【京急電鉄 1000形引退】 「ありがとう、あこがれの”赤い電車”」 【投稿者】 鉄道ノート編集部 ◇ 2010年6月27日 • 【カテゴリー】 1番線)特集, 人 真っ赤な顔に丸いおでこ、ちょんまげみたいな前照灯…。京浜急行といえば誰もが思い出す「1000形」電車が、28日限りで現役を退く。デビューから丸50年、通勤客や行楽客を乗せて疾走した、関東私鉄きっての名車だ。かつてハンドルを握ったベテラン鉄道マンたちも、惜別の情に駆られている。 「”お隣さん”の列車と肩を並べても負けなかったですね。駅を後から発車しても、追い抜いてしまうほどの高性能でした」。同社の運転士などが所属する新町乗務区(横浜市神奈川区)の区長、重松聖一さん(58)は懐かしげに話す。 ”お隣”とは、並走する東海道線のこと。1000形は加速、減速の素早さが自慢で、駅間が短く曲線の多い京急線に、うってつけの存在だった。全車両に