今回は『とんがり帽子のアトリエ』をレビューします。魔法使いに憧れる少女が、魔法は“描く”ものだという秘密に触れてしまい、魔法使いを目指すことになる、という作品です。著者は白浜鴎(しらはま・かもめ)さん。講談社「モーニング・ツー」で連載中。単行本は7巻まで刊行中です。 『とんがり帽子のアトリエ』作品紹介 BookLive!で読む 『とんがり帽子のアトリエ』 1~7巻 白浜鴎/講談社 『とんがり帽子のアトリエ』を試し読みする 魔法は“かける”のではなく“描く”もの 本作の主人公はココ。魔法使いに憧れる、ごく普通の少女です。母親からは、魔法の力を持って生まれた人じゃないと、魔法使いにはなれないと教えられていました。ところが、たまたま村へやってきた魔法使いキーフリーが、魔法を使う瞬間をこっそり覗いてしまい、魔法は“かける”ものではなく“描く”ものだという秘密を知ってしまいます。 幼いころ、仮面を付