教育の基本にさかのぼった改革を推進する必要がある」ということで、昨年10月10日の閣議決定によって設けられたものだ。メンバーは内閣総理大臣、内閣官房長官、文部科学大臣、そして「有識者」である。有識者として選ばれたのは、劇団四季の浅利慶太、東海旅客鉄道会長・葛西敬之、資生堂相談役・池田守男、国際日本文化研究センター教授・川勝平太、東京大学総長・小宮山宏……その他。 3か月ほど前の中間報告でも噴飯ものの提言がおこなわれた
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 〈4万5000人のリハビリ難民〉 河北新報に、「リハビリ日数制限から1年 治療求めさまよう患者」という記事が掲載された。昨日「Yahoo!ニュース」の国内トピックス欄に上げられていたので、読まれた方も多いと思う(私も河北新報を取っているわけではなく、むろんそこで発見した)。記事の一部を、次に引用してみる。 【医療制度改革の一環として、厚生労働省が昨年4月、保険診療で受けられるリハビリに日数制限を導入した。ところが、日数制限後、リハビリ継続が必要な患者の受け皿となる訪問リハビリや病院外施設の整備、専門職の育成が進んでいない。このため、「リハビリ難民」とも呼ばれる患者が生まれ、治療打ち切りに対する不安や悲痛な叫びが広がっている。(中略)厚生労働省が、リハビリ患者の受け皿とみていた介護保険
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 〈ああ、教育再生会議〉 昨年10月に発足した「教育再生会議」(座長・野依良治理化学研究所理事長)。安倍総理は、その初会合(だったと思う)の冒頭のスピーチで「『美しい国』を造る上での基盤は教育である」と述べたと聞く。美しい国、美しい国と、まったくもって耳にタコが出来そうだし、教育「再生」なる名称自体、背中がムズムズする。「革命」だの「改革」だの「維新」だの「再生」だのという言葉はそれだけ聞けば綺麗でワクワクするし、少なくとも何かいいことがありそうな期待を抱かせる。だが言葉は重宝なもので、なりふりかまわず「強いモン勝ち」の価値観を広めるのが改革だったり、都合の悪い考え方を一掃するのが再生だったりするから、聞く時はよっぽど注意が必要だ。 教育再生会議の場合も、ここでいう「再生」は個々の子供
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 〈21日の追記〉 昨日これを書いた時は信濃毎日新聞の社説を取り上げているのだが、私はうっかり同社は毎日と資本関係があると思い込んでいた。みやっちさんから「信毎は純粋な地方紙で、毎日とは資本関係はなかったはず」と指摘していただき、そう言えばそうだったかも知れないと慌てて調べたら……ご指摘の通りでした。みやっちさん、本当にありがとう。 というわけで一部書き直しました。 ◇◇◇◇◇◇さて、本文 去る16日には、多くの新聞が社説で「教育基本法改定」を取り上げていた。駅売りで買える新聞は買い、手に入らないものはネットで検索して読んだ。やや遅ればせながら、その感想を走り書き的にメモしておく(※)。 なお、多くの社説はWEB上で読むことが可能。末尾に、ここで感想を述べた社説のURLを記載しておいた
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 私は新聞はあれば紙で読むという方である(全国紙のほか東京新聞ぐらいなら、常時打ち合わせに利用する喫茶店や、知人の事務所などでも読める)。紙の新聞は早晩廃れるなどと言われるご時世に古いようだが、割付――記事の配分の具合や見出しの大きさ、写真の大きさ、目立つ箇所にどんな記事があるかなどを見るのも結構おもしろいからだ。たぶん御存知の方が多いと思うが、新聞の記事は個々の記者が書いたものがそのまま載るわけではない。まずデスクがチェックし(※1)、整理部に送られる。 ※余談1――新聞記者は短時間で取材して記事を書きあげねばならない必要上、文章をゆっくり推敲している時間はない。その文章を読みやすく直すのはデスクの仕事。不正確な部分や矛盾の感じられる部分があれば、書いた記者に尋ね、場合によってはすぐ
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 ひとさまの講演要旨メモを書き続けて3晩目。私は何してるんだろという気分もないではないが――まあいいや。今夜は「私たちはどうすればよいのか」という、辺見氏の提言を簡単に紹介する。なお初めてこのメモを覗いてくださった方は、できればメモ(1)およびメモ(2) にさっと目を通してから読んでいただけると、わかりやすいかと思う。 〈体内化した監視装置〉 辺見氏は「不名誉が我々の日常に埋まり込み、どれがSchande(注1)かわからなくなっている」と語った。 注1/Schande=今夏、ギュンター・グラスが自分が少年時代にナチ党の武装親衛隊に所属していたことを告白したときに使った言葉。「メモ2」参照。 恥を感じることがなくなり、「監視装置が既に体内化している」とも語る。たとえば、天皇制に関して何ら
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 ここを覗いてくださった中にも、行かれた人はあるのではないか。本日、辺見庸の緊急講演会を聞きに行った。昨日は国会議事堂前のヒューマンチェーンに半ば野次馬的に参加した。私は6時ぐらいはたいていまだ仕事中で、2日続けてその時間帯に体を空けるのはちょっとしんどかったりするのだが、今日の講演会はどうしても行きたかったのだ。 辺見氏はいま、書き下ろしの準備をしているとのことで、講演はその草稿に基づくもの。出版されてから読んでも、内容的には同じものを把握できるだろう。私は(生活などに追われてドタバタしていることもあって)あまり積極的に講演会などに行く方ではなく、特に後で活字になると予測されるものは滅多に聴かない。だが今回は講演の情報をキャッチした時点から、何とか時間を調整して行くつもりであった。
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 〈前口上〉 「愛に関するメモ――愛国心に興味はない」「愛国心・お客さまコメント(番外)」など、「愛国心」関係のエントリで、コメンテーターの議論が続いている。 さまざまな意見をいただくこと、知識や情報を提供していただくこと、そして活発な議論を展開していただくこと――原則としてすべて大歓迎である。賑やかなのは大いに結構。ただ、ポカンと口開けて横で見ている間に、どんどん話が拡散してきているので、昨日、次のようなコメントを入れた。 【議論のテーマが「愛国心」そのものから少しずつ逸れてきているような気配が……。むろん人権の問題も共謀罪の話も愛国心問題と根っこの所でつながっていますが、それを言えばきりがない。たとえば先日ご紹介した『虫たちの墓』紹介の記事を読み、戦争に関わる問題として東京裁判につ
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 昭和天皇の靖国神社A級戦犯合祀に対する不快感を証拠立てるメモが発見されたというニュースがあった。 【昭和天皇が1988年、靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)について「あれ以来参拝していない。それが私の心だ」などと話したとするメモを、元宮内庁長官の富田朝彦氏(故人)が残していたことが20日、分かった。昭和天皇は戦後8回、靖国神社を参拝したが、75年11月を最後に参拝していない。メモからは、昭和天皇がA級戦犯合祀に強い不快感を示していたことが読み取れる。】(7月20日、時事通信) この問題について新聞報道や閣僚発言などが相次ぎ、何人ものブログでも扱われていた。私自身の所にTBいただいたり、私も参加しているUnder the SunへTBが入っていて読んだものとしては、たとえば「日本がアブナ
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 連日のテポドン騒ぎに、少々うんざりしている。日々のなりわいは忙しいし、体調悪いしという時に、まったくもって、「ウザイ!」という感じだ。私は北朝鮮は問題の多い国だとは思っている(そもそも最高権力者が世襲だということ自体、信じられないほど変である。もっとも日本だって、レッキとした世襲ですが。北朝鮮ほど露骨ではなく、巧妙ですけれども)。花火に金使うなよ、という気もしている。 しかし、私がウンザリしているのは北朝鮮に対してではない。「千載一遇のチャンス、と喜んでいるのが大勢いるだろうなあ」と思い、そのことで吐き気がしてくるのだ。 北朝鮮は世界有数の弱小国家。キャンキャン吠えているけれども、世界中を敵に回して戦争する力など皆無。それでも「宣伝」には充分使えるというところが恐ろしい。自ら世界の保
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 ◇◇◇◇◇まずはニュースの要約 毎日新聞・読売新聞といった全国紙のほか、西日本新聞、山陽新聞、その他いくつかの地方紙や赤旗でも報道されたため既に御存知の方が多いと思うが、6月28日、長崎県佐世保市議会で「愛国心」を盛り込んだ「子ども育成条例」が誕生した。下に最も簡単な時事通信配信のニュースを載せておく。 【子育ての基本理念として「愛国心」を盛り込んだ子ども育成条例が28日の長崎県佐世保市議会本会議で賛成多数で可決、成立した。近く施行される。市議会事務局などによると、子どもの施策に関する条例の中で、愛国心をうたったケースは全国初とみられるという。同条例は、子育ての理念や大人の役割などを柱に全17条で構成。第3条で子育ての基本理念を定め、その中の1つに「人を愛し、郷土や国を愛し、世界の平
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 その男は旧制中学を出て就職した。まだ帝国憲法が生きていた時代――と言うより、人々が治安維持法で締め上げられ、戦争に駆り立てられていた頃のことだ。本当は高校→大学は無理としてもせめて高等商業学校(というのが昔はあった。神戸高商は現・神戸大、東京高商は現・一橋大)に行きたいと思ったが、家計の事情がそれを許さなかったのである。彼の家は母子家庭で、母親は裏庭の小さな畑で芋などを作るかたわら、近くの街の工場で、当時の言葉で言えば「雑役婦」(臨時雇いの形で雑用をする女性労働者)をして働いていた。彼には既に社会に出ている姉がいたが、その頃は家を離れていて、家計を支えるのは母親の乏しい給料だけ。しかも彼の下にもまだ2人子供がいたから、カツカツ食べられるかどうかの生活であった。 もともと彼が中学に行く
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 〈愛国心への執念、恐るべし〉 教育基本法の危機については多くの方が書いておられるし、私も何度か書いた。ここ数日の間に森喜朗前首相、武部勤幹事長、片山虎之助参院幹事長らが「会期を延長しても改正法案を通すべき」と発言、改定に向けた自民党の執念にあらためてゾクリとさせられる。 同法の改定案はいくつも問題点があるが、第一は多くの人が指摘されているように「愛国心」の問題である。むしろこれは問題点の象徴、と言ってもいい。 なぜ権力側は愛国心にこだわるのだろう(いや、理由は私なりにわかっているつもりです。私がここで『なぜ』という言葉を使ったのは、頭で考える前にまず『げげげげげ』という感覚に襲われるという意味)。民主党もさきごろ独自の法案をまとめたが、こちらもまったくいただけない。部分部分の違いはあ
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 連休前ということで(私は連休ではありませんが)片付けておかねばならないことが多く、取り急ぎ思いついたことだけメモしておく。 1)続・マスメディアを叱咤激励しよう 「雑談日記」さんからTBいただいたエントリ「『4月30日現在共謀罪取組政党別マスコミ別評価バナー』を作りました」(※)の中に、次のような一文があった。 【現状を見るならばマスコミ批判の潮流の方がまだまだ弱い、弱すぎると思っています。(中略)まだまだマスコミ批判の舌鋒は不十分で徹底的にやるべきです。そうする中で、良いものをほめる】 ※http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2006/04/430_b55a.html まだまだマスコミ批判は足りない――と思っておられる方は、ほかにも大勢おられると思う。
我々は自らの感性と思想の砦である言葉を権力に奪われ続けている。言葉を奪い返そう!! コメント・TB大歓迎。 共謀罪から、私がふと連想したものについてちょっと書いておきたい。連想したのは――「別件逮捕(別件拘留)」という言葉だ。本命の事件が逮捕要件を満たさない場合に、要件を満たす他の事件で逮捕・拘留する方法。別件は、多くの場合、軽微な犯罪である(むろん、そうでない場合もある)。 たとえば友人同士の賭け麻雀や街角の立ち小便。やった経験のある人は少なくないはずだ。普通はその程度で手錠を掛けられることはないが、一応「違法な行為」だから、その気になれば逮捕は可能である。ほかに飲み屋のツケを払っていないとか、職場の同僚の作業着をちょっと借りる気で持ち出してそのまま忘れていたなどの行為も、犯罪名をつけようと思えばつけられる。たとえばある大きな事件で、警察が誰かに嫌疑をかけた。だが証拠はないという時、そう
マスコミの片隅に棲息。非力な庶民の一人に過ぎないけれども、奪われたくないもの、奪い返したいものはある。メ−ルはbebe2001pe@goo.jp
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