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中東情勢
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「いきなりエイズ」発症50%超え 沖縄で20年ぶり 「HIV感染でも治療で防げる」県は検査呼び掛け | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス HIV検査(資料写真) エイズ発症後にHIVに感染したことが判明する「いきなりエイズ」の患者の割合が、沖縄県内で2022年に52.6%となり、2002年以来20年ぶりに50%台を超え... 沖縄タイムス+プラス 第90回日本感染症学会総会(開催:2016年4月15日~4月16日)で予言申し上げたことが、ようやくちまたでも認識されてきました。 すなわち「梅毒増える国では、必ず遅れてHIV感染症が増える」ということです。 まあ、これは教科書的な事実で強烈な蓋然性があるのですが、性感染症の講演をするたびに申し上げてきたことが現実化しつつあるという事です。 漠然と目的意識もなく患者数(梅毒、HIV、コロナ)をカウントする病理から自由になり
「感染する機会など全く無かったのに・・」という人が今後、もっと増えていくでしょう。 Crazy Infectiousという英語表現はかなりImpactありますね・・ こんなPandemicの進化って本当に”Natural"なのかな・・ COVID-19にまだ感染していない人は間違いなくするだろうし、再感染する人も多いだろう・・と COVID-19の感染性は増す一方ですが、こちらのできる事は同じです。 ・キチンとフィットしたマスクの使用 ・ワクチンのUpdate ・混雑を避ける New Omicron Subvariant Is "All the things that have protected you for the past couple of years, I don Medscape
XBB.1.5.はオミクロン株の分家ですが、今までのコロナウイルスの中でも最も感染力が強く、ワクチン接種率が高くて優秀な東北部を襲っています。これはワクチンが無効なのではなくて、感染力が接種率を凌ぐということのようです。それでも我々はワクチン、マスク、手指衛生、換気で闘い続けるしかありません。 Why there are so many COVID-19 cases, hospitalizations in the Northeast CDC data shows that COVID-19 cases and hospitalizations are particularly surging in the Northeast. Experts explain why. ABC News
今回、COVID-19による死者数を単に日米で比較して米国のCDCを揶揄する声を頻繁に耳にしました。全く異なる医療体制、人口構成、社会経済的状況を揃えるような話しは無しで・・。編集長はCDCが無ければ米国はもっと酷い状況になっていただろうと思いますけれどね・・。 しかし、それにしても今回のCDCは「らしくない」とは編集長も感じておりました。その背景が漸くNewsになっていましたので御紹介致します。Biden政権になり健康になりつつありますが・・。
大学生。ワクチンをしっかりやって、マスクをしているとクラス内での感染は殆ど生じなかったという報告です。地味ですが現場的には極めて有用な報告ですね。 「コロナでキャンパスライフが木っ端微塵」という大学生をこれ以上増やさないためにも。 Examination of SARS-CoV-2 In-Class Transmission at a Large Urban University With Public Health Mandates Using Epidemiological and Genomic Methodology Kayla Kuhfeldt JAMA Netw Open. 2022;5(8):e2225430. doi:10.1001/jamanetworkopen.2022.25430
・軽症例による病院の負荷の軽減 ①不必要な受診(軽症者の不安解消目的のPCR、陰性証明のための受診などで)貴重な病院のResourceが割かれないようなRule作り。 ②濃厚接触者の定義、隔離解除の必要事項を状況により緩める。 ・入院させない工夫 ・経口摂取がイマイチだが入院は不要の高齢患者に、在宅や無床診療所でもレムデシビル(ベクルリー®) が点滴できる制度作り。(現在は有床診療所しか使えない!!) ・入院を95%減らせるニルマトレルビル錠/リトナビル錠(パキロビッド®)をもっと使いやすくする (今は現場が必要以上に薬剤相互作用を恐れて使用を控えている。) ①パキロビッド使用時、一過性に休薬できる薬のリストアップ、休薬時の注意、工夫など ②現在制限されている在庫数をもっと緩めて必要な症例がでたらすぐに投与できるようにする ③パキロビットによる副作用が出ても個々の医療機関や医師を責めず、「
40代、50代のコロナ重症患者が増え、この年代へのワクチン接種が急がれる。接種率は自治体によってばらつきが大きい中、東京・墨田区の迅速さは際立っている。なぜそれが可能になったのかを聞いた。
新型コロナは「まだもちこたえている」という、今からおもえば不思議なコメントをテレビ画面から聞いていた時期があった。そこから数ヶ月たった。
トランプ大統領がCOVID-19に罹患し発熱、一時はSaturationも94%以下になって酸素を投与されたが、現在は熱も無く元気でSUVに乗り支援者に手を振る様子がMSNBC、FOX、CNN、などで見られます。
3−5月の混乱期に苦しみながらも学んだことも多かったので、6−8月は臨床での対応は(余計な苦労はまだ続いていたとしても)改善された、というか空気もだいぶ変わった。 8月末の安倍総理の会見の中にもあったように、すでに「未知のウイルス」でもないSARS-CoV-2は、「指定感染症/実際のところを1−2類"的な"対応」から、通常のカテゴリーの中に位置付けたりそこでの対応をどうするかという検討のフェーズに入っている。
医師が診断したらからなず報告する「全数報告」と特定の医療機関だけが報告をする「定点報告」にわかれている。
GAVIなどGlobalな組織がワクチンを積極的に開発し世界に提供しようとする動きは一臨床医の目から見ても素晴らしく、これらの組織に日本から多額の拠出金が出されていることは誇らしく思います。 それにしても、以前からアメリカ(人口3億人+)で死者が10万人超、日本・タイ・ベトナム・オーストラリア地域(人口3億+)の死者が1000人超・・ そんな中、コロナからの回復した人の血漿だけでなく、2015-2018年に得られた(罹患していない)人のそれもSARS-CoV-2に反応する免疫がある・・という報告をみて、アジア地域の人は中国の近くということもありSARS-CoV-2に類似したウイルスに免疫があり、それが少ない死亡数に寄与したのではないか・・と想像しました。。 その想像をHIV感染症の師匠であるSchooley先生に伝えたところ、多いに関与しているだろう・・というお話でした。 Grifoni
アウトブレイクを把握するために、救急や集中治療の分野で症候群サーベイランスがおこなわれていますが、概念や検査そのものが確立していない時点では流行そのもののキャッチがおくれ、数のまとまりとして把握が困難です。
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における新型コロナウイルス感染症患者の退院及び就業制限の取扱いについて(一部改正)」
PCR検査のCapacityを伸ばす必要があるという声は届きやすいが、PCR検査の無駄遣いを辞めようという声は地味なのか、あまりマスコミを含めてAttractiveでないのかも知れません。 実際、10万件/日の処理能力がありながら実際に利用されるのは半分程度であり、処理能力の問題よりも他の利用にブレーキをかけている要因の検討も重要です。 無駄なPCR検査も是非辞めたい。退院時に2回のPCR陰性を求める地域がまだ残り、入院症例、手術症例、全例にPCR検査を・・という声も大きいです。 ・・・ 一理ありますが、検査がもたらすマイナス面を考慮する事も大切で、何となく行われる健康診断や癌検診に似る構造を感じます。サーベイランスといった公衆衛生的な視点と各施設の医療従事者の要請を整理する必要もあるでしょう。
新型コロナウイルスに対応しなくちゃ!と 各地で購入希望が通常以上に発生したために在庫不足が発生しました。
学校がお休み中のお子さんたちにもわかるように、「感染症に詳しいかどうか不安になるようなコロナの話題」を毎日勉強しているお医者さんがお話ししますよ〜。お楽しみに!
所長の山中先生、予め電話で「コロナ予約」を受けて、待合室の代わりに個室で紹介状を待ってもらい、ご近所の大曲先生がたのNCGMにある検査センターに送っておられます。 今は疑い症例が出れば、簡単に検査が行えるので、「10人に1人が陽性」という流行具合も皮膚温で感じられるようです。 (実際は50人中5人陽性)
緊急事態宣言の終了を見据えた戦略が重要ですが、具体的にどのように安全に経済活動を再開するのか、どのように商店、レストラン、学校などを再稼働するのか? 米国CDCはタイトル写真のように保育園、学校、教会、レストランなど施設ごとに活動再開にあたって従うべきGuidelineを作成しました。(まあ、トランプ政権が待ったをかけたらしいけれど・・。 それでもCDCの該当するサイトに行くと色々と親切な指示があります) 例: Interim Guidance for Administrators of US K-12 Schools and Child Care Programs to Plan, Prepare, and Respond to Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)
編集長が40年ほど前に針刺し事故で罹患したHCV感染症(当時は「非A非B」肝炎)、インターフェロンなど大した効果はなく治癒を諦めていました。30年ほど前に担当したHIV感染症。治療薬、核酸系逆転写酵素阻害薬(例:AZT, ddI)も大した効果がなく「指をくわえて・・」の時代が続きました。 最初はサキナビル(Saquinavir 商:インビラーゼ)が先駆けとなるHIVのプロテアーゼ阻害薬でした。 編集長はHCVのプロテアーゼ阻害薬の開発も期待していましたが、「HIVのプロテアーゼ阻害薬の作用部位に比較してHCVのプロテアーゼ阻害薬の作用部位は大きすぎて作れない」と言われてがっかりしていたものです。 しかし結局は科学の進歩によりレディパスビルというプロテアーゼ阻害薬を併用する治療薬(例:HARVONI® : ledipasvir /sofosbuvir )が開発され編集長のC型肝炎も癒されたの
編集長が研修医であった41年前、タイトル図にある人工呼吸器(Bird)の存在は即ち、「この患者さんは間もなく亡くなる」ことを示していました。 従圧式の人工呼吸器はかなりHarmfulな部分もあったのかも・・(良く見ると図の写真にはMuseumと・・) コロナ肺炎は、他の微生物による肺炎とは以下のような違いがあるようで、「人工呼吸器に安易に依存することは危険」との記事も・・。 New analysis recommends less reliance on ventilators to treat coronavirus patients Analysis urges less reliance on ventilators for coronavirus patients - STAT コロナ肺炎の特殊性: ・他の肺炎に比して血液の酸素を88%以上にする必要が無い・・。もっと低く目標値を設
SARS-CoV-2に対する免疫のしっかりしたエビデンスは無いけれども多くの経験から、人間はコロナウイルスに感染すると免疫を獲得し、すぐには再感染しないようです。 ただし免疫力は少しずつ減っていくようで、とくにインフルエンザなどでは、本当の感染に比較してワクチンによる免疫の減弱は早いようです。どの程度、防御免疫が持続するかは色々な要因で決まるでしょう。 Castilla, J. et al. 2013. “Decline in Influenza Vaccine Effectiveness with Time after Vaccination, Navarre, Spain, Season 2011/12.” Eurosurveillance. https://doi.org/10.2807/ese.18.05.20388-en.
この2種類の方法はFit testの性能を犠牲にせずに、コロナウイルスを効率よく殺滅した。(但し消毒回数は2回まで)
・緊急措置として都道府県が期限切れの免許証などについて許可する。 ○発症した医療従事者の運用にあたっての注意点。 ・・感染後、どのような時期にいるか(例:発症後1週間以上なので感染性が小さい)にいるか? ・・感染性の強い症状か否か(例:熱だけ) ・・患者との接触の程度 (例:直接ケア vs. テレワーク。 例:病室から離れた部署で医療機器の整備) ・・どのような患者との接触があるか(例:免疫不全症例) ・・周囲に感染した医療従事者が居ても大丈夫と安心させる。 ○曝露したが無症状の医療従事者を続けて働かせる方法を考える。 ・体温、症状を報告させる。症状が少しでも出たら休職。 ・曝露後、最低14日間はサージカルマスク使用を義務づけ(N95など、よりレベルの高いマスクの使用については同様) ・戦力として重要なのでPCR検査は優先的に受けさせる。 ○全く崩壊したように足りなくなったら ・予め定めて
感染症指定医療機関も、その周辺も、溢れる患者、更に医療従事者の感染(これは院内感染とは限らず、山手線で通勤中の感染かも知れませんが・・)で崩壊中/崩壊直前です。
Zou, L. et al. SARS-CoV-2 viral load in upper respiratory specimens of infected patients. N. Engl. J. Med. 382, 1177–1179 (2020). https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMc2001737 To, K.K.-W. et al. Temporal profiles of viral load in posterior oropharyngeal saliva samples and serum antibody responses during infection by SARS-CoV-2: an observational cohort study. Lancet Infect. Dis. https://doi.org/10.
SARS-CoV-2陽性の入院症例でヒドロキシクロロキン投与は、呼吸補助の必要性を増していた。 死亡率、リンパ球減少症、または好中球とリンパ球の比率の改善に対するヒドロキシクロロキンの利点はなかった。 クロロキンを勧めるトランプ大統領にファウチ先生は困惑していましたが、それでもHIV., SARS, 鳥インフルエンザ, 豚インフルエンザ, ジカウイルス, エボラウイルスと戦いながら、6人の大統領に仕えた”アメリカの医師”は信頼できます。 How Anthony Fauci Became America’s Doctor By Michael Specter April 10, 2020 “You stay completely apolitical and non-ideological,” Fauci says. “I’m a scientist and I’m a physician.
肺炎を始めとする感染症を長年診てきたものにとって、数日間安定していて「これは行けるのでは・・」と思っていると突然、「Hoursの単位」で悪化して呼吸不全となるCOVID-19には違和感がある・・・「通常の細菌やウイルス自身のVirulenceのみによる経過とするには何となく合わない。何か別の病態による第2波が生じている」と感じるのは編集長だけではないでしょう。 「Hoursの単位」で患者の生命を奪う感染症といえば髄膜炎菌による電撃性紫斑病や連鎖球菌によるトキシックショック症候群などを想起させられますが、これは四肢末端の壊死を伴うDICが本態・・といった印象です。実際、脳梗塞、急性腎障害、EFの急激な低下など他臓器不全を伴う凝固の問題がCOVID-19でも注目されています。↓↓
「日本の基幹病院をコロナから守るために必要な軸」シリーズは、一応区切りと致します。 区切りに際して、今日(4月10日現在)の現場の声・実態を記しておきたいと思います。編集長には悲痛とも諦めとも思える声です。
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