最近、マーケティングの世界では、ITの浸透によって、コミュニケーションの速度があがり、 コモディティ化の速度が高まっている、ということが言われている。 言われすぎてしまって、大事なことが見えなくなっている気もする。 そういう時は、一歩立ち止まって考えてみることが大事なような気がする。 今の時代は、ITがすごすぎて、大航海時代の胡椒貿易が代表するような、 AとBを交換する時に発生するタイムラグや地域的な差異によって作れていた価値が、 なかなか作れなくなってしまったということが問題なんだと思う。 ※実は、そのへんの細かい話は、以前、情報社会学者の濱野さんにインタビューという形で聴いたことがあるので、 興味がある人はそれを参考にしてみてください。⇒ 東浩紀のゼロアカ道場 伝説の「文学フリマ」決戦 (講談社BOX) 作者: 東浩紀(道場主),講談社BOX出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009