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大谷翔平
okadaic.net
今春、我が身に起きた出来事と心境変化についてあちこちで書いた。Twitterで書いた。Blueskyで書いた。このブログにも書いた。技術系の読み手が多いタイムラインでは努めて思想的に、感情的な読み手が多いタイムラインでは努めて客観的に書いた。反響は皆無だったが、いくつか感想も受けた。「箇条書きに要約して三行で読めるまとめ記事の形式で書いてほしい」とリクエストもあった。何日も何週間も何箇月も同じ話を書き連ねるわけにいかないので、一つ総括を書いておく。 私は2007年5月15日からTwitterを始めた。そして2023年5月15日を目処にTwitterをやめる。16年慈しみ育てた我が子のようなアカウントを「殺す」わけではないが、16年伴侶として連れ添ったサービスと「別れる」くらいの覚悟は決めている。あいつ消えたなと探しに来た人に、まずこの日記が読まれるとよい。(140字) 2022年10月末、
中年は健康の話しかしない。昨年末に体組成計を新調して5ヶ月、約3キロ減らして当初の目標体重に到達したので嬉しい。タニタHealth Planetさまさま。現生人類を40年以上やってわかったこととして、私は体重が一定以上を超えるとおそろしく疲れやすくなりしょっちゅう寝込み、逆に一定以下まで減ると神経が参って無気力になる。とくに短期間で2、3キロの急増急減をするとろくなことがない。太りすぎても痩せすぎても、ちょっとした傷の治りが遅くなったりしてビビる。現状維持のまま、内臓脂肪を落として筋肉を増やしながら、上下の振れ幅をなんとか1キロ以内に収めたいものだ。 昔は3キロも贅肉が取れたら針金のようにスリムな体型になるんじゃないかと幻想を抱いていたが、服のサイズなど全然変わらない。そして、若い頃さんざん気に病んでたムチムチした体型って結局、脂肪の質が良かったんだな、と思い知る。加齢とともに肉質が落ちる
雨宮まみさんについて考えるときいつも浮かぶイメージがある。2011年の年末、初の単著『女子をこじらせて』の刊行に合わせて彼女は、「こじらせカフェ」というゲリラサイン会の告知をブログに投稿した。「特定の日時に喫茶店のテーブルに目印を置いて佇んでいるので、声を掛けてくれれば著作にサインをする」というものだ。 新刊を買ってカフェへ赴くと、雨宮まみが一人でお茶を飲みながら私たちを待っていてくれる。書店や出版社の仕掛けるフェアとは異なり、彼女個人が一対一で、読者とサシで向き合う。面白いことを考えつく人だなぁと思い、当時勤めていた職場のパソコンでブラウザのタブを開きっぱなしにして何度も読み返した。誰が来るかわからないところにたった一人で立って、何が飛んで来ようとも「個」として受け止め、すべてをその場で打ち返す。そういう仕事を有言実行する人は、多いようで、じつは少ない。 直接ご一緒したときの楽しい思い出
今の自分と似たような状況にある人が、今の自分とはまるで違う心境をインターネット上で綴っており、読んだ直後は「まぁそういう考え方の人もいるか」程度に思っていたのだが、幾つかの出来事が折り重なって、数日経っても頭を離れずにいるので、なんとか言語化を試みてみる。 ひとつは小沢健二の「魔法的」。平日昼間15時開催のイベントが詳細不明のまま24時間前に告知され、おそらくは主催側も想定外だったであろう動員を集め、急遽整理券が配布されてあっという間に枚数終了し、入場できなかったファンも大勢いた、という顛末を異国の地にてチラホラ耳にした。実際に現地に足を運べたわけでもなく伝聞なのでそれ自体の感想は述べられないが、この突発イベントに対してSNS上などで「怒っている」人たちの様子がやけに印象に残った。彼らの言い分の中に「もっと『普通』にやってほしかった」という声を幾つか見かけた。 ここで言う「普通」って何なん
Instagramのフォロワーが1400人を超えた。最初は日本語で始め、日本語と英語を併記するようになり、今はほとんど英語だけで書いている。英語圏で新しくできた知人友人たちにとっては、私が最も頻繁に更新するSNSはInstagram、というふうに見えているだろう。日本語圏におけるTwitterとまったく同じ。 見ず知らずのフォロワーがどんどん増えていく過程、likeしてくれた人のプロフィールを覗きに行くと結構な有名人で驚くそんな関係性、「このままフォロワーが2000人とかになったらすごいな、2000人もの人が私の書いたものを読むなんて」と興奮している感じ、Twitterを始めた最初期、まだ英語版しかなかった2007年とか2008年のようなノリで面白い。その頃からずっと「いずれは英語でtweetしよう」と考え続けていて、そのために取得したアカウントもあるのだけど、結局そうはならなかった。In
2015年も、もう終わりですね。やっと冬休みになったのでサイトの手入れでもするかと重い腰を上げたら、「日記の再開と継続」と題したポストが5月末で止まっていて我がことながら震えた。どうしてこんなに締切のないことが苦手なんだろう(まるで締切があることが得意であるかのような言いよう)。 テーマを「Twenty Sixteen」に変えて、英語圏から飛んでくる人たちのために改装する。ちなみに「バイリンガル仕様のサイトは、両方からのアクセスが悪くなる」というのがインターネットの通説らしい。日本語は日本語、英語は英語、でページを作らないと、どっちか片方しか読めないや、という大多数の人々にとっては何か疎外されたような気分になるとのこと。たしかにその感覚もわからないではないが、英語圏向けに独立したサイトを作るほどの目立った活動はまだしていないので、問題は先送りにしておこう。思うところあって、今回はソーシャル
2017年12月20日に文庫化されました。 僕たちは、僕たちの本当に快楽について まだ何も知らない−−−−−。 腐女子とAV監督が男体の神秘に挑む! 前立腺だって愛されたい。 いま明かされるドライオーガズムの秘密 それはボーイズラブともつながっていた!? Twitter等で話題騒然! エロの三賢人が教える 研究&開発の最前線! コンテンツプラットフォーム「cakes」の大人気記事、待望の書籍化。 装画は雲田はるこ描き下ろし、本文にも美麗イラスト図解つき! 処女も童貞も、おたくも女王様もヤリチンもゲイも女装子も、みんなで読もう! —— 二村ヒトシ(@nimurahitoshi) アダルトビデオ監督。1964年六本木生まれ、慶應義塾幼稚舎卒、慶應大学文学部中退。痴女AV・レズものAVの育ての親、ふたなり実写AV・女装娘AVの産みの親でもある。ソフト・オン・デマンドやムーディーズ・エスワンから監
ここ、だんだんライフログと化してきつつあるので、内容は5月8日に書いてますが、4月28日付のエントリにしておきます。 「ニコニコ超会議2」併催、「超文学フリマ」に、いつものサークル「久谷女子」(ウ-33)の売り子として参加してきました。 頒布物は、『久谷女子便り 総集編【金】』、『久谷女子便り 第五号』、『不機嫌メガネ男子論』、『博士メガネ男子論』、グッズの「久谷女子スペシャルステッカー」「久谷女子カンバッヂ」です。 おかげさまでカンバッヂは完売、増産または新作を作る予定です。同人誌のほうもなかなかの売れ行きで、細かな数字はわかりませんが「コミケほどは売れないが、普段の文学フリマよりは売れた」とのこと。それぞれのイベントと我々の醸し出す世界観との親和性を思って一抹のモヤモヤした気持ちになりますね。うん、文学フリマではいつも浮いてるけど、超文学フリマではそんなに浮いてなかったと思う。 当日の
フジテレビ系列『情報プレゼンター とくダネ!』のコメンテーターとして出演することになりました。 本日2013年4月15日(月)からです。「なんで!?」と訊かれると私も困るのですが……。 TwitterのDMから出演依頼をいただいたときにも誰宛ての誤送信かと思いました。朝の情報番組にここまで無銘の人間を投入するというのは、制作側におかれましても新年度ならではの、今までにない、まったく新しい試みだと思います。何か、びっくりするような化学反応が起こることを期待されているのではないでしょうか。化学反応の代わりに放送事故を起こさないか心配ですが。ともあれ、願ってもない大きな機会をいただいたからには、なんとかご期待に沿えるよう頑張りたいと思います。 今までの私の仕事は、「顔も名前も出さない裏方として」「誰かと一緒にじっくりと時間をかけて練ったものを」「タイミングを見計らいながら世の中に出していく」とい
10月7日、下北沢B&Bでのトークイベントにご来場いただいた皆様、ありがとうございました。 女子校で12年間一緒だった幼馴染、大学時代の同輩や後輩、乙女美学校のOGとその旦那様、出版社時代の同僚、担当編集者、プロの作家やライター、「残念炎上事件」の張本人などなど……「えっ、あなたが来るの/来てたの!?」といったお客様が多くて驚きました。来るなら先に言え。それぞれの分野について私よりよっぽど詳しい人々へのさまざまな「釈迦に説法」感が積み重なり、最終的には思い返すたび「おまえ何様やねん」と自分へのツッコミが止まりません。編集者ってあらゆることが広くて浅くて、あと基本的に人前に出る仕事でもないので、いろいろ至らなかった点は何卒ご寛恕ください……。 スタッフの皆さんの談話を鵜呑みにするならば(そう、鵜呑みにしていられたら幸福ですよね……)、「開店以来の予約者数、滅多にない来場者数」で「こんなに笑い
天國飯與地獄耳 Eavesdropping between Heaven and Hell 2020 _ Traditional Chinese 文筆家。東京都出身、ニューヨーク在住。出版社勤務を経てエッセイの執筆を始める。最新刊は文芸誌「すばる」の連載をまとめた『我は、おばさん』(集英社)。他の著書に『ハジの多い人生』『嫁へ行くつもりじゃなかった』『天国飯と地獄耳』『40歳までにコレをやめる』『女の節目は両A面』、二村ヒトシ・金田淳子との共著に『オトコのカラダはキモチいい』。 お仕事のご依頼は okadaic [at] heikinritsu.com まで。テーマ・期日・報酬など諸条件を明記した企画概要の形式にてお受けします。他のご連絡手段は返信が大幅に遅れることがございます。省力化のためご協力のほどお願いいたします。刊行物に関するご質問は出版社等に直接お寄せください。 Iku Okad
今年6月末日付で勤めていた出版社を退職しました。2004年4月に新卒採用で入社、研修を経て雑誌編集部に配属されて4年、その後、単行本書籍を作る編集部に4年。長いような短いような8年余でした。 そもそも所属組織名を表に出して活動していたわけでなし、わざわざネットで書くほどのこともあるまい、と思っていたのですが……。思い返せば、最初にお仕事がきっかけでご一緒させていただき、今現在もソーシャルネットワーク上でゆるく繋がっている、というご縁の方は多々いらっしゃいます。本来であれば一人一人に直接ご挨拶すべきところですが、まずは御礼かたがた筆を執った次第です。在職中は公私にわたり大変お世話になりました。本当にありがとうございます。 社会人生活の第一歩をスタートさせるとき、学費ローンの返済期間でもある「最初の10年」は、一つの職場に踏みとどまって頑張ろう、というのを最大の目標に定めていました。ずいぶん小
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