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大谷翔平
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2024年8月20日掲載 ワンポイント:【長文注意】。2018~2023年、慶應義塾大学・リハビリ医学/理工学の里宇明元・教授(医)と牛場潤一・教授(理工)の研究不正疑惑(+補助金不正受給疑惑)を、千野直一・慶應義塾大学・名誉教授と村岡慶裕・早稲田大学・教授が文部科学省と週刊文春に告発した。ボトックス注射、併用治療、被験者のすり替えで治療効果を得たにもかかわらず、自分たちが開発したBMI 治療器が有効だと里宇教授と牛場教授らが結論したBMI 治療器の臨床試験は、BMI 治療器の単独効果を偽装した研究不正である、と告発した。この臨床試験では20億円以上の公的研究費が使用されている。慶應義塾大学は調査の結果、シロと結論した。この事件の、告発状、調査結果、不服申し立て書、などの資料を公開した。日本のネカト調査は「かなり歪んでいる」と白楽は感想で述べた。 ーーーーーー 慶應義塾大学・リハビリ医学/
2016年6月23日改訂。 目次(クリックすると内部リンク先に飛びます) 1.「研究倫理」より「研究規範」 2.ネカト=「ねつ造」+「改ざん」+「盗用」 3.研究クログレイ 4.研究非許容行為 5.米国科学アカデミーの用語との対応 ーーーーーーー ●1.「研究倫理」より「研究規範」 日本では、「研究倫理」の「倫理」をモラルやマナーだと誤解する人が多い。だから、家庭のしつけや研究者の道徳観に焦点をあてて、「研究上の不正行為」を行なった研究者に、「襟を正せ」と叱責する人が多い。 しかし、「研究倫理」の英語は「research ethics (リサーチ・エシックス)」で、「研究倫理」の「倫理」は、「モラル(moral)」ではなく「エシックス(ethics)」である。 「エシックス(ethics)」は、専門職のルール・規範だから、家庭のしつけや研究者の道徳観とは別次元の話である。研究「エシックス(
2020年8月28日掲載 ワンポイント:【長文注意】。ドイツで育ち、18歳で渡英したアイゼンクは、1955-1983年(39-67歳)、英国のキングス・カレッジ・ロンドン(King’s College London)・教授として君臨し、1997年9月4日、81歳で亡くなった。フロイト(Sigmund Freud)、ジャン・ピアジェ(Jean Piaget)に次ぐ20世紀の偉大な心理学者で、63冊以上の著書・編書(うちの21冊が邦訳)、847報以上の論文を発表した。アイゼンクは1980年頃からドイツの医師・心理学者であるロナルト・グロッサルト=マティチェク(Ronald Grossarth-Maticek)と共同研究を始めた。2019年2月(没後21年)、英国のアンソニー・ペロシ医師(Anthony Pelosi)がアイゼンクのネカトを指摘した。2019年5月(没後21年)、キングス・カレッ
2020年8月17日掲載 2021年5月3日改訂 → 開示請求で得た2021年4月28日の開示文書をアップした、ココ → 「6.公正研究委員会はズサンだった」 ワンポイント:名古屋大学が2020年2月28日に野呂瀬崇彦(教育発達科学研究科)の盗用博士論文に博士号(教育)を授与した疑惑が生じ、被盗用者が名古屋大学に伝えた。しかし、2020年8月4日、名古屋大学は「盗用には該当せず、不正行為の存在は認められない」と判定した。白楽は、この判定がおかしいと思い、ここに事実を公開する。2021年5月3日の改訂では、開示請求で得た2021年4月28日の開示文書をアップした。【注意:関係サイトの一部は保存版だが、元サイトは一部削除されている】 ーーーーーー 名古屋大学・博士論文の盗用疑惑事件シリーズ ① 驚愕の判定(2020年8月17日掲載、2021年5月3日改訂) ←<新展開> ② 隠蔽工作?(202
2019年10月3日掲載、2021年9月26日更新 ワンポイント:長崎大学・河合孝尚・准教授を代表者とする「医療分野における研究不正行為に関する意識調査及び心理的要因分析」研究は、日本医療研究開発機構(AMED)の「研究公正高度化モデル開発支援事業」に採択され、2016年-2018年度の3年間に約3,000万円(推定)の研究助成を受けた。その研究成果の一部・「研究不正事例調査報告書・附録 2(http://www.rmd.nagasaki-u.ac.jp/kawailab/amed/assets/pdf/ref1_3.pdf)(保存版)」に、白楽のネカト記事群から盗用と思われる引用なしのコピペが多数見つかった(保存版PDF)。国民の損害額(推定)は?億円(大雑把)。【注意:関係サイトは直ぐ削除される、と思う】 ーーーーーーーーーー 本事件は2部構成です 5C 長崎大学の盗用事件:①白楽ブロ
2016年10月6日掲載。2021年12月4日加筆。 ワンポイント:【長文注意】。著者在順(オーサーシップ)・代筆(ゴーストライター)・論文代行の基準が不明瞭なのが諸悪の根源である。改善策が提案されているが、いまだに世界標準が確立していない。悪いことなら、どうして禁止し罰しないのか? 【追記】 ・2021年12月1日記事。イギリスで論文代行業を法律上禁止へ:大学等が不正を防ぐための7つの原則 | 高等教育質保証の海外動向発信サイトQA UPDATES – International ・2021年05月31日記事。著者在順違反は違法:アカデミックハラスメント-論文の共著者からの除外 – 弁護士 師子角允彬のブログ ・2021年03月23日記事:学生の代わりに授業を受け論文を書く「教授のゴーストライター」が数千万円規模で横行している – GIGAZINE ・2020年02月10日記事:「欧米の
2020年9月27日改訂 ワンポイント:【長文注意】。ねつ造・改ざんについての日本で最良の解説(のつもりで書いた・・・が、読み直すとマダマダ。でも、長文なので、このへんで)。 ーーーーーーー 目次(赤字をクリックすると内部リンク先に飛びます) 1.ねつ造・改ざんの種類 2.ねつ造・改ざんのルールと解説 《1》ねつ造・改ざんの基本ルール 《2》ねつ造・改ざんの解説 《3》大学のねつ造・改ざんルールと解説 《4》学会のねつ造・改ざんルールと解説 3.ねつ造・改ざんの具体例 《1》ねつ造・改ざんの具体例:細胞生物学 《2》ねつ造・改ざんの具体例:研究公正局 《3》ねつ造・改ざんの具体例:歴史や一般社会 4.ねつ造・改ざん事件例 《1》ねつ造事件例 《2》改ざん事件例 5.ねつ造・改ざんの検出法・証拠提示法 《1》ねつ造・改ざん検出法 《2》ねつ造・改ざん証拠の提示法 6.ねつ造・改ざんの根本的に
2024年8月9日更新 ★撤回論文数ランキング(全分野・全世界) 【ランキングから言えること】 事実として、「撤回論文数」世界ランキングの3位以内に2人、5位以内に3人、10位以内に5人、30位以内に在日日本人が7人いた。7人とも生命科学の研究者。 このことで、悪質なネカト者が日本に多いと解釈する人がいるが、それは、全く見当違いである。日本の学術界、特に生命科学界が研究ネカトに無関心・低見識であること、また、日本の研究規範システムに大きな欠陥があること、を反映している。つまり、ネカトしても捕まらないので、長年、ネカトし続けてしまった結果なのだ。学術界、特に生命科学界、および、政府は改革に真剣に取り組むべきだ。 ================= 以下の「撤回論文数」世界ランキングで、分野を記載していないのは生命科学。カタカナ名は本ウェブの記事にリンクしている。パープル色は説明(日本語・英語
2018年3月5日掲載。 白楽の意図:日本のディオバン事件でもそうだが、米国でも、人々の健康に貢献するハズの製薬企業が、研究ネカト・クログレイをし、病気に効かないクスリや危険なクスリを平気で強力に販売している。現代の製薬企業のあり方のどこかが狂っている。どこをどう修復すべきなのだろうか? ーーーーーーー 目次(クリックすると内部リンク先に飛びます) 1.意図と論文概要 2.書誌情報と著者 3.論文内容 4.白楽の感想 5.関連情報 6.コメント ーーーーーーー 【注意】「論文を読んで」は、全文翻訳ではありません。ポイントのみの紹介で、白楽の色に染め直してあります。 ●1.【論文概要】 論文の目的は、米国の腐敗した臨床試験の3つの事例を通して、製薬業界がコントロールする臨床試験の研究ネカトを明らかにすることである。臨床試験データの解釈や表現に歪曲や誤りを導く3つの要素を解説する。その3つは、
2016年8月10日掲載。 ワンポイント:【長文注意】。自分の周囲の研究ネカトにたまたま遭遇したら、どこにどのように通報(告発)するとよいのか? 注意点は何か? 他大学・他国の研究者の研究ネカトも含めて、研究ネカトを通報(告発)する方法を示そう。 【追記】 ・2019年7月19日:編集部に通報する方法と注意点。通報文のひな形もある:How to report misconduct to a journal – Science Integrity Digest ーーーーーーー 目次(クリックすると内部リンク先に飛びます) 1.概略 2.研究ネカトを通報(告発)する方法:米国・撤回監視(Retraction Watch)のアドバイス 3.研究ネカトを通報(告発)する方法:米国 4.研究ネカトを通報(告発)する方法:日本 5.申し立て(通報、告発)の危険性 6.白楽のアドバイス:研究ネカトを通報
2014年10月16日掲載、2018年4月16日更新 ワンポイント:【長文注意】。ウェイクフィールドは、ロンドンのロイヤル・フリー病院(Royal Free Hospital)の医師だった。1998年(40歳)、「予防接種すると自閉症になる」という論文をランセット誌に発表した。世界の医学界はすぐにその結論を否定した。しかし、「予防接種すると自閉症になる」を信じたい人々は予防接種を避け、その影響で、はしかが大流行し、世界で数万人が感染したと言われている。英国『サンデー・タイムズ』紙のブライアン・ディーア記者は、2004年(46歳)に「1998年のランセット」論文の利益相反を突き止め、2009年(51歳)にデータねつ造・改ざんを見つけた。2010年(52歳)、英国の医事委員会(General Medical Council)は、「1998年のランセット」論文を利益相反及びネカトと結論し、ウェイ
2016年6月29日改訂。 ワンポイント:外国の大学・研究機関・研究倫理研究者が示す研究クログレイの定義と具体的行為、および、日本の見解 ーーーーーーー 目次(クリックすると内部リンク先に飛びます) 1.序論 2.米国の科学アカデミーの定義と具体的行為 3.米国のミシガン州立大学の定義 4.日本学術会議・科学倫理検討委員会が示す具体的行為 5.生命科学:米国のステネック(NH. Steneck)の見解 6.生命科学:ベルギーのフランダース・バイオテクノロジー研究所の見解 7.生命科学:米国のデイビッド・レスニック(David Resnik)の見解 8.生命科学:米国のド・フリース(de Vries)らの見解 9.生命科学:米国のマーチンソン(BC Martinson)らの見解 10.心理学:米国のレスリー・ジョン(Leslie K. John)らの見解 11.経済学・経営学:コーセラの講義
2016年8月22日掲載。 ワンポイント:【長文注意】。研究室仲間、調査委員、メディア、大学・研究機関、発言する有識者は、研究ネカト疑惑者を執拗に攻撃し、自殺に追い込んできた。研究ネカト関係者の自殺率は一般の50倍も高い。一方、研究ネカト疑惑者の味方は家族以外だれもいない。なんか、おかしくないか? 研究ネカトで自殺者をだすな! 【追記】 2017年9月7日記事:Poisonous science: the dark side of the lab | THE Features ーーーーーーー 目次(クリックすると内部リンク先に飛びます) 1.概略 2.研究ネカトで自殺:日本 3.研究ネカトで自殺:外国 4.研究者の自殺:他の視点 5.対策 6.白楽の感想 7.主要情報源 ーーーーーーー ●1.【概略】 米国陸軍の自殺予防ポスター「自殺は100%防げる」(U.S. Army suicide
以下の一覧表に飛ぶ 【日本の研究者のネカト・クログレイ事件一覧】【日本の研究者の性不正・アカハラ事件一覧】【日本語の論文・文書・動画一覧】【研究以外の個人のネカト・クログレイ事件一覧(日本)】【企業・集団のネカト・クログレイ事件一覧(日本)】======================================= 一覧表は、公表年月日順に並べてある。表示件数の変更、並べ替え、検索が可能である。赤字をクリックすると資料が開く。ネカト専門の記者を育てたいので、資料に記者名を付記した。米国では育っているが、しかし、日本では育つ気配がないのでその後、止めた。ネカト専門の弁護士を育てたいので、弁護士名を記載した。米国では育っているが、しかし、日本では育つ気配がないのでその後、止めた。ーーーーーーーーーー 研究界では、ネカトが禁止され、摘発され、処分されるので、幾分クリーンだと思うが、実は、ネカ
ワンポイント:著名な社会心理学者の10年間のデータねつ造 ●【概略】 ディーデリク・スターペル(Diederik Stapel、写真出典)は、オランダのティルブルフ大学(Tilburg University)・教授で、専門は社会心理学である。その学説は、「肉好きの人間は自己中心的である」という類いの世間受けする学説だった。 ネイチャー誌の「今年の10人(Nature’s 10)」は、その年、学術界で最も重要な役割を果たした世界の10人を選んでいるが、スターペルは2011年に選ばれた。それほど著名な研究者だった。 「Times Higher Education」の大学ランキングでは、ティルブルフ大学はオランダ第13位、欧州第276~300位の大学である(World University Rankings 2014-15: Europe – Times Higher Education)。 2
2018年10月13日掲載 ワンポイント:【長文注意】。21~22歳でイラクで医師免許を取得し、ヨルダンを経て、1977年9月(23歳)に米国に留学し、テンプル大学やジェファーソン医科大学を転々とした。1978-79年(24-25歳)に米国で出版した約60報の全論文が盗用論文とみなされている。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。この事件は、白楽指定の重要ネカト事件である:約60論文をそっくり盗用した大規模な盗用事件で、米国社会を本気でネカト対策に取り組ませた有名な大事件の1つである。 記事を読む → https://haklak.com/page_Elias_Alsabti.html
「白楽の研究者倫理」は、人類の長期的未来の観点から、日本の学術界・研究界の研究公正と研究者の倫理を高め・維持するため、研究者の事件データベースを構築し、外国のネカト・クログレイ・性不正・アカハラとそれらの事件を解説する通称「白楽ブログ」または「ネカトブログ」です。 今日で、研究者倫理の研究を始めて約25年になり、サイトを開設してから9 年10 か月 17 日が経過した。サーバー会社へ支払ったお金がその日までなので、7 年1 か月 17 日後の2031年4月30日に閉鎖(延長あり得る)。 白楽は頭脳・体力が衰退している。半年以内に、現在の活動を断念せざるを得ないだろうと、時々、感じる。誰か、活動を始めませんか? 必要なら、白楽が協力・援助します。 本ブログの各記事に対してではなく全体に対して、公表してもいい(公表したい)、情報・意見・提言・質問などは「8‐1.議論・情報・意見・提言・質問など
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