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大谷翔平
josaiya.hatenablog.com
『神代の絵話』は丸尾博通著、五色屋書房刊。昭和11年3月1日印刷、同5日再版発行。頭山翁の揮毫がそのまま表紙の書名になってゐるのが珍しい。「神代」だけ字が大きく見える。途中で名前が入らなくなるのに気づいて、「絵」を小さくしたのでは…。富士山の絵は小室翠雲。 著者は宮内省皇宮警察部や宮内省式部職に勤めた。その後、国民道徳講演会を組織、日本の神話を幻燈映画に仕立てたものを制作し、日本各地や朝鮮、満洲、ハワイなどを巡回した。同会には、お札研究のスタール博士も名誉賛助員になってゐる。 著者がこの活動をしたのは、かねがね周囲の人間に敬神観念の不足を痛感してゐたから。郷里の岡山県、津山の青年からは、 神様といふても吾々と同じ人間であつて、生前に功労があつたから死したる後の霊魂を神として祀つてあるだけで、拝礼するの義務はあるけれども、之に向つて祈るといふことは間違つて居る。それは迷信といふものであつて、
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