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昨日、共同研究をしている心理学科のJohn Kruschke先生が、「これ、興味あるんじゃない」とNY Timesの記事へのリンクを送ってくれました。 http://www.nytimes.com/2011/05/04/science/04language.html 見てみると、おおお、これはえらい話。原論文も読んでみました。 Sean Lee and Toshikazu Hasegawa Bayesian phylogenetic analysis supports an agricultural origin of Japonic languages Proceedings of Royal Society, B. doi:10.1098/rspb.2011.0518 日本語族、つまり琉球語と本土日本語の共通祖語の「古さ」を、先日記事にしたDunn他の論文同様、分子生物学の生物種分化の
今学期は自分の所属する言語学科ではなく、統計学科のアシスタントをしてます。仕事は宿題の採点のみ。とはいえ教科書を読み、週3回の授業に出て、宿題を解き、45人分の採点をするのはかなりしんどく、規定どおり週20時間くらい費やしてるのでは。 授業はIntroduction to Staticsというタイトルで、大学院生向け入門。もちろん採用してもらったからには、コイツは大丈夫という判断があるわけですが、教えられる内容全てを完全に知ってるわけはなく、はじめて知ることも多々。 さて今日の授業。おなじみ「Studentのt検定」の講義でしたが、担当のTrosset先生が大学院生(UC Barkeley)だったときに授業で聞いた話を教えてくれました。高名な(という話の)Erich Lehmann教授が「この授業でこれだけは記憶に残して欲しい、ということを挙げるなら『t検定はやってはいけない』ということで
アメリカ言語学会@Baltimoreのつづき 今回、参加して感じたことの一つが、「実験的研究が多くなった」ことでした。LSAの報告によると、受け取った要旨の割合を反映した部分があるそうで、実験的研究が行われている数自体が多いことを反映している部分がありそう。 具体的には、音声にかかわる分野では「Experimental Phonology」とか「Psycholinguistics: Phonology」とか、「音韻論」という括りだけど実験的・定量的な研究のセッションがたくさん。逆に、「Formal Phonological Theory」というセッション名もあってニヤリ。前なら「形式的」とか「理論的」なんて言わなくても、ほとんどそうに決まってたはず。いわゆる「無標」だったものが「有標」に変わってきたかと。 理論的な部分にしか興味がないと公言するうちの学科長(Davis先生)ですら「今後、音
今日は観音寺市での調査。伊吹島から海を隔てて一番近いのに、細部でけっこう違うところがあってちょっと戸惑いましたが、まあなんとか終了。 調査ための調整をしてくださった人は市役所の職員ですが、考古学関連の仕事もしていて学者的な面もある方。隣接地域との関係についてさまざまなヒントをくださいました。さらに「博士論文が終わったら、一般の人にわかるような概要を作ってくれ」と言われました。とてもありがたいお勧めで、ぜひやらなければ。 それから、この地域についての「平安時代の言葉が残る」という誤解をどう解くか、ということが話題になりました。調査に行った先でそのような発言を聞くこともよくあるのですが、自分の地域に誇りを持てるなら・・・といつも曖昧な反応に終始してしまいます。でも、「明らかな誤解は・・・(解いたほうがいい)」とも言われました。それはそうかも。 ではどう伝えたものか。伊吹島方言だって独自の変遷の
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