形から入る私です。 物心ついたときから形から入るようになっていたと思います。形から入っただけで、俺はもうすべてマスターした、みたいに思っていた自分を恥ずかしく思ったりするときもありますが、たぶんもう死ぬまで治らないと思うので、さほど気にしてはいません。 特に大学生の頃はまあまあの中二病でして、形から入る全盛期だったように思います。形から入ることに力を入れていたのは、文学青年っぽさを醸し出すこと。これを読んでいたらかっこよく見られるだろうなあ、という本をクリアケースに入れてタイトルが見えるようにしていたのです。 では、どんな本を持ち歩いていたのか。 自殺について まずはこれですね。ショウペンハウエルの『自殺について』。 自殺について 他四篇 (岩波文庫) 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤信治 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1979/04 メデ