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アメリカ大統領選
kaorifukushima.com
■あけましておめでとうございます。大晦日から正月までは、賀状書きと実家の大掃除にあけくれ、3が日はほぼ10年ぶりに一族郎党が両親の実家にあつまりローカルなお正月を迎えていました。ところでその間、世界では中国とASEANのFTAがスタートしましたね。32億人市場が登場し、人民元決済が急激に広がっていく雰囲気に。China13億のお客さまが所望すれば、そりゃ人民元決済も広がるでしょうよ。というわけで、これからは人民元をもっているヤツが勝ち組? ■なら、虎の子退職金をいっそ、人民元に換金して中国工商銀行に全額定期預金しちゃいませんか、というアドバイスを先日うけました。人民元はユーロのような、アジア統一通貨になるんでしょうか。円やドルの資産は今のうちに人民元に換えておいた方がお得なんですかね。たしかに、私が北京勤務になったとき、全財産を人民元に換金して定期預金にでもすれば、いまごろかなり、増えてい
◆いや、急に新書一冊8日〆で仕上げることになり、サイトの方にあまりかまけてられないのですが、さすがに周さん失脚が発表になったので、ちょっとは書いとかないとね。 ◆新華社北京電によれば、7月29日、ついに周永康が共産党章程と中央規律検査機関事件調査工作条例に基づき、「重大な規律検査違反」によって、立件にむけた取り調べを行うと党中央が決定しました。周永康同志じゃなくて、周永康と呼び捨てです。つまりすでに党籍剥奪されているんです。 ◆で、フェニックスとか、もう予定稿全部用意してましたぜ、ってくらい素早く全面的に特別報道やっとります。だけで百度で検索したら、検閲に引っかかる記事もあるようです。 ◆周永康って誰?という人に、簡単にご説明を。 胡錦濤政権時代の党中央政治局常務委員です。そのころ政治局常務委は9人いました。習近平政権では7人に減りましたが。共産党は集団指導体制と呼ばれ、党総書記を中心とし
◆上海福喜食品工場の問題の背景をちょっと考えてみたい。 実は昔(2007年)に「危ない中国 点撃!」(産経新聞出版)という本で、中国の食の安全問題について、集中的に紹介したことがある。 ◆そのころ、中国人ジャーナリスト・周勍氏からいろいろ、中国の食の安全問題について教えてもらったし、私自身、食品加工工場や輸入冷凍食品に野菜を供給する農場とかも実際に訪れてみた。水産品の養殖場や農村の豚の飼育現場も訪れた。 ◆私が記者として取材したのは2002年から2008年なのだが、当時の実感としては、食の安全問題は、生産現場のモラルの問題が大きいのだが、その生産現場のモラルがやたら低い背景には、やはり社会の格差があるのではないか、ということだった。あれから7~8年たっているので、今回の事件を同様に論じることができるかどうかはいろいろ意見はあると思う。だが、福喜の従業員の「食っても死なない」発言に、私は昔、
◆上海福喜食品会社という、米国食品大手OSI集団の上海現地法人が、賞味期限切れ肉を米国の有名ファストフードチェーンや日本のファミリーマートやセブン・イレブンにも提供していた、というニュースに、中国の消費者のみならず、日本の消費者まで衝撃を受けている。 ◆はっきりいって、中国の食品安全問題は古くて新しい問題であり、ありふれている話なのだが、さすがOSI傘下の、上海が誇る国際企業でこれをやられたら、もう何を信じていいやら、という感覚だろう。まず、言いたいのは、今回は米国系企業が問題を暴かれたわけだが、日系企業に同じブラックホールを抱えていないとは限らない。というか、日系サプライヤーは他人事でなくて急いで、中国現地法人のチェック体制を点検したほうがいいんでないか。地元テレビで暴かれて大バッシングという、いわゆる今はやりの劇場型腐敗摘発にやられたら、もう立ち直れないですよ。 ◆あと、改めて気づかさ
◆先日、テレビ関係の人から中国がらみの面白い企画ありませんか、という相談があったのだが、その時の相手のセリフは「ネガティブな話題だけでなく、なんかイイハナシヤナ~、みたいなのも取り上げたいですね」とのことだった。そこで、その時、この本「恵恵」を読んだばかりだったので、「中国でも、こういう、ものすごく、深くていいヒューマンドラマがありますよ」と例に挙げたのだった。 ◆中国が憧れた≪純愛≫ ◆日本に留学中の中国人女性・恵恵が日本人の高校生教師・健太と恋におち、結婚を約束した矢先に末期の乳癌が発覚。それにもかまわず二人は結婚。健太は言葉も通じない異国の北京で、献身的な看護で恵恵を支え、二人でがんに立ち向かう。彼女は逝ってしまったけれど、その短くも宝石のような愛と闘病の日々を、当事者の健太と、それを見守る母親・付楠が手記につづった。ちょっと「余命1カ月の花嫁」を思い出させるノンフィクション作品であ
今年の中国の子供の日(6月1日)の記念切手は1964年制作の中国の名作アニメ孫悟空がモチーフ。 中国通で中国映画字幕翻訳家の水野衛子さんにあったとき、この切手を見せられて、どう思う?何を読み取る?と問われてしばし考え込んだ。 切手は如意棒をふるう孫悟空、馬を駆る孫悟空、そして斉天大聖の旗をもった孫悟空。孫悟空、天宮で大暴れ「大闹天宫」の名場面。 水野さんいわく、如意棒は武力、馬は経済力の象徴。そして斉天大聖(天帝と肩を並べる聖人)の旗を掲げる孫悟空の意味は米国と肩を並べたぞ、という中国の自意識だと。もちろん、これは切手を見てこちら側が勝手に深読みしただけの話なのだけれど、中国のインテリなら、そう読み解くよね~、とうなずきあった。 彼女は中国人インテリと広く交流のある言語のプロだから、その深読みはあたっている。 とにかく中国って深読みの文化なのだ。このアニメ自体が1964年に作られた当時、中
7月1日は香港が中国に返還されて17周年の記念日。今年のこの日はぜひ香港にいたい、と思っていたのだが、結局見送った。費用対効果の問題で。やはり香港ダイレクトの航空券は高いのお。7月5日に東京にいないとだめなので、7月1日の香港取材と抱き合わせに中国での取材を組み込もうとすると日程がたりないのだ。少ない取材費は大事に使わねば。中国、香港、台湾にはとにかく現地に足を運びたいので、もし雑誌・テレビなど出張費つき取材依頼がぜひともお声掛けください。 ◆香港では2003年来の大規模デモ ◆で勝手なお願いをまくらにしてしまったが、今年の香港7・1のデモについて語りたい。主催者発表で51万人、警察発表9万8600人。今年、台北であったひまわり学生運動の反サービス貿易デモ(3月30日)も主催者発表50万人(警察発表11万人)。 ◆香港では2003年7月1日に香港基本法23条に絡む国家安全条例反対デモが50
しばらく投稿が滞ってました。ちょっと忙しかったのと、夏ばてしてたのと両方です。 この間、何をしていたかというと、本を一冊書きました。9月1日に書店に並びます。 これは上海福喜事件が起きたあと、なんで食品安全問題が中国で繰 […] この記事を読む
ジャーナリスト 福島香織のオフィシャルサイト オープンしました。ずっと自分の仕事用サイトを立ち上げねば、と思っていたのですが、なにぶんのIT音痴ゆえ、人様に頼まねばなりませんでした。で、チャイナクラスタの間では有名人の金ぶり高口氏にお願いしたところ、こんな立派なサイトが立ち上がりました。 一昔前に産経デジタルが運営するIZAというサイトで記者ブログというのを書いていたのですが、現在記者ブログは閉鎖されています。一番熱いときで1日のべ6万人がアクセスしてくれました。自分でも結構書きたい放題書いて、面白かったと思います。そのコンテンツも、このサイトに収容。福島香織が昔、どんなくだらんことを書いていたのか、見てやろうと思われる方、ぜひ過去記事も読んでください。中国かわってないやん、と思われると思います。 当面は昔の記者ブログ的なノリで更新しつつ、楽しんでいただけるサイト作りを工夫していきたいと思
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